選手採点 アーセナル vs フラム(H) 2023/2024 第3節
ホームで開幕直後の失点が多すぎるアーセナル。
📺 The key moments from #ARSFUL 👇
— Arsenal (@Arsenal) August 26, 2023
GK
ラムズデール: 5
2点目に関してはどうしようもなかったと思うが、試合開始直後の失点時の対応は少し残念だった。ただ、その後何度か良いストップでチームを救った。
DF
パーティ: 5
ジンチェンコの偽サイドバック以外のシステムのオプションとして(ティンバーの怪我の影響もあるかもしれないが)昨季から進められているパーティの右サイドバック起用だが、ここまでの所あまりうまくいっているとは言い難い。
ホワイト: 7
何度か素晴らしいサイドチェンジを見せ、オーバーラップでの貢献も良かった。
サリバ: 6
悪くはなかったが、危ういパスミスが見られたのと、最後のトラオレへの対応のシーンは相手選手のリアクション次第ではPKになっていてもおかしくなかった。
キヴィオル: 6
ジンチェンコのコンディションの影響もあったかもしれないが、左サイドバックとして先発、昨季は多少無理をしてでもジンチェンコがプレイ可能な状態であればとにかくジンチェンコを起用していた印象なので、そういった意味では方針の変更/キヴィオルへの信頼が窺えた。
パフォーマンスとしては特に問題はなく、流石に守備の対応はガブリエルと比べてしまうと、という感じだがとはいえ試合展開的に特にそこが突かれることもなく、キック精度の高さを持ったキヴィオルの起用の理由は理解できた。
MF
ライス: 6
決定的な仕事はなかったが、起用に中盤をこなした。後半の選手交代を見るに、ジンチェンコが左サイドバックの形でも、アンカーとしての序列はやはりライスの方がパーティよりも上のようだ。
ウーデゴール: 6
散発的に上手い場面こそあったものの、昨季ほどの圧倒的なパフォーマンスをまだ今季は見せられていない。ただ、相変わらずミドルシュートを枠に飛ばすのが上手い。
ハヴァーツ: 5
賛否両論ありそうなパフォーマンスだった。個人的にはうまくかみ合わなかったのは左サイド全体の問題であったように思う。今季ここまではアルテタからはライス・ハヴァーツの同時起用をうまく機能する所までもっていく、という意志が感じられるが、交代で出場したビエイラが分かりやすい活躍を残しただけに、来節のメンバー選考は少し注目かもしれない。
FW
サカ: 7
試合開始直後の失点の起点となってしまったが、その後冷静にPKを沈めチームに同点弾をもたらした。どうやら基本的にはメインのPKサッカーはサカである、というのは変わったわけではないようだ。
マルティネッリ: 6
全体的には悪くはなかったが、攻撃の最終局面での精度を欠いた。
トロサール: 5
今季好調そうで、ついに先発に抜擢されたが結果を残せず、ハーフタイムに退いた。
交代選手
エンケティア: 8
ビエイラのボールに見事に合わせ、勝ち越し弾をゲット。先発すれば点を取れるが途中出場では点を取れない、というのが続いていたが、45分あれば途中出場でも得点できるという所を示した。その後もボックス内で存在感を発揮し、今季ジェズスとはまた違うタイプのストライカーのオプションとして、エンケティアの立場がどうなっていくのかは興味深い所だ。
ジンチェンコ: 7
流石の安定感で投入後試合の流れが一気に変わった。ただ、今季もアーセナルはジンチェンコ不在時の形をどう作っていくか、そしてジンチェンコを左サイドバックとして起用するのがためらわれるような強力な攻撃陣を備えた相手への対策をどうするべきかに頭を悩ませていくことになりそうだ。
ビエイラ: 8
なかなかプレミアリーグへの適応に苦しんでいる様子だったが、ついに覚醒の一歩目を踏み出したか。フィジカル面は全く異なるが、一番ジャカに近い役割を果たせるのがビエイラなのかもしれない。マルティネッリとのパス交換からPKを獲得し、素晴らしいボールでエンケティアのゴールもアシストした。
(ジョルジーニョとジェズスは出場時間が短いので採点なし)
ディスカッション
コメント一覧
アルテタはペップやデゼルビと違ってフィニッシュワークに関しては自由にやらせるんで、前半みたいな事がよく起こる
エンケティアが出てくるまで裏を狙う動きが皆無で、奥行きが使えずブロック外での個人任せになって停滞してましたね
あとやっぱライスのDFラインに下りてきちゃう問題
相手のプレス枚数に対して後ろが足りてるのに、出口になって欲しいのに下りてきてしまう
何故にダメなのかを活字で説明するとエグい長文になるんで割愛しますが、要するに前線では裏を狙う選手が必要
後ろはライスのタスクをはっきりさせる
早く最適解を見つけてほしいですね
アーセナルが昨年プレミア席巻したのは、質の高いボール保持でシーズンの大半のイニシアチブを握ったからでしょう
おそらくテクニックの耐性が高いヨーロッパでは苦戦した
ハイプレスとボール保持、いまじゃどこもやってる
少し前まで試合を殺すことはエメリンのようにボールを放棄することだった
高いレベルでボールを失わないことは最もリスクヘッジになり、かつ試合を生かすことにもなる
能力は低くても技術さえ訓練すれば強豪にも対抗できる
今シーズンライスティンバー加えてより高いレベルの保持をすでに実践している
このゲームモデルにアルテタはおそらく手応えを感じてる、もはや鳥かごです
最後方で広大なスペースをカバーするのにサリバを選んだのでしょう
攻守のバランスを保った状態でいかに出し手を減らして受け手を増やすか、そのためにライスをシームレスに動かしたり
対策を講じてくる相手を手をかえ品をかえいかに出し抜くか
ハフェルツに期待されてるのは構造上ウチに足りてないCFのようなボックスプレーでしょう
たしかにフラム戦はよくなかった
おそらくボックス要素を加えれて現在のゲームモデルでフィットできる唯一の専門職といえるのでは
前節重大な問題が露呈したように思われ、終盤の感動的な守備も素直に受け止められなかった。
選手が内面にドロドロしたものを抱えているのは当然だが、それをどう超克するか。
膿は傷をつければ流れ出す。妙な話だが、失点の仕方は良かった。
私は8試合ぐらい我慢するつもりだが、もっと早くすごい事になるかもしれない。
前節の勝利を今、喜びたいと思う。
…それにしてもティンバーの離脱は痛い。