今季のアーセナルの3つのポジティブな点
なんだか最近のアーセナルはネガティブな話が多いので、選手採点でもよくお世話になっているDowdeswellさん(読み方がわかりません笑)による、今季のアーセナルのポジティブまとめです!
チームの刷新
この夏、アーセナルはチームを徹底改造する必要があった。ベンゲル時代の負の遺産をなくし、モダンなチームに生まれ変わらなくてはならなかったのだ。未だに高給を得てあまり活躍しない選手もいるにはいるが、ついにエメリは彼らと決別するつもりでいるようだ。
ついにシュコドラン・ムスタフィがチームを外れ、カップ戦のみの出場となっている。面白いことに今季の彼のパフォーマンスはなかなか良いが、それでも彼のアーセナルでの時間は終わりに近づいているとみるべきだろう。
また、年齢的に恐らくソクラティスもそこまで長くアーセナルにはとどまることはないと予想され、チェンバースやホールディングといった選手たちが台頭し、彼らのポジションを奪いつつある。
そして、キャプテンを巡る騒動の末に、グラニト・ジャカも移籍の確立が高まりつつある。あの事件いこう一分もジャカはプレイしておらず、特にゲンドゥージの成長が著しく、ジャカ以上のプレイを見せている。
アーセナルが彼らを放出し若手の起用に踏み切るのであれば、長い目で見ればこれはクラブにとってポジティブだといえるだろう。
マッテオ・ゲンドゥージ
昨季最も期待が持てるプレイを見せた若手の一人がマッテオ・ゲンドゥージだった。パスレンジ、気迫、運動量に長い手足を活かしたプレイ、そしてファンからの人気も高かった。
だが、同時に問題も抱えており、彼のエネルギッシュで神出鬼没なスタイルはポジショニング面で不安を抱え、相手から利用されることも多かった。
また、シーズンが進むにつれて疲れ始めたのか一貫性も欠いており、常に高いレベルでプレイし続けることには苦戦していた。最終的にはジャカ、ラムジー、トレイラのトリオにポジションを譲り、ベンチに下がることになった。
才能は明らかだったが、より洗練される必要があった。
したがって、二シーズン目がゲンドゥージに非常に重要なものになるのはわかっていた。昨年はただの当たり年だっただけなのだろうか?それとも、今季もまた輝き、チームにとって重要な選手だと示せるのだろうか?
今季のここまでを見るに、どうやら後者のようだ。ゲンドゥージは現状アーセナルでベストのセントラルミッドフィルダーで、チームを前に進ませる必要がある時にエメリが頼る選手となっている。
調子の波もマシになり、ポジショニングも少しずつ良くなている。ゲンドゥージは既に、ワールドクラスの素質があるというだけではなく、ワールドクラスの選手へと一歩ずつ歩みつつある。これはアーセナルにとって大きなポジティブだ。
若手の成長
アーセナルの重要な特徴の一つは、若手の育成に積極的なことだ。アーセン・ベンゲルが去ったあとでさえも、若手にファーストチームでの長期的なキャリアの可能性を与えるという伝統は守られ続けている。
忘れられがちだが上述のゲンドゥージはまだ20歳だし、他にも多くの若手がプレミアリーグで出番を得ている。特に注目なのはサカ、マルティネッリ、ウィロックの3人だろう。
特に彼らに関して素晴らしい点は単にカップ戦で出場しているだけではなく、ライバルを蹴落としてファーストチームの座を勝ち取っているということだ。
ウィロックはプレミアリーグの最初から先発し、最近ではジャカよりも出場が多いし、サカはペペよりも信頼を得ているように見える。
そして、マルティネッリはクラブ第二位の得点数を誇り、今やファンの人気者だ。
エメリには欠点は多くあるが、ビッグゲームで若手を起用するのにためらいはしなかった。そして、彼らもまたその信頼にこたえて見せたのだ。今季ずっとこれが続くよう願おうではないか。
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