選手採点 アーセナル vs ブレントフォード(A) プレミアリーグ 2022/2023 第7節

選手採点

快勝で首位をキープ!
ハイライトはこちら(何故かアーセナル公式がまだハイライトをアップしていないためブレントフォード側の動画です)

GK

ラムズデール: 6

アーセナルが試合を通してブレントフォードを上手く抑え込み、枠内シュートが2本しか飛んでこなかったこともあり、あまりやることは多くなかった。ボール配給でチームに貢献した。

DF

ホワイト: 7

昨季はこのブレントフォードのアウェイ戦で苦いアーセナルデビューを果たしたホワイトだったが、今日の試合ではそれとは大きく異なるパフォーマンスを見せた。守っては鉄壁、オーバーラップも素晴らしかった。

サリバ: 9

最も若い選手であるにもかかわらず、既に守備陣の中心とも言ってもいいくらいの存在感を放ち始めている。相手のスルーパスに冷静に対処、クリアするどころかマイボールにした場面はほれぼれした。セットプレイから貴重な先制点を挙げ、今季二得点目も記録。

ガブリエル: 7

相方のサリバと同じく全く隙が無く、ブレントフォード攻撃陣を封じ込めるのに貢献した。

ティアニー: 7

深刻なものではない、との話だがジンチェンコが練習で怪我をしてしまったようで、左サイドバックとして先発となった。もちろん怪我自体は残念だが、今季はジンチェンコとティアニー、という二人のハイレベルな左サイドバックをチームに揃えられているのは非常に頼もしい。

試合によってはジンチェンコがこなしているような中に入っての役割を任されることもあったティアニーだったが、今日の試合では、どちらかというとより伝統的なというのは、サイドメインでプレイする場面が多かったように見えた。そして、やはりこちらの方がティアニーの本来の特性とは合っているように感じられる。

MF

パーティ: 8

ウーデゴールやジンチェンコ、ビエイラのような華やかさとは違うのだが、やはりトーマス・パーティが中盤に居るとアーセナルのチーム全体のパフォーマンスがワンランク上のものに引きあげられるように感じられる。

終始落ち着きをもってプレイし、怪我からの復帰初戦だが安定感抜群だった。

ジャカ: 8

新加入で圧倒的な活躍を見せているジェズスを除けば、今季のアーセナルのトップパフォーマー、かつ最大のサプライズと言ってもいいのではないだろうか。夏にあれほど中盤の補強の必要性が叫ばれていたのがうそのように、攻めてよし、守って良し、圧巻のプレイを見せ、チームにとって最も重要な選手の一人となっている。

ウーデゴールの欠場もあり今日の試合ではキャプテンも務めた。試合後アーセナルファンからチャントも送られた。キャプテンマークを地面に投げ捨てた末にはく奪となり、あれほどブーイングを浴びていたジャカが再びファンとの関係性を再構築できる日が訪れたというのは非常に感慨深い。

素晴らしいボールでジェズスの得点をアシストした。

ビエイラ: 8

ウーデゴールが怪我で欠場となったのに伴い、プレミアリーグ初先発を果たした。まだ22歳でポルトガルリーグからやってきたばかりの選手だが、特に問題なくプレミアリーグでもプレイできるところを見せ、長距離からのスーパーゴールも沈めて見せた。

移籍直後に怪我をしていたので若干存在感が薄れていたが、35m£と中々の大金で移籍してきた選手でもあり、問題なくビエイラが適応してくれれば、サイドでのプレイも含め、今季のアーセナルの前線のやりくりは非常に楽になりそうだ。

FW

マルティネッリ: 6

今季絶好調のマルティネッリとしては比較的目立たない一試合となった。だが、アタッカーのうちの一人が静かな試合を送っても3点取って勝利出来てしまうのが今のアーセナルの強みでもある。

スミスロウがある程度離脱となるようで、現状左サイドを本職とする選手がマルティネッリ一人なので、過密日程の10月に向けてアルテタはこのポジションをどうするか、少々考える必要がありそうだ。

ジェズス: 8

もともとジェズスが身長は高くないものの素晴らしいボックス内での動きでヘディングでの得点はかなり多い選手であることは知られていたが、まさにその前評判通り、ジャカの素晴らしいボールに合わせて得点を挙げた。

それ以外にもボールを収め、ファウルを誘いと得点以外の活躍も素晴らしかった。

これで4ゴールとチーム得点王、4ゴール3アシストで計7の得点に絡むというのはハーランドに次いでリーグ2位の数字となっている。

サカ: 7

今季序盤は昨季ほどの圧倒的な数字は残せていなかったサカだが、今日の試合ではコーナーキックからサリバへ、そして(こちらはビエイラのシュートが素晴らしかったとはいえ)ビエイラへの2アシストと、ついに本領を発揮し始めた。一貫してパフォーマンスは良いし、スーパーセーブに阻まれたものの、素晴らしい流れで得点に迫る場面もあった。

交代選手

今回の試合では比較的交代が遅めだったこともあり、採点するほどのプレイ時間がなかったが、エンケティア、ロコンガ、冨安、マルキーニョスらが交代で登場した。ヨーロッパリーグで印象的な活躍を見せたマルキーニョスだが、ここでも投入されたことを見るに、そのうちにプレミアリーグでもベンチからのオプションとして使われるかもしれない。

だが、なんと言っても今日の試合で話題をさらったのはアーセナルユースのイーサン・ヌワネリがなんと15歳にしてトップチームデビューを果たしたことだろう。

出場分数はほとんどなく、デビューと言ってもどちらかというとあくまで形式的な出場に過ぎなかったが、とはいえこれまでウィルシャーが保持していたアーセナルのプレミアリーグ最年少出場記録を更新どころか、プレミアリーグ歴代最年少記録、そして欧州5大リーグ最年少記録までも塗り替えてしまった。

しかもこのヌワネリはまだ学生で、ついこの間までアーセナルユースのU-16(!)でプレイしていた選手であり、トップチームどころかU-18デビューも比較的最近、U-21ではほんの2週間前にデビューしたばかりでまだ2試合の出場があるのみだ。まさに彗星のように、という言葉がふさわしい。

これからプロ契約を結ぶところでもあり、国内の多くのビッグクラブがヌワネリ獲得を狙っているようなので、そういった事情もあるかもしれないが、なんにせよ、15歳の選手がアーセナルのトップチームで機会を得られたというのは、アーセナルユースに現在在籍している選手たち、そしてこれからアーセナルが獲得するかもしれない若手にとっては、年齢は関係なく、パフォーマンスと努力次第でアーセナルでは報われるし、試合に出られる、という素晴らしいメッセージとなるはずだ。


アーセナル総選挙、やってますのでもしよかったらこちらもどうぞ!

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137