arseblog氏によるアーセナル vs トッテナム戦振り返り
ハハハハハッ!!!
この試合を観客ありで行えていたらどれほど素晴らしいだろう、とは思ってしまうものの、それでも一点ビハインドから追いついてダービーに勝利したことと、そしてモウリーニョの(比喩的なものだが)涙を思い出しながら月曜日の朝に起きられる、というのは非常に良い気持ちだ。
試合前にちょっとしたドラマがあり、オーバメヤンが遅刻によりメンバーを外れるという事件が起きた。アルテタがなぜわざわざこれを公にしたのかはよくわからないが、今回の試合に関しては特にこれは大きな意味は持たない。
アーセナルは勝利し、トッテナムは敗れたのだから。
我々は良いサッカーを見せた。事前の予想通り、トッテナムは低めに構えて攻撃面の脅威はほとんどなかった。スミスロウはバー直撃の素晴らしいシュートを見せ、その後も素晴らしいチャンスを作り出したがラカゼットはそれを逃してしまった。
前半ラカゼットはあまり良かったとは言えず、そしてスパーズが先制点をしたことで、それはアーセナルに重くのしかかることとなった。
恐らくハムストリングの怪我でスパーズはソンを失い、エリック・ラメラを投入した。彼は本当に苛立たしい選手で、まるでアソコの周りに出来た蕁麻疹くらい苛立たしい奴だ。
彼は登場してすぐジャカとのやりあいがあり、その後彼がゴールを決めたのは本当に煩わしかった。スカイのスタジオではジェイミー・レドナップが先週ロイ・キーンに泣かされたので今週は優しくしてやろうと決めたらしく、何故かこのゴールがプレミアリーグ史上最高のゴールの一つだということになっていた。
全く持ってナンセンスだ。私はこのゴールより素晴らしいゴールを100か1000くらいは挙げられる。
その後アーセナルはまたしてもポストを叩いた。今回はセドリックで、ラカゼットの謎のステップオーバーの後でのボールにたどり着いてのシュートだった。
もちろん私はラカゼットにどうプレイすべきか助言する立場にある人間とは程遠いが、基本的には私が思うに、ストライカーというのはゴールから数mの距離にいるならゴールに向かってボールを蹴るべきだ。
もしかすると、だからこそこの後の場面でティアニーはウーデゴールへのパスを選択したのかもしれない。ウーデゴールはボールから離れていくことはせず、ゴールに向かって蹴ることを選択した。
このボールが相手DFにディフレクトしてロリスの向こう側、ネットの中におさまった。
確かに少し幸運かもしれないが、このウーデゴールの今週二得点目はアーセナルファンに愛されることだろう。それに至るまでの流れも素晴らしかった。
そして、ハーフタイムでは怪我のサカに代わってペペが登場した。
ラメラがスミスロウをファウルしたのにもかかわらず、審判はカードを出さず、その後も彼はスパーズが数えきれなないほどファウルすのを許容し続けた。
最終的にスパーズが10人になったことを考えると少し奇妙に聞こえるが、試合を通してファウルに関する判定はスパーズにかなり甘かったと思う。例えばジャカは、この試合一つ目のファウルでイエローカードをもらったにも関わらずだ。
下の画像を見てみてほしい。ケインはイングランド代表のキャプテンなので、審判やメディアから優遇されているというのはもう周知の事実ではあるが、これでイエローカードすら出ないというのは馬鹿げている。
彼は特に罰則を受けたりすることなく暴力行為を遂行するという特殊能力があるので、引退後に警察部隊向けのコンサルで一山当てられるのではないだろうか。
これでアーセナルが負けていたら、この主張も負け惜しみのように聞こえてしまっただろうから、今回はアーセナルが勝利出来ていてよかった。
なんにせよ、ハリー・ケインは将来的に誰かに深刻な怪我を負わせる可能性がある悪党だ。
そして、その後ペペがラカゼットに素晴らしいパスを放ったが、ラカゼットがこれを外してしまったのはまさに彼の一日を象徴するようだった。
だが、シュートは大きく外れたが、サンチェスが突進してラカゼットを倒してくれたので事なきを得た。モウリーニョはあれはPKではないと主張していたようだが、あれはPKだ。マッチオブザデイのジャーメイン・ジェナスもPKではないと主張していたが、あれはPKだった。
あれが何曜日に起きたとしてもPKだ。これはアーセナルに起きたから言っているわけではない。想像してみてほしいのだが、もしダビド・ルイスがあのような形でボックス内に相手にぶつかっていったとしたら(もちろん現実にはそのようなことはなく、彼は良いプレイをしていた)、アーセナルファンは不利な判定だ、こんなものはPKではないと文句を言っていただろうか?
