選手採点 アーセナル vs ウエストハム(A)【プレミアリーグ 2020-2021 第29節】

選手採点

何とも言えない!

レノ: 5

失点場面はチーム全体として酷かったので、特にレノに関してどうこうという事はないが、2失点目のシュートを股下を抜かれてしまったのは切なかった。

チェンバース: 8

今日の試合の裏マンオブザマッチと言ってもいいだろう。

バーンリー戦と同じく、恐らく高さを買われてセドリック・ベジェリンではなくチェンバースが先発、という事だったのではないかと思うのだが、蓋を開けてみればデイビッド・ベッカムの魂が宿り、攻撃特にファイナルサードでの貢献が目立った。

素晴らしいクロスを連発し、スタッツ的な扱いはわからないが、実質2得点をアシストした。ついこの間までチームを外れており、しかもCB扱いだったチェンバースが右の深い位置でボールを持った時一番期待感があるのは少し面白かった。

ルイス: 4

失点の形自体はCBがどうこう、という話でもないような気はするが、しかしやはり3失点してしまうのはいただけない。パス能力が買われているのはわかるが、最近ずっと出場が続いており精彩を欠いているような気がするので、休息も兼ねてそろそろホールディングの出番ではないだろうか。

マリ: 4

ルイスと同じく何か致命的なミスがあったというほどではないにせよ、訪れた先発のチャンスを活かせなかった。とりあえずはガブリエルに次いでセカンドチョイスという事になりそうだ。

ティアニー: 6

やはり替えが効かないポジションで疲労がたまっているのもあってか、思ったようなパフォーマンスは見せられなかった。2失点場面で他の選手と同じく気を抜いていたのは少々意外だった。

ただし、一秒間で"2点を救う"素晴らしいシュートブロックは見せた。(もちろん一度目のブロックがあったからこそ二度目のピンチがあったわけで、あくまで比喩的な話なので実際には2点は救っていないが、面白い実況だなと思った。)

ジャカ: 6

平常運転でパス数は多く、いつも通りのジャカ、といった感じのパフォーマンス。

パーティ: 6

最近少々苦戦が目立っている印象だが、今日の試合ではボール回収14という驚異の数字を記録。放り込まれたスミス=ロウがどうポジションを取っていいのかわからないような感じだったのであまり機能しなかったかもしれないが、将来的にはパーティのアンカーというのは面白いかもしれない。

低い位置でボールをもって縦へのパスを入れられるのも心強い。

ただし、ルイスのFKとパーティのミドルシュートは入りそうな気配が微塵もない。

ウーデゴール: 9

自滅的な失点から3-0になった時にも肩を落とさなかった数少ない選手の一人だった。ローン出来ているチームでここまで強く戦えるというのはそのメンタリティがいかに優れているかの証明だろう。

チームが手も足も出ないような状態で独力で引っ張る気概を見せ、キーパス4、ペナルティエリアのパス7、ドリブル突破4とアーセナルの攻撃の中心となった。

しかし、最も苦しい時間帯にチームを引っ張るのがウーデゴールというのはちょっとチームが心配になる。

サカ: 6

まだ若手だし、怪我明けなのである程度は仕方ないが、やはりまだ本調子ではないのだろうな、というパフォーマンスだった。

オーバメヤン: 4

何故か右サイドで先発し、案の定機能せずすぐに左に戻ったが、残念ながら左でも良いプレイは出来なかった。正直スタメンを外れてもおかしくはない出来だが、オーバメヤンはベンチに置いて休ませるというよりもプレイを続けてリズムをつかむタイプの選手のように感じるし、悩ましい所。

ただし、チャンスに顔を出す意外との部分での限界はアルテタも承知のうえで、それが分かったうえで巨額の契約延長に踏み切ったのだから、オーバメヤンの能力を引き出せるチームを作るのはアルテタの仕事の重要な一部だろう。

ラカゼット: 8

ウーデゴールと並んでチームが苦しい時間帯に気を吐いた。

記録上はオウンゴールという事なってしまったが1点目も実質ラカゼットのゴールのようなものだし、3点目は素晴らしいヘディングだった。

何度か軽やかなオシャレワンツーも見せた。

交代選手 スミスロウ: 6

いつもの左サイドやトップ下にはすでに他の選手がいたこともあって、少し迷子気味でプレイしていた。オーバメヤンを下げて左にスミスロウでも良かったのではないかと思う。

ペペ: 6

途中出場でラカゼットへのゴールをアシスト。出場時間は限られているものの最近安定して結果を残しているので、もう少し長く見てみたいような気はする。

(マルティネッリは出場時間が短いため採点なし)

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Posted by gern3137