アーセナルはダーウィン・ヌネス獲得を目指すべきか?
6/1の移籍市場開幕と共にアーセナルがストライカーの獲得に動くことは周知の事実だ。 噂ではアーセナルが獲得に興味を抱いているとされ、最近大きく評価を高めているのがベンフィカのダーウィン・ヌネスだ。
Standard紙によると、イサクやカルバート=ルイン、デイビッドに加えてベンフィカのダーウィン・ヌネスにも興味を示しているとか。 https://t.co/fo0CW8bjp2
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) March 21, 2022
彼は今季素晴らしいシーズンを送っている。CLでの4得点を含め、今季26点を挙げており、ポルトガルの国内リーグでは22試合で20得点だ。ビッグクラブへの移籍が噂されているのも驚きではない。
ウエストハムが冬に50m£でのオファーを断られたという報道もあり、移籍金は安くはないだろうが、もしアーセナルがこのままCL出場権を獲得することが出来れば、クラブにとって給与と移籍金が高すぎて手を出せない、ということはないはずだ。
報道によると、ヌネス獲得に必要な移籍金は70m£程度と報じられており、アーセナルは冬にこれ以上の移籍金をヴラホヴィッチに支払う用意があった。
もし選手自身がプレミアリーグ移籍を望むのであれば、アーセナルは魅力的な候補の一つになり得るだろう。
ただし、ヌネスに関して一つ興味深いのは、彼はポストプレイやゴールを背にしたプレイがそこまで得意ではないという点だ。もし本当にアーセナルがヌネス獲得に動くのであれば、今のアーセナルのスタイルからは少し変更が必要だろう。
どちらかというと、彼の役割はラカゼットよりも今のマルティネッリに近いものになるかもしれない。
だが、ヌネスは両利きであるというのは彼の大きな強みだ。実際の所、彼のスタイルは典型的なセンターフォワード問よりも、かつてのティエリ・アンリを思い起こさせるものがある。
アーセナルではマルティン・ウーデゴールがチャンス創出の達人として花開いており、ラカゼットのようなタイプではなく、タイミングよく裏へ抜け、得点が出来るようなタイプのFW獲得、そしてそれに伴うチームのスタイル変更も考慮しても良い頃合いだろう。
ヌネスはオープンなスペースを見つけるのが得意で、ウーデゴールとサカと合わされば大きな脅威になるに違いない。
唯一気になる点としては、先ほど述べた通り、マルティネッリと若干役割が被ってしまう可能性があることだが、これに関しては、もしアーセナルが交渉を進めるのであれば、エドゥとアルテタがどのような決断を下すか見てみたいところだ。
ヌネスは今の所左からのカットインによるゴールが多く、自分で何もない所からチャンスを作り出すことも出来る。これは今のチームにはないものだ。
彼は前戦からのボール奪取も出来るし、特にチームにとって大きいのは空中戦のターゲットとなれることだろう。利他的に周りを使うことが出来る選手でもある。
今の所、アーセナルがヌネス獲得に興味を持っているという報道が表面的なものなのか、実際に話が進められる可能性があるのかまではわからない。
だが、ヌネスは6月で23歳で、アーセナルの昨夏の若手路線とは一致している。アルテタのような監督のもと、次のレベルへと一歩進むことが出来るだろう。
夏にアーセナルがどのような動きを見せるか、様子を見てみよう。
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