恐らくそんなことはないだろう。恐らく、我々のうちの誰が彼を森に拉致して樹に縄で括り付けて放置すべきかの議論をしていたはずだ。
全体的な出来は良かったとは言えないラカゼットだが、非常にプレッシャーがかかる場面で最高のPKを決めて見せた。パフォーマンスから言えばこの時点でそこまで私は自信を持っていなかったが、このPKは正しい方向に飛んでいたとしても止めるのが不可能なタイプの完璧なPKだった。
その後、レッドカードのドラマが続いた。
遅すぎるくらいだったがついにパーティへのファウルでラメラがイエローをもらい、彼は性悪なヒールであることが天性の性質であり、避けられないのでキーラン・ティアニーの顔面に腕を振り回して二枚目のイエローカードをもらった。
特に判定に疑問の余地はなく、サイドライン際のモウリーニョですらこれがあからさまなファウルであることはわかっていたようで、特に反論は出来なかった。
こうして11人vs10人になり、試合は楽になるはずだった・・・が、そうはならなかった。ウィリアンとスミスロウが変わり、突然チームはパニックを始めた。
アーセナルが一人多いとは信じられないくらいで、オフサイドだったがケインがゴールにボールを叩きこみ、突然生き返ったルーカス・モウラがアーセナルを引き裂き始めた。
フリーキックからケインがポストを叩き、サンチェスが後は空のゴールに決めるだけかと思われたが、ガブリエルがとんでもない守備を見せて我々のリードを保った。
そして、なぜかレノはこの時点で数的優位を生かしてボールをつなぐ代わりにロングボールを蹴っ飛ばすのが良い考えだと思ったようだった。
この試合の終盤のアーセナルのまずさについては試合後の会見でアルテタもコメントしており、願わくば我々がここから学び、このようなことが二度と起きないことを祈ろう。
もちろん、アーセナルファンの心臓に問題を引き起こそうとしないアーセナルなどもうアーセナルではないような気もするが。
だが、終盤のスリルがこの勝利の素晴らしさを損なうわけではない。選手個人という面で見ると、エミール・スミスロウは素晴らしかった。
彼は本当に賢い選手で、彼はチームの誰とでもうまく連携することが出来る。ウーデゴールとスミスロウが冷静に、かつ技術面で高いスタンダードでともにプレイしたのは勝利において非常に重要だった。
もちろん、それらの選手がわき役だったというわけではない。試合に出ていたほぼ全員が良かったし、ソリッドなチーム全体としてのパフォーマンスだった。
こうしてアーセナルは素晴らしい一週間を締めくくることに成功したわけだが、ここから一貫性をもって今後に繋げるなどなど・・・はもちろんなのだが、今日はこの瞬間を楽しもうではないか。
ラメラの悲しい顔を思い浮かべよう。あるいはモウリーニョの悲しい顔、ジェナスのでもいい。あるは声に出して笑おう。出来るだけこの瞬間を楽しもう。
何故なら、現地で祝うことはできなかったにせよ、このような試合での勝利はサッカーの魅力の重要な一部なのだから。
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ディスカッション
コメント一覧
ったく壊されたらたまったもんじゃない
誰でしたっけ、落合監督でしたっけ
ちゃんと指導してもらいたいもんですよ
終盤のマズさは、
レッドで圧倒的有利な立場
ここ数試合もあってミスを過剰に恐れる
守りに入る心理
ゲームコントロールを標榜するチームに
思考停止がおきてコントロール不能になったとき
イニシアチブ取ろうとしたのはジャカです
たいしたもんですよ