アーセナルは安易にベテラン選手のフリーやローンでの獲得に手を出すべきではない
新型コロナウイルスの影響でヨーロッパ中のサッカークラブの将来の見通しが不透明になる中、アーセナルにも低価格で獲得できるベテラン選手たちの獲得の噂が増えてきている。
未だにシーズン再開の見通しは立っておらず、アーセナルに限った話ではないが、完全に収入が経たれてしまったサッカークラブは厳しい立場に置かれている。
今季だけではなく、来季も無観客試合での開催になるという可能性もあり、アーセナルは経営プランの最高を強いられている。
アーセナルは他のビッグ6のクラブと比べて特にマッチデー収入への依存度合が強い。
ロンドン・イブニングスタンダードによると、今週ラウール・サンジェイはスタッフにこの夏の大型獲得の可能性は低いと告げたのだという。獲得するとすれば、フリーエージェントや割安のレンタル移籍などになるらしい。
そして、これはメディアにも反映されており、パーティの噂を除けば、ここまで最も信ぴょう性がありそうなのは、フリーエージェントのウィリアンの獲得の噂だ。
そして、彼に加えてアーセナルにすでにレンタルで在席しているセドリックとパブロ・マリの完全移籍での獲得も話に上がっている。
また、ウィリアン自身がブラジルのYoutubeチャンネルで、彼と家族はロンドンでの生活に満足しており、ライバルクラブに移籍する可能性もあるとコメントしている。
だが、ウィリアンの獲得やセドリック・ソアレスの獲得、そして噂されていたようなクルザワの獲得は、正直なところ今後クラブが獲るべきスマートで賢い方策とは言えない。彼らは今アーセナルに在籍している若手と比べて明確なアップグレードになるとは言えないからだ。
ウィリアンを例にとってみよう。今後のスターになれる可能性があるリース・ネルソンが既にチームにいるのに、キャリアのピークを過ぎたウィリアンに週給10万£以上の高額な給与をアーセナルはなぜ支払うべきなのだろう。
ネルソンの方が将来性があり、給与は安く、かつ売却することになった際の価格もはるかに高い。なぜウィリアンを獲得することで彼の成長を邪魔する必要があるのだろう?
同じことがナイルズとセドリック、そしてサカとライアン・フレイザーにも言える。悪くないベテラン選手を有望な若手と競合させるべきではない。
もしガナーズがチームを明確に強化できるクオリティの選手を獲得できるだけの金銭的な余裕がないというのであれば、だれも獲得しない方がまだましというものだ。
中庸なベテランを獲得したところでチームが得られるものは何もない。
アーセナルはこれから恐らく第二次世界大戦以来の見通しが不明な移籍市場を迎えることになる。だが、チームがフォーカスべきは頭数ではなく選手の質だ。もしよい選手が獲得できないのであれば、だれも獲得しないという勇気も必要だろう。
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多くの点で異論がある。チームがやってることと、他の誰かがやってることを、ごちゃごちゃにしている。ソアレスにしろ、クルザワにしろ必要だから声をかけてるわけでその批判に対する私の答えはすでに述べた。問題にすべきはフレイザーさんなる人物で、なぜこの人が取りざたされるのか、ウイリアン氏もそうだが、彼は自分で生き方について発信してる。くそとみそを一緒にするとはこういうことを言うのではないか。