アーセナルはジョナサン・デイビッド獲得を目指すべきである

移籍海外記事

1月の移籍市場でアーセナルはストライカーの獲得に失敗したわけだが、オーバメヤンをバルセロナへと放出したクラブの次の動きはどのようなものになるだろうか?

とりあえず今シーズン末までは現状のスカッドで戦うしかないが、夏にエンケティアとラカゼットが契約満了を迎えた後はどうだろうか。

まず興味深いのは来季フォラリン・バログンの立ち位置はどうなるのかという点だ。もちろんローン先のミドルズブラでどのような活躍を見せるか次第だが、最近の試合で彼は後ろまで下がってプレイを助け、かつ前でアシストも記録するなど良いパフォーマンスを見せた。

この調子で活躍を続ければ、彼は来季アーセナルのストライカーとしてよいバックアップのオプションになってくれるかもしれない。

市場での動きに関して言えば、アーセナル移籍の噂が出た選手の中で私が個人的に一番良いと考えるのがジョナサン・デイビッドだ。彼はクラブ代表の両方で素晴らしいプレイを見せており、得点が多いだけでなく、後ろに下がってのプレイも得意としている。

上のアンダースタットのxGレーダーチャートから分かる通り、ジョナサン・デイビッドはイサクを多くの点で上回っている。90分当たりのアシスト数とシュート数以外は現時点ではデイビッドの方が上だ。

彼は今季10.92のxGから12ゴールを決めているが、昨季もxGは10.19に対して実得点は13と、xGを少し上回るのは一貫してみられる傾向だ。

もちろんアレクサンダー・イサクは非常に素晴らしい選手なのだが、アーセナルにとってジョナサン・デイビッドは更によいオプションだと言えるかもしれない。

こちらがデイビッドのシュートマップだが、彼は様々なシチュエーションで得点を決めている。右足と左足両方の足で得点が出来ることも、ストライカーとして役立つスキルの一つだ。

ジョナサン・デイビッド獲得に関する反対理由の一つでよく語られるのが、彼はキャリアを通してほぼ常にツートップの一角としてプレイしてきたという点だが、個人的には、少々適応に時間はかかるかもしれないが、これがアーセナルでそこまで大きな障害になるとは思えない。

ツートップからワントップへの役割の変化に適応しきれなかったと言える選手の例としてはティモ・ヴェルナーがいるが、彼とは状況が違う。

ヴェルナーはそもそもそこまで良いフィニッシャーではなかったため、それがプレミアリーグで訪れるチャンスの減少により顕著に表れてしまった。

一方でデイビッドはより決定力があるし、さらに、彼は見方と連携するのが上手いため、自身ではなく他のアタッカーの得点という形でも彼の貢献は現れるだろう。

例えば先日のカナダ-アメリカ戦でデイビッドは素晴らしいパス交換を見せた。まず彼はチームメイトのラリンからのパスが受けられる位置にポジションを取ると、そこからワンツーでラリンが走り込んだスペースへ向けて、ダイレクトスルーパスを放ったのだ。

ここからカナダの先制点が生まれた。

アーセナルの長期的なプロジェクトにとってジョナサン・デイビッドは完ぺきな選手で、もし夏に獲得できれば、長くにわたってアーセナルのメインストライカーを務めてくれることだろう。

source:

関連記事(広告含む)

Posted by gern3137