アーセナルの2022冬の移籍の噂まとめ その3

移籍

今年の冬の移籍市場の閉幕もあと2日に迫っていますが、今の所放出は多いものの、誰の獲得にも至っていないアーセナル。

既に成立した移籍と合わせて、現時点で出ている移籍の報道や噂をまとめました。その2はニュースレターで行ってしまったため、ナンバリングがその3となっております!

獲得

成立済み移籍: なし

FW

いきなり希望を打ち砕くような話で大変申し訳ないのですが、報道を見る限り、現時点でアーセナルが獲得に近づいていそうな選手は一人もいません!笑

FWに関しては移籍市場中ずっと追っていたヴラホヴィッチはユベントス移籍で決まり、また主要メディア各紙がアレクサンダー・イサクやジョナサン・デイビッド、カルバート=ルインやオシムヘンなどアーセナルのターゲットとされているストライカーは軒並み冬の獲得は難しそうだと報じています。

唯一可能性があるとすれば、レアル・ソシエダとの契約に契約解除条項が含まれているイサクですが、解除金は75m£(90m€)と非常に高額となっており(Transfermarkt算出のイサクの市場価値は40m€)、金銭的に少々無理をすれば獲得可能ではあるものの、なかなか難しそうです。

最終日に予想もしない移籍が起こるのが移籍市場ではありますが、このままいくと、アーセナルは最優先ターゲットを夏に譲って、短期的な解決策を目指さなくてはならない可能性も高そうです。

そういった意味では、アーセナルが狙っているというわけではないようですが、ルカ・ヨビッチとアルバロ・モラタの二人がアーセナル含めた欧州の複数クラブにローンで獲得しませんか?と逆オファーされているという報道がちらほらありますので、もしかするとオプションとしてはありかもしれません。

MF

一方FW獲得に予算を残すためか、そこまで大型移籍の噂は出ていなかった中盤ではありますが、FWと同じく進展がなく、こちらも少々暗雲が垂れ込めてきています。

ファブリツィオ・ロマーノ記者がアルトゥールのローンでの獲得交渉は破談となったと報じていますし、獲得候補とされていたブルーノ・ギマランイスもニューカッスル行きが濃厚の様です。

The Athleticによると、その他の選手でターゲットとされているのは、アストン・ヴィラのドウグラス・ルイスとライプツィヒのタイラー・アダムズあたりのようですが、今の所具体的に交渉が進んでいる、という所まで行っている様子はありません。

プレミア経験があり即戦力として期待できるドウグラス・ルイス、右サイドバックも務められるユーティリティ性が魅力のアダムズと、二人とも良いオプションに思えますが、冬にアーセナルは誰かを獲得することが出来るのでしょうか。

この二人のうちだと、アストン・ヴィラがベンタンクール獲得に動いている、という報道がありましたので、この冬に関して言えば、もしかするとドウグラス・ルイス獲得の方が若干可能性は高いかもしれません。

放出

成立済み移籍:
チェンバース→アストン・ヴィラ
メイトランド=ナイルズ(ローン)→ローマ
コラシナツ→マルセイユ
マリ→ウディネーゼ(ローン)
バログン→ミドルズブラ(ローン)

オーバメヤン: 50%

オーバメヤンはロンドンに帰ってきており、健康面でも既に回復しているようですが、アーセナルのドバイのキャンプに帯同しておらず、アルテタのプラン外であることは明らかに思えます。

もちろん冬の移籍市場の行方次第では復帰もなくもないとは思いますが、少なくとも今すぐに、ということはないでしょう。

クラブもオーバメヤン放出に向けて動いているようで、アル・ナスルなどからオファーも届いたようですが、オーバメヤン自身は欧州に留まることを希望しており、中東移籍には乗り気でないようです。

そんな中、The Athleticのオーンスティン記者がユベントスとバルセロナの2クラブがオーバメヤンのローンでの獲得に向けてアプローチしている、と報じています。

ただし、今の所オーバメヤンの給与全額を負担するつもりはないが、アーセナルは給与全額負担でしかオーバメヤンを移籍させるつもりはない、という話もあり、彼らからどれだけの条件を引き出せるかがカギとなってくるかもしれません。上で触れたモラタの去就も絡んで、ユベントス、バルセロナ、アーセナル間で複雑な玉突き移籍が起きる可能性もあります。

補強がないままオーバメヤンを放出して本当に大丈夫なのか?というのはかなり不安が残るところですが、とはいえ現状メンバー入りしていない以上、クラブに留めても出場機会があるかもわからないため難しい所です。

エンケティア: 50%

また、同時にテレグラフ紙がエンケティアのクリスタル・パレス移籍に関する交渉が順調に進行中だとも報じています。

どちらにせよエンケティアのアーセナルとの残り契約は半年となっており、夏のフリー移籍が濃厚、かつ今季あまり出場機会を得られていない、とこれだけ見れば選手本人のためにもなる、良い移籍にも見えるのですが、問題はアーセナルのストライカー事情です。

もしこのままオーバメヤンのメンバー外が続く、あるいは移籍となるとすると、現状控えのストライカーはエンケティア一人しかいないため、エンケティアまでクラブを去ることになると実質ストライカーがラカゼット一人になってしまいます。

しかもそのラカゼットですらエンケティアと条件は同じ、今季末で契約満了です。

今年はアーセナルが控え選手の放出を多く行っていることもあり、ここからさらにオーバメヤンとエンケティアを欠くと、そもそもファーストチームのスカッドの人数が非常に少なくなります。

マルティネッリ、あるいはペペやスミスロウのゼロトップなどを考慮している可能性がありますが、もしオーバメヤンとエンケティア二人ともを放出するとなれば、そもそもFWの補強1人で足りるかすら不安です。ラカゼットの契約状況鑑みても、この冬と夏でアーセナルは2人のストライカーを補強する必要があるかもしれません。

現時点でその肝心の補強候補の獲得が進んでいる様子が見えてこないのが非常に心配ではありますが、まだ移籍市場は開いており、かつ日程に余裕があるため、移籍市場最終日などに獲得を行っても、次の試合日までに練習に帯同する時間などはある程度あります。

エドゥとアルテタが残り数日でどのような動きを見せるかに期待しながら見守りましょう!

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Posted by gern3137