選手採点 アーセナル vs リーズ(H) プレミアリーグ 2021/2022 第35節
選手採点
GK
ラムズデール: 6
リーズの枠内シュートが非常に少なかったため、あまりやることがなかった。失点場面はラムズデールに何かできたとは思えない。
DF
セドリック: 6
冨安が左サイドバックに回ったことを受けて右サイドバックで先発。悪かったというほどではないが、際立ってよかったわけでもなかった。ただ、特に長身の選手が中にいるわけではないので。ふわりとした浮き球のクロスからはあまりチャンスにつながる予感はなかった。
たしかに、ほぼ100%ゴールセレブレーションの写真に写り込んでいることに定評のあるセドリック・ソアレス。笑 得点者に駆け寄るのがいつもすごい早い https://t.co/MhKSYjldX9
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) May 8, 2022
ホールディング: 7
ベン・ホワイト復帰は間に合わず、ということで先発を継続。いつも通りの安心感溢れるパフォーマンスだった。
ガブリエル: 7
かなり早い時間にイエローカードをもらうなど、少しホールディングと比べると不安な場面もあったように思うが、結果的には特に大きな問題にはつながらず、1点を守り切った。最後の最後の素晴らしいプレイでチームを救った。
冨安: 8
最近アルテタが好んでよく使うシャポー(帽子の事、脱帽、感嘆の意を表す)という表現があるが、まさにその言葉がふさわしいパフォーマンスだった。アーセナルでは初めての左サイドバックとしての先発となったが、右と全く遜色ないレベルでこなしてみせた。
この調子で行くと、相手のウイングの人選に応じて、左右どちらでも対人守備に強いDFを配置したいサイドに配置できる、という監督にとって非常に有難い戦術的に融通の利く選手になれそうだ。
冨安の左サイドバック起用、冨安を右で起用できなくなること以外懸念点が見つからない
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) May 8, 2022
MF
ジャカ: 7
若干ヒートアップしてしまった場面もあったが、それ以外は良いパフォーマンスだった。パーティの離脱後は、以前ほど高い位置を取っていない印象だったが、この試合では普段よりも前線に居る場面が目立ったのは興味深かった。
エルネニー: 7
安心して見ていられる堅実さもさることながら、随所に良い縦パスを放つなど、前への意識も見せた。久々の先発時も試合勘の欠如などは感じられない、と思ったが、もしかするとまだまだ本領発揮しているわけではなく、もう一歩上のレベルに成長できる選手なのかもしれない。
相手が10人だったというのも彼のスタイルには合っていた。
Arsenal's results before Mohamed Elneny came back into the team:
— TheAFCnewsroom (@TheAFCnewsroom) May 8, 2022
❌ 3-0 vs Crystal Palace
❌ 1-2 vs Brighton
❌ 1-0 vs Southampton
Elneny's last four starts:
✅ 2-4 vs Chelsea
✅ 3-1 vs Man Utd
✅ 1-2 vs West Ham
✅ 2-1 vs Leeds
[@WilliamHill]. pic.twitter.com/r7ST6srGxI
ウーデゴール: 8
得点やアシストにはつながらなかったものの、おしゃれなダブルタッチやロブで相手をかわした場面、スルーパスなどいくつか魔法のようなプレイを披露。天才の面目躍如だった。また、サカやスミスロウ、マルティネッリといった前線の選手たちが交代もはさみながらローテーション気味で試合に出る中、彼らと同じだけの運動量をキープしながらシーズン終盤や試合終盤になってもあまり疲れる様子を見せないのは頼もしい。
シュート精度がもう少しあれば、得点できていたはずだ。
選手としてそこまで似てるというわけではないと思うんだけど、やっぱりウーデゴールのパスにエジルを思い出さずにいるのは難しい
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) May 8, 2022
FW
サカ: 6
サカにしてはかなり静かな試合を送った。ノースロンドンダービーに備えるために比較的早めにペペにあとを譲った。
エンケティア: 9
ラカゼットにオープンプレイから得点が生まれず、前線が得点力不足に陥り三連敗を喫した時には、オーバメヤンを放出しながら代役を獲得せず、というフロントの冬のギャンブルのつけをアーセナルは支払うことになるかと思われたが、絶好のタイミングで現れた救世主。
前でのプレスから生まれた1点目と上手くクロスに合わせた2点目は献身性といるべきところにいる、という意味で少しオーバメヤンを彷彿とさせるようなゴールだった。
他の選手が惜しい場面を何度か作りながら決め切れなかった一方で結果的に2-1での勝利の2点ともを挙げ、チームを勝利へと導いた。
仮に今季末でエンケティアが移籍となったとしても、もし今季アーセナルが4位以内に入ることが出来るとすれば、シーズン終盤にすい星のように現れ、チームにCL出場権をもたらした選手としてアーセナルファンの記憶に長く残るに違いない。
Embed from Getty Imagesマルティネッリ: 8
冨安とのプレイはやりやすそうで、何度も良い場面を作り、相手ゴールに迫った。自身の得点はならなかったものの、エンケティアへのアシストを記録。
交代選手
ペペ: 4
いつもと比べればかなり早い時間帯にサカに代わる形で登場。ただ、リードしている状態で途中出場の選手に求められる役割を果たせたとは言い難かった。やはり、パフォーマンス自体というよりも、このように日によって試合に臨む姿勢のようなものにムラがあるように感じられてしまうのが、アルテタからの信頼を勝ちとりきれない理由の一端なのではないだろうか。
試合終了のホイッスルと共にペペがスタイフェンベルフコーチから説教を食らっていた模様。 https://t.co/SfTBTWCShE
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) May 8, 2022
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Posted by gern3137
ディスカッション
コメント一覧
二点目。富安の位置が重要。多分、之をタバレスにやらせる。まだ早いですが…。
ペペはナポリあたりで2年くらいやってたら良かったのかもしれませんね。
彼はメンタルが強くないのか頭が良くないのか、
よほどノッているときでないとベストパフォーマンスが出せませんね。
マルティネッリやエンケティアの持つ芯の強さとは逆のタイプだと思います。
そしてもう彼にアーセナルでのチャンスはないかもしれない。
仰る通りソアレスのクロスには可能性を感じませんね。
それほど酷いキック精度ではないけれど
毎回似た想定内のタイミングで
毎回似たような弾道ですので工夫が足りず
相手にとって脅威にはなり得ないと思います。
他はともかくクロスの質だけは上げてくれないと
敵に安牌クロッサー認定され、
あえて放し飼いにされて右からのクロスを跳ね返して
カウンターみたいな流れに誘導させられると思います。
そもそも中にヘッドの強いターゲットがいないのに
何故高めのボールを上げまくるのか分かりません。