アーセナル22/23シーズン選手採点 監督&GK編
選手採点
色々なことがあり、かつアーセナルにとっては転換点ともなりそうな兆しも見えた今季も終了、ということで全体の総括はまた後に回すとして、一旦シーズン全体で見た選手採点を行ってみたいと思います。
大体の採点基準としては試合の選手採点と同じ(可もなく不可もなく、で5くらい、まあまあのパフォーマンス、で6くらい)で、出場していた時は良かったのだが、怪我が多くあまり出場できなかった、のようなパターンが一番採点が難しいのですが、一旦、それはケースバイケースで判断しています。
監督
ミケル・アルテタ: 9
今季のアルテタの監督としてのパフォーマンスが素晴らしいものであったことに疑いの余地はないだろう。監督就任当初は我慢の時期も続き、かつスター選手たちをメンバー外とし、放出を敢行するなど、かなり大胆なチームの変革も行ったことから、時々は懐疑的な意見も聞かれながら、オーナーとエドゥは長期的なチーム作りを彼に任せることに決断し、今季はその忍耐が実ったシーズンとなった。
8位が続いていたところを昨季はチームを5位まで引き上げたことで、改善の兆しは既にその時から見えていたが、今季はプレシーズンから勢いよく開幕戦を迎え、特にシーズン前半はアーセナルは圧倒的な強さを見せた。
ジンチェンコやジェズスといったアルテタ自身が指導経験があり、チームに呼び寄せた選手も上手くハマり、優勝こそ惜しくもかなわなかったが今季は2位、1位と勝ち点5差に迫る好成績だった。
アルテタの望む選手を獲得し、彼が思い描くチームを作り上げれば結果がついてくる、ということは今季ある程度明らかになったので、今後、シーズン後半少し一辺倒になってしまった感もあるシステムを夏の間にどのように更新し、またそのためにどのような選手を補強するも含め、来季を楽しみに待ちたい。
監督としてのパフォーマンスとしては10点に値するような気もしたが、そうすると今後プレミアリーグ優勝やCL上位進出ないしは優勝などを果たした場合につける点数がなくなってしまいそうなので9点とした。
GK
アーロン・ラムズデール: 8
昨季見事にアーセナルの正守護神の座をつかみ取ったラムズデールだったが、好パフォーマンスは今季も継続、少々怪しい場面もあるにはあったものの、首位争いを演じるチームのナンバーワンGKとして不足のないプレイを見せた。
ショートパスはもちろん中長距離のキックは相変わらずアーセナルのビルドアップにおいて重要な役割を果たし、セービング、空中戦、飛び出しなど全体的にバランスよく失点を防ぐことに貢献した。
また、そのプレイが認められ、契約延長にもサインすることになったのも喜ばしい。
マット・ターナー: 5
パフォーマンスが特に悪かった、というわけではないが、今季は7試合にしか出場せず。散発的にだがプレイした試合ではセービングには光るものがある所を見せられた。
やはり足元の部分でラムズデールとの違いはあるが、チェフ/シュチェスニー-オスピナ、チェフ-レノ、レノ-マルティネス、ラムズデール-レノとほぼ第一GKと遜色のないレベルの第二GKを揃えられていた最近のアーセナルが少し特殊だっただけで、第二GKというのは本来そこまでのものを求められるものではない(というかそのようなGKを第二GKとして獲得する難易度が非常に高い)と言われれば、その通りのような気もする。
ただ、来季はアーセナルがCLに出場することもあり、恐らくCLではグループステージからラムズデールが出場することになると思われ、アクシデントなどなければ国内カップ戦の行方次第で今年よりさらに出場機会が減ってしまう可能性もある。その辺りをターナー本人がどうとらえているかは少し気になる所かもしれない。
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Posted by gern3137
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