アーセナルが獲得を目指すべき5人のお買い得選手 後編
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アディル・アウシシュ
ほとんどだれも聞いたことのない若手MFがフランスからノースロンドンへ、というのはアーセナルにとってはおなじみの展開だ。
もちろんこう言ったタイプの獲得は常にうまくいくとは限らない。
だが、夏の予算が限られているのであれば、アウシシュのような17歳に賭けてみるのもありではないだろうか。彼は現在PSGの二部に在籍中で、今季3試合ファーストチームの試合に出場している。
それらの試合でもそこまで活躍できたとは言えないが、彼は夏にフリーエージェントになり、フランスじゅうから注目されている。
アウシシュはフランスのU-17代表では25試合で16ゴールを挙げており、2019年の夏のU-17ユーロでも9得点を挙げた。
もちろんもし獲得するとしても将来のための投資ということになるだろうが、今アーセナルは現在よりも将来へ投資するべきなのではないだろうか。
これまでのアーセナルのプランニングは万全とは言えず、そのおかげで数々の有望な若手を逃してきた。今季の移籍市場を有用なものにするにはリスクを冒す必要があり、アウシシュの獲得は冒す価値のあるリスクだと言えるだろう。
マリオ・ゲッツェ
二週間前にボルシア・ドルトムントはマリオ・ゲッツェが今季末でクラブをフリーで離れると発表した。
彼のキャリアは慢性的な怪我のおかげで大いにダメージを受けてしまったが彼はまだ27歳だ。
アーセナルがクリエイティブなトップ下を必要としているかはアルテタが今後も4-2-3-1を続けるのかそれとも4-3-3にシフトしてダイナミックな8番方の選手を起用するか次第だが、もし前者ならエジルはサポートが必要だ。
右利きの中盤の選手を獲得するのは戦術面からみて筋が通っている。ここまで純左利きともいえるペペとエジルが同じサイドにいる攻撃は停滞してしまうことが多い。
隣に右利きの選手を配置することで、ペペは相手にとってより厄介な存在となり、そのポテンシャルを活かせる場面も増えるだろう。
ただ、子の獲得には2つの障害がある。
一つ目は、最近ゲッツェがあまりサッカーをプレイできていないことだ。今季ブンデスリーガで15試合しか出場していない。
また、二つ目は金銭的な問題で、フリーエージェントになるとはいえ、ゲッツェは現状ドルトムントで得ているのと同程度の額を要求するだろう。
これは週給17万ポンド程度だが、短期的なアーセナルの中盤の解決策としては支払う価値があるかもしれない。
ドミニク・ショボスライ
ドイツでRBライプツィヒが大躍進を見せている背景には、彼らが姉妹クラブであるRBザルツブルクの有望株をうまく連れてきている影響が大いにある。
マネ、ケイタ、ウパメカノがそのよい例だ。
それならば、ライプツィヒが手を出す前に引き抜いてしまえばよいと考えるのも自然なことだろう。
アーセナルがこの夏獲得を絶対に考慮すべき選手がこの19歳のハンガリー人、ドミニク・ショボスライだ。
2019/20シーズンは主に左サイドが主戦場だが、彼は中央でプレイするための素質を全て備えている。彼は4-3-3における非常に魅力的なオプションになるだろう。
彼は生まれつきのアタッカーで、守備面ではまだまだ改善の余地はあるものの、これは丹念なコーチングで何とかなるだろう。
噂では移籍金は15m£程度といわれており、これは破格の値段だ。彼が他の選手と同じようにライプツィヒへ行く可能性も十分にあるが、この夏はアーセナルにとって彼を引き抜く格好のチャンスになるはずだ。
まとめ
アーセナルが最も補強を必要とするエリアは中盤とCBだ。後者はサリバが強化してくれることを願おう。
だが、中盤を補強するにはまとまった資金が必要になるため、他のポジションの補強予算が残るかどうか怪しい。
今回は現状クラブが抱える選手に対してアップグレードといえるクオリティを持つ選手あるいは、将来性のある選手で、かつ高額にならなさそうな選手を5人リストアップしてみた。
こうしてみると、資金の使い道次第でアーセナルはまだまだ夏の移籍市場を良いものにすることができる可能性は十分にありそうだ。
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