【今季注目のユース選手は?】アーセナル U-21 シーズンプレビュー

ユースチーム

夏の間のユースチームのメンバーの変動

昨季まで監督を務めていたケビン・ベッツィーがクローリー・タウンの監督として引き抜かれたため、今季から新たにU-21の監督として、トルコ出身でレディングのユースアカデミーの監督経験があるメフメト・アリが新監督に任命された。

ディンゼイ、ロペス、マケネフらは放出となり、オセイ=トゥトゥやバラード、スワンソン、ハッチンソンといった選手たちは他クラブへ移籍となった。

また、ベッツィーを追ってクローリー・タウンでプレイすることとなったオグングボや、ブラックプールで既にデビューを果たしたパティーノなど、多くの選手がローンに出ている。

ローンに出ているユース選手の一覧:

クラーク(ストークシティ)
レキク(スパルタ・ロッテルダム)
ジョン=ジュールズ(イプスウィッチタウン)
ビエレス(RKCヴァールヴァイク)
モラー(デンボッシュ)
エジェヘリ(チェルムズフォード・シティ)
カーク(アイアユナイテッド)
フローレス(レアルオビエド)
アレビオス(キルマーノック)
オグングボ(クローリータウン)
パティーノ(ブラックプール)

アーセナルのユースチームのスカッドはかなり人数が多かったこともあり、この夏ここまでのところ、他クラブから加わったユース選手は誰もいない。

ただし、ハッチンソン、パティーノ、フローレスというクリエイティブな選手が昨季と比べて一気に3人いなくなっているため、これに対処する必要はあるだろう。

ルールの変更と更なる選手放出の可能性

今年から各クラブのユースチームのルールが変更となり、年齢の上限が従来までの23歳から2歳下がり、ユースチームはU-23ではなくU-21となることになった。

ただし、今季は移行期間として、一試合につき5人までオーバーエイジの選手の起用が認められている。現在のアーセナルユースの選手では、マット・スミス、オラインカ、そしてジョージ・ルイスがこのオーバーエイジ枠に該当する。

また同時に、スミスとオラインカの二人に関しては、この夏の放出の可能性もあるかもしれない。

加えて、現時点でユースチームに残っている選手のうちでも、アキノラ、アズィーズ、コトレル、ヘンリー=フランシス、ヒルソン、ノートン=カフィ、サラー=エディン、テイラー=ハートあたりはまだローン移籍の可能性も十分に残されている。

現時点でのアーセナルU-21のスカッド

GK

ヒューベルト・グラチェク
ジェームズ・ヒルソン
トム・スミス

どうやら今季はポーランド出身の19歳GK、グラチェクがアーセナルユースの正GKを務めるようだ。一方で、彼より年上のヒルソンやスミスもある程度出場時間を確保する必要がある。

加えて、カール・ハインは第三GKとしてファーストチームに昇格することにはなったが、怪我が治れば、まだまだユースチームでの出場となる可能性もある。

DF

右サイドバック:
ノートン=カフィ
ウォルターズ
スイート

センターバック:
オー
モンルイス
フォラン
イブラヒム
ジェフコット(左サイドバックとしてもプレイする)

左サイドバック:
ソウザ

プレシーズンでファーストチームにも帯同していたルーエル・ウォルターズが怪我をしてしまったのは残念だが、仮にノートン=カフィがローンに出ても、右サイドバックにはジェームズ・スイートが居る。左サイドバックのリノ・ソウザもクオリティが高いし、CBのオプションは豊富だ。

MF

アキノラ
アズィーズ
シルジャン
コトレル
バンデイラ
オラインカ
サラー=エディン
スミス
イブラヒム

こうしてみると、アーセナルのユースチームにはMFが多すぎることは明らかだ。恐らくオーバーエイジのスミスとオラインカは放出する必要があるだろう。そして、アズィーズやサラー=エディンといった選手たちにはローン先を見つける必要がありそうだ。

非常に長期の怪我からついに復帰したシルジャンにとっては今季は正念場となるだろう。

FW

ストライカー:
エドワーズ
ヴィガー
バトラー=オイェジェジ(サイドでもプレイする)

ウイング:
イデホ
コジエ=デュベリー
サゴエJr
ルイス
テイラー=ハート

ケイオン・エドワーズは素晴らしいストライカーだが、ユースチームのストライカーの層は薄く、現在怪我をしているビリー・ヴィガーがこれ以上の怪我をしないことを願わなくてはならないだろう。

ウイングのネイサン・バトラー=オイェデジとジョエル・イデホは昨季はあまり出場機会を得られなかったが、今季はもう少しチャンスを与えられるだろう。

他にも中盤でもプレイできるアマリオ・コジエ=デュベリーとチャールズ・サゴエJrのような有望株もそろっているので油断はできないだろうが。

U-18からの昇格はあるか?

有望な選手たちがカテゴリーの階段を駆け上がっていくのを見るのはいつだって興味深いものだが、今季プレシーズンでU-21で練習していたDFのティノ・クアミナやミチャル・ロジアクあたりはU-18から昇格し、U-21で機会を得る可能性があるかもしれない。

他にも、エリアン・ケサダ=ソーン、マテウス・ロバーツ、カリール・グリーンといった選手たちはU-21に呼ばれたことがある。

他にもU-18の有望選手は多くいるし、もしかすると、シーズン後半にはまだ15歳で学校に通っている攻撃的MFのイーサン・ヌワネリもU-21デビューの可能性があるかもしれない。

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Posted by gern3137