選手採点 アーセナル vs ウルブズ(H) プレミアリーグ 2021/2022 第24節

選手採点

ドラマチックな逆転劇・・・!
途中出場で流れを変えたペペとエンケティア。我々には強力なスカッドがある!

GK

ラムズデール: 6

試合序盤は守備陣全員が少々不安定に見え、ラムズデールも例外ではなかった。ただし、失点場面はGKにはどうしようもなかっただろう。ウルブズの枠内シュートは2本のみで、その後はそこまで仕事は多くなかった。

DF

セドリック: 6

悪くはなかったが、やはり守備面で若干の不安は感じさせた。前節ベンチ入りしていた冨安が今回の試合で再びベンチ外となってしまったのが心配なところだ。

ベン・ホワイト: 7

守備ではソリッドなプレイを見せ、かつホワイトからのロングボールはアーセナルの主要な攻撃オプションの一つとなっていた。随所に素晴らしいボールタッチやお洒落なプレイも見せ、ファイナルサード侵入パス11本、プログレッシブキャリー(ドリブルによるボール前進)11回と、ボール前進面で圧巻のスタッツを記録。

ガブリエル: 5

序盤に落ち着きを欠き、ウルブズにゴールを献上してしまった。ただし、それ以降はよく持ち直した。今季ワーストのパフォーマンスといってもいいかもしれないが、その試合でアーセナルが勝利を収められたのは非常に大きい。

ティアニー: 6

不調とまで言うのは少し言い過ぎかもしれないが、以前ほど迫力のあるプレイを見せられていないように思える。チーム全体で落ち着きを無くしていた試合序盤には他の選手と同じくウルブズ攻撃陣相手に苦戦した。試合終盤に足がつってしまい途中交代となった。大きなけがでなければよいが。

MF

ジャカ: 6

敏捷性とスピードを欠くジャカをより前目の位置で起用する最近の形は、結果が出ているとはいえジャカにとってそれが最適なポジションなのか若干の疑問は残る。

前線までボールを持った相手選手に向けて猛然とかなりの距離をダッシュしていって、ひらりと交わされてしまった場面は笑ってしまったが、プレスの成功率がかなり低い(2/11)のも気になるところだ。ただし、プレス企図数自体はそれなりの水準で、ジャカ自身は与えられた役割を出来る限りでこなしているようには思う。

パーティ: 8

一人で中盤を務める時間が長かったこともあり、孤立する場面もあったが、それをものともせず、全体的に素晴らしいパフォーマンスだった。ウーデゴールと並んでチームトップのプログレッシブパス数10、ホワイトに次いでチーム2位のプログレッシブキャリー数9を記録。

ただしシュートだけは全く入る気配がなかった。

ウーデゴール: 8

最近好調が続いているが、今回の試合でも圧倒的なパフォーマンスを見せた。上述の通りプログレッシブパス数、そしてペナルティエリア内へのパス数(7)はチームトップ。また、プレス企図数、プレスからのボール奪取成功回数(7/17)共にチームトップ、献身的に前線から走り回った。

その無尽蔵のスタミナはアーロン・ラムジーを彷彿とさせ、試合終盤になっても全く勢いは落ちず、全力疾走を繰り返した。

マルティネッリへのお洒落ロブスルーパスをはじめ、華麗なプレイも連発、素晴らしいパスでペペのゴールの起点にもなった。

FW

サカ: 7

キーパス数6、アシスト期待値は0.7とチームトップのチャンス創出を記録。シュートも5本放ち、ドリブル突破3、プログレッシブパスの受け手となった回数もチームトップと数字は素晴らしいのだが、惜しむらくはそのプレイを直接数字に残る貢献へと繋げられなかったことだろうか。試合終盤に見せたシュートは非常に惜しかった。

マルティネッリ: 6

何度か良いチャンスに走り込むなど惜しい場面もあったが、全体的には比較的静かな一夜だった。途中交代でペペにあとを譲った。

ラカゼット: 7

試合を通してその気迫は見て取れたが、少々空回り気味というか、シュートを打ってほしいタイミングと味方にパスを出してほしいタイミングが絶妙にかみ合わない時間が続いた。

シュートを8本打って決め切れずということで、このままだとラカゼットの決定力不足、そしてアーセナルの冬の移籍市場の話まで蒸し返されてしまいそうな嫌な展開だったが、最後の最後に若干の幸運もあり、逆転弾を沈めて見せた(記録としてはオウンゴールになったが)。

セレブレーションを見ればこのゴールのラカゼットにとって非常に大きな意味を持つのは明らかで、これをきっかけに自信を取り戻し、得点量産体制に入ってくれることを願おう。

交代選手

ペペ: 8

後半途中出場ながら、マンオブザマッチ級の活躍を見せた。何度かチームメイトと息の合わない所や粗いプレイも見せつつも、最終的にはスーパーターンから素晴らしい同点弾を上げ、オウンゴールになったためアシストこそつかなかったものの、逆転弾の最後のパスもぺぺからだった。

アルテタはAFCONから帰ってきてからペペは別人のようだと語っていたが、前線の層の薄さが気になるだけに、これを機に監督からの信頼を深め、頼りになるオプションとしての立場を確立してほしい。

エンケティア: 7

若干ペペの陰に隠れてしまったものの、同じく後半に途中交代で登場すると、素晴らしいインパクトを残した。エネルギッシュに走り回り、20分程度しかプレイしていないにもかかわらず、なんとチームトップの6度のプレスからのボール奪取を記録(企図数は8なので、驚異のプレス成功率75%)。

また、ウーデゴールの素晴らしいボールに走り込み、ペペのゴールのアシストも見せた。

(タヴァレスは出場時間が短いため採点なし。)


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Posted by gern3137