好調のアーセナルを支えるアレクサンドル・ラカゼットとヌーノ・タヴァレス 後編
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タヴァレスのビルドアップへの貢献
以下の画像がタヴァレスがアーセナルのビルドアップにおいてカギとなったということを示している。
アーセナルは2-4-4の形で、レスターが5人でプレスをかけにきている。先ほど述べた通り、アーセナルは数的優位を確保できている。
そして、この場合にスミスロウの素晴らしいポジショニングがレスターの右WBカスターニュを翻弄していたため、タヴァレスがフリーマンとなることが多かった。
上の場面で足元でボールを受けたタヴァレスにティールマンスがプレスに行こうとするが、彼はそれを簡単にかわし、最終的にラカゼットにボールを預けることに成功する。,
タヴァレスのスピード、アスリート力とパワーはチームに新たな側面をもたらしたが、レスターを苦しめたのは彼のボールの持ち上がりだけではない。タヴァレスはライン間のスペースに向けて鋭いパスを放つことも出来、これはオーバメヤンら前線の選手を活かす上で非常に重要だった。
下の場面では、再びタヴァレスがボール保持時に十分な時間とスペースが与えられている。
ここからタヴァレスは自分で持ち上がるのではなく、オーバメヤンの足元に正確な縦パスを入れることを選択し、レスターの緩いプレスのラインを突破した。最終的にこのボールは右サイドまで運ばれることになる。
ラムズデールの果たした役割
また、付け加えると、この時間帯にレスターはラムズデールにまでプレスをかけようとしたため、よりファイナルサードにボールを進めるのがガナーズにとって容易となっていた。
彼のパスレンジは素晴らしく、何度も前のアタッカーを見つけ出すことが出来ていたからだ。これにより、アーセナルにはボール前進の第3のルートが出来ていた。
このようにフレキシブルかつバラエティに富んだビルドアップのパターンをアーセナルは用意できたことで、ボールを前に進めることができ、アーセナルはレスター守備陣を深い位置に留めることが出来ていたというわけだ。
得点自体はセットプレイとカウンターから生まれたものだったが、これらはボールを高い位置にキープして相手にプレッシャーをかけ続けたことの賜物で、これに関してラカゼットとタヴァレスが非常に重要な役割を果たしていた。
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