arseblog氏によるカラバオ杯リバプール戦振り返り

考察海外記事

認めよう、昨日の時点でリバプール戦は最悪の結果になるのではないかと恐れていた。最近のアーセナルのリバプール相手の成績は良いとは言えなかったし、AFCONで離脱中のサラーとマネを除けばほぼベストメンバーといっていいチームを迎え撃たなくてはならないアーセナルの戦力は万全とは言えなかった。

我々はコロナでウーデゴールを欠き、スミスロウと冨安も復帰できなかった。そしてその後、ジャカがジャカした際に最悪の事態を覚悟した。最悪よりも悪い事態すら覚悟した。超最悪、メガ最悪、ハイパー最悪の事態を。

しかし、ピッチに残ったアーセナルの選手は本当に素晴らしい守備を見せた。確かに最高の状態のリバプール相手ではなかったが、その要因はアーセナルが規律を乱さず、ギリギリのところで守り切る素晴らしいパフォーマンスを見せたことにもあるはずだ。

スカイで解説のポール・マーソンが、退場者が出たことによりアーセナルのタスクはシンプルになったと語っていた。もちろん、アーセナルのやるべきことが明確になったという意味ではこれはその通りだが、実際にそれを遂行できるかは全く別の話だ。

そのためには尋常ではないレベルのフィジカルと強い集中力が必要だ。アウェイのリバプールを枠内シュート1本に抑え込んだというのがアーセナルがどれだけ素晴らしいプレイを見せたかを証明している。

リバプールファンはこの試合を残念なパフォーマンスで勝ちを落としたものと見るだろうが、彼らも何もしなかったわけではない。何度もリバプールはアーセナルのドアをノックしたが、アーセナルのDF達が立ちはだかり、突破口を見つけ出せなかったのだ。

試合序盤に急遽セドリックに代わって出場することになったチェンバースは最初は糖蜜の中を走っているかのように動きが鈍く見えたが、最終的には8ものクリアを記録した。ベン・ホワイトは7度のクリア、3度のインターセプト、3度のシュートブロック、3度のタックルだ。ホールディング、ガブリエル、ティアニーもそれぞれ5回のクリアを記録した。

とはいえ、この試合を戦ったのは守備陣の選手だけではない。これはチーム全体でもぎ取った結果で、前線の選手たちも必死に守り切った。ラカゼットもクリア数3を記録した、マルティネッリはホワイトと同じだけの回数のタックルを成功させた。ブカヨ・サカは守備に穴を開けることなく相手を脅かすことにも成功した。

リバプールは後半3人を一気に変え、よりフレッシュな選手たちを投入した。アーセナルにはそのような層の厚さはベンチになく、サカに代えてタヴァレスを投入したくらいだ。

南野にこぼれ球が渡ったが外してしまった場面で、ベン・ホワイトは笑って見せた。この試合で結果を残すためには少しばかりの幸運が必要なのは間違いなかったが、我々はそれを果敢なプレイで勝ち取ったのだ。

退場の場面に関しては、あれがレッドカードだったのは間違いない。ジャカはアーセナルにとって頭の痛い問題で、一番の不安要素であると同時にチームに必要な存在でもある。

また、その是非は別の話だが、明らかにジャカが審判からマークされているのも困ったものだ。もしかすると同じタックルを行ったのがジャカでない違う選手であれば、もう少し好意的に解釈してもらえた可能性はある。

もちろん、得点機で相手の胸の高さにまで足を上げて突っ込んでいけばほとんど毎回退場になるとは思うが。

これは普段のジャカの基準に照らして考えても軽率だったし、試合後ジャカが謝罪しているというのがそれを示している。

アーセナルはこのような選手を一体どれだけチームに留めておけるだろうか?確かに審判から不利な判定を受けやすいのはジャカのせいではないし、それを理由にジャカの評価を決めるのはフェアではないが、だが、これは純然たる事実だ。

ジャカ自身もわかっているだろうし、アルテタも、皆がこれを認識している。

29歳のジャカがプレイスタイルを変えるとも思えないし、このままでチームがその代償を支払い続けることになる。昨夜の場合それはアンフィールドで1時間10人で戦うことだった。今日それは疲労となって表れるだろう。そして、今週末にはそれはシニア選手を一人欠いたノースロンドンダービーとなる。

ファウルの場面自体に関しては、確かにある程度同情の余地はある。確かにジャカの得意ではない場面に陥ってしまっているが、これがアーセナルのスタイルでもある。

我々は高い位置を取って戦うチームだし、ジャカの仕事の一つはそれをカバーすることだ。彼は危険を察知し、後ろに下がって追ったところまでは良かったが、この状況に対応できるだけのスピードと走力を備えていなかった。

そして、状況判断力も欠いており、結果としてレッドカードになった。夏にCMFの補強が必須であると象徴するような瞬間だった。

レッドカードだけではなく、そもそもチームに必要でジャカにはもたらせないものを示していた。もちろんこの二つは互いに関係しあっているわけだが。

ただ、それはそれとして、この試合の振り返りをネガティブな文章で終わらせるべきではない。彼以外の選手たちが見せたプレイにフォーカスすべきだ。試合後アルテタは以下のように語った。

選手たちの今日のプレイを誇りに思うよ。非常に難しいスタジアムで、難しい相手に70分間10人で戦ったのだからね。ファイティングスピリットと献身性、そして当然ながらクオリティが問われた試合だった。我々が得意とする形ではない試合を強いられ、練習した形でなかったが、勝利にはそれが必要だった。

当然ながら、実際にはアーセナルはこの試合に勝利したわけではないが、この結果が勝利のように感じられたのも理解できる。

彼は繰り返して"スピリット"と"ファイト"という単語を用いた。アルテタは"兄弟愛"という言葉も用いたし、一緒に戦争に行っても構わないと思えるような選手を選出するとも語った。

リバプールの攻撃を防ぎ切り、セカンドレグまでつなげられたことがアルテタとチームにとって非常に大きな意味を持つことは明らかだ。

最悪の事態どころか、状況を考えれば最良とすら言える結果をアーセナルは手にした。10人になって以降、選手個人個人も輝いたが、ほとんど完ぺきと言ってもいいチーム全体のパフォーマンスだった。

怪我やコロナの影響でアーセナルの選手層はかなり薄くなっているが、とにかく昨日の試合を戦い切った選手たち、そして素晴らしい空気を作り出したアウェイファンをほめたたえようではないか。

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Posted by gern3137