テストに出ない英語シリーズまとめ その1
今回は、ツイッターで時々つぶやいている、サッカー英語を例文付きで紹介するシリーズをまとめてみようかと思います!文字数制限に縛られない分もう少し詳しく解説できるのではないかと思います。
見返していたら思っていたよりもたくさんあったので残りはまたそのうちまとめます!
Shithousery: 翻訳不可能
上手く日本語に該当する語がないのですが、主に、ルールの穴を突いて利益を得る行為の総称をいいます。審判の見ていないところで相手を押したり、カード覚悟でファウルしたり等。ケガしたふりをして時間稼ぎをしたりするのも広義ではこれに入るかもしれません。
日本語でたまに使われる言葉だと、マリーシアが近いかもしれませんが、マリーシアよりもなんとなくダーティというか、そんなイメージがあります。
例: Kolasinac’s shithousery lacks subtlety.
コラシナツはもう少しうまくばれないようにファウルをしてほしい)
subtlety は良い意味での微妙さという意味で、コラシナツのshithouseryは微妙さを欠く、という意味ですね。
to come through the ranks: ユース卒である
これはもともと軍隊を由来とする言葉で、rankというのはランクという日本語からもわかる通り、地位や役職のことで、つまり一兵卒から身を起こす、ゼロからスタートして上の地位に上がっていく、ということです。
これが転じて、自クラブのユースチームに若いころから在籍し、アンダーレベルを経てトップチームに上がってきた選手のことを言うのに使います。
例: There are many players currently at Arsenal who are coming through the ranks.
今のアーセナルにはユースからトップチームに上がってくる選手が多くいる。
Iwobi came through the ranks at Arsenal.
イウォビはアーセナルのユース卒選手だ。
to thread a ball/pass: 間を通すパス
これは結構マイナーな言葉で、そこまで遭遇頻度は高くないので、なぜそもそもこの単語を解説しようと思ったのか忘れてしまったのですが笑 threadは糸のことで、動詞として使う場合は間を縫う、のような意味があります。
つまり、相手選手の間を縫うスルーパスのことを言います。エジルの得意技。
to stay on one’s feet: むやみにスライディングにいかない
直訳すると、立ったままでいる、という意味なのですが、つまりスライディングにいかない、という意味で、ポジティブに使われます。"Stay on your feet!"と呼びかけるように使われることもありますね。
例: Mustafi never learns to stay on his feet.
ムスタフィは無暗にスライディングにいってはいけないということを決して学ばない。
batter: ぼこぼこにする
batterには野球のバッターという意味のほかに、てんぷらやフライの衣、という意味もありますが、動詞では打ちのめす、ぼっこぼこにする、という意味もあります。
ここから、サッカーでは、日本語でいうところの"爆敗する"のような感じでよく使われます。最近はそこまで多くありませんが、ベンゲル監督時代後期にはよく見かけましたね。笑
例: Arsenal were absolutely battered by Bayern.
アーセナルはバイエルンにコテンパンにやられた。
少しニュアンスは違いますが、shattered(粉々になる)という単語もあります。これはどちらかというとArsenal’s confidence is shattered at the moment(アーセナルの自信は粉々になっている)のように使います。
Banter Club: ネタクラブ
banterはからかい、冗談、の意で、普通の場合は、It’s only banter(単なる冗談だよ。)のように使います。何となく、ただのジョークよりも煽り度が高いような気がするというか、日本語的には冗談+煽り÷2という感じかもしれません。
また、banter clubとなると、日本語でアーセナルが"ネタクラブ"という際と近いニュアンスで使われます。
例: Arsenal have become a banter club.
アーセナルはネタクラブになっちまった。
正直アーセナルとトッテナム以外に使われているところを見たことがないです。笑 ただトッテナムはまたそのうち解説しますが、spursed it upとかspursyとか、専門の語を使うことが多いので、圧倒的にアーセナルに使われる頻度の方が高いです。
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