ニコラ・ペペとセバージョスこそがアーセナルに欠けていたピースだ

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昨季プレミアリーグで、13チームがアーセナルより多いドリブル企図数を記録した。そして、シュート数では10チームがアーセナルを上回っていた。これは、2018年にアーセナルがサンチェスを失った影響というのもあるだろう。彼はシュートを多く打ち、ドリブル突破を積極的に仕掛ける選手だった。

この2,3年でアーセナルはチームのドリブラーを少しずつ放出していった。カソルラ、ロシツキー、チェンバレン、ウィルシャーといった選手もチームを去った。 ウォルコットはドリブラーとは言えなかったが、相手守備陣にカオスをもたらす能力は備えていた。

簡単に言えば、今のアーセナルはドリブラーが不足しているせいで、ペナルティエリア内で相手に十分にストレスを与えることが出来ていないのだ。イウォビとムヒタリアン、エジルの三人は上手に攻撃を構築することが出来るが、最終局面での迫力に欠ける。

ウナイ・エメリはチームの攻撃力を上げるために、ラカゼットとオーバメヤンを同時に起用することが必要だと判断し、不慣れな5-3-2を用いることを強いられた。

アーセナルの攻撃はこの二人のストライカーの個人技に過度に依存するようになった。アーセナルには、もっと多くの、サイドでダイナミズムと予測不能性を与えられる選手が必要だ。

この意味では、ザハやエヴェルトンへの興味が取りざたされたのは筋が通っていた。そして、ペペが北ロンドンへの移籍間近だというニュースが駆け巡った。彼はWhoscoredによれば、リーグアンで昨季一試合当たり平均3.1本のシュートと2.7成功ドリブル数を記録している。これは、イウォビやムヒタリアンをはるかに上回る数字だ。

そして、PKの得点を除いたとしても、ペペ一人でイウォビとムヒタリアンの得点の合計よりも多くゴールを決めている。確かにプレミアリーグはペペが活躍した環境よりも一段上のレベルかもしれないが、フランスでの成績は素晴らしいものだし、彼は24歳で、もうただの若者ではない。

そして、似た理由でセバージョスの獲得も筋が通っている。ガナーズの中盤はプレミアリーグでもより鈍重で、弾力性がない部類に入る。トレイラとゲンドゥージの獲得はポジティブな一歩だったが、まだまだよりスピーディにボールを扱えて、ボールをそのまま前に運べる選手をアーセナルは必要としている。

セバージョスはこのようなアーセナルの中盤を変えてくれるだろう。頭数という意味ではアーセナルはラムジーの代役を必要としていたが、どちらかと言えばセバージョスはよりサンティ・カソルラの代役に近いように見える。

だが、深い位置でプレイすることが多かったレアル時代と比べてU-21でより高い位置でプレイしていた時のほうがスタッツ的には優秀だった。今季のユーロU-21で誰よりも多くのチャンスを作り出し、そして最多のドリブル数を記録したのだ。

もちろん、対戦相手の質の影響もあるだろうが、エメリが中盤の底の2人のうちの一人としてセバージョスを起用するのか、それともトライアングルの頂点で起用するのかは興味深い。彼はとてもプレス体制が高い選手で、狭いスペースで相手から逃れる能力に長けている。これこそが、サンティ・カソルラの負傷離脱以来アーセナルに欠けていたものだ。

チームにはエジル、ジャカ、トレイラといったボールを前に運ぶパスを出せる選手が多くいる。だが、お互いの中盤が激しくぶつかり合う展開になった際にボールを前に運ぶことのできる選手がほとんどいない。

セバージョスは、恐らくこの穴を埋めてくれるだろう。買取オプションがついていないのは確かに残念だが、彼はレアルでのポジションを取り返そうと燃えているようで、これは今季のパフォーマンスにポジティブな影響を与えるだろう。

セバージョスとペペの獲得が最終的にどのように転ぶかは誰にもわからない。だが、その裏の意図は簡単に見て取れる。これこそが、アーセナルファンが長年クラブの移籍戦略に求めていたものなのだ。

(Source: https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/nicolas-pepe-and-dani-ceballos-add-exactly-what-arsenal-have-been-missing-1.1224099 )

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