アーセナルはアルトゥールで当たりくじを引き当てることが出来るか?
いつだって冬の移籍市場は夏の移籍市場よりも難しいものだ。冬は売り手側の立場が強いことが多く、残留争い、あるいはアーセナルの様に欧州コンペティション出場権争いのためにどうしても選手を補強したいクラブがあることもわかっているため、良いディールを見つけるのは難しい。
さらに、この冬のアーセナルの中盤に特有の事情としては、補強の必要性がかなり短期的なものだという点が挙げられる。したがって、オーバメヤンのアーセナル復帰の可能性が少なくなり、ラカゼットとエンケティアの契約満了が近づいている状況でアーセナルがヴラホヴィッチ獲得に向けて全力でプッシュしている一方で、中盤の獲得に同じだけの緊急性がないのは理解できる。
ジャカが出場停止となり、パーティとエルネニーがAFCONで不在の今、直近の何試合かには追加で中盤の選手が必要だが、ここさえ乗り切ってしまえば、補強は夏でも遅くはない。
だからこそ、ファンの間でジャック・ウィルシャーを短期契約で獲得するべきだという声も上がっている。だが、今の所それよりもユベントス所属のブラジル人MFアルトゥールのローンでの獲得の方が実現可能性が高そうだ。
報道によれば、彼はアッレグリのもと序列が下がっていることもありアーセナル移籍に乗り気で、比較的早くこの取引は成立するのではないかという話もある。
最近のローンでの選手獲得はアルテタとアーセナルにとって当たりはずれが激しく、カジノでのギャンブルの様なものだ。
昨季のウーデゴールのローン獲得は大成功で、結果的に夏に完全移籍で獲得することになったが、セバージョスの2年目のローンはあまり成功だったとはいえず、セドリック・ソアレスは言うまでもなく、そして2018年のデニス・スアレスのケースもあった。
素晴らしいプレイメイカーという触れ込みでやってきたが彼は怪我の影響もあり、5か月間でプレミアリーグで4度の途中出場をしただけに終わってしまったのだ。
ただし、今年のアーセナルがアルトゥールを獲得することに関しては、いくつかメリットがあるように思われる。アルテタは彼の2018-20年にかけてバルセロナで見せた輝きを再び取り戻すことが出来ると考えていることだろう。
懸念としては、彼が実際に移籍してきて、試合に出場できるコンディションになるころには既にジャカの出場停止が開け、パーティも戻ってきている可能性が高そうな点だが、アルトゥールはエルネニーのアップグレードになるだろうし、若いロコンガにはない経験も持っている。
仮に移籍したメイトランド=ナイルズの代役として、保険的な立ち位置で中盤の控えに収まるとしても、これは結果的に賢い獲得だったとなるかもしれないし、さらに、大当たりとなる可能性もあるかもしれない。
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一言コメント:
アルトゥール自身もアーセナルへの移籍に前向きで、この取引は概ね実現に向けて話が進んでいるようですが、各報道を見ても一貫してユベントスはアルトゥールの代役を確保してからローン移籍を成立させたいとのことで、そちらに若干時間がかかっているようです。
Arsenal set for fresh Arthur transfer talks but Juventus are standing firm on demandhttps://t.co/nUnIPINlBH pic.twitter.com/Nj4L4K2fzR
— Mirror Football (@MirrorFootball) January 16, 2022
出来るだけ早くアーセナルは新戦力を加えたいところであるのに加え、話が延びれば延びるほど、何が起こるかわからなくなってくるので、出来るだけ早くまとめてしまいたいところです。
アルトゥールの詳しい紹介はこちら!
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コメント一覧
デニス・スアレスはエメリでは?
またこの同じ引用元か。ウーデゴールが大成功と言えるか?50億でスタメンでもなくおもちゃの右足。縦パスとプレスは良いが、はっきり言って50億あればスタメン獲得のもっと良い選手を確実に取れる。こいつは絶賛絶賛でもはや引き下がれなくレアルが商売上手だったことを認めることができない。金銭トータルで今季補強が大成功なのは冨安くらいだろうにその冨安の名前は一つも挙げないのな。