現状アーセナルはストライカーに誰を起用すべきなのか
まだまだ先日の敗戦の傷は癒えていないが、試合の詳細は一旦置いておき、この試合で浮き彫りになった課題の一つであるアーセナルのストライカーのオプションに関して考察しよう。
オーバメヤン
彼についてあまり多くを語るつもりはないが、ツイッター上のアーセナルファンの多くはオーバメヤンを見捨ててしまったように見える。
もうあまり擁護の余地はない。最大の問題は得点不足ではなく、オーバメヤンは得点を挙げない場合、他にチームに貢献できる点がほとんど何もない、という点だ。彼のキャプテンシーについても議論する必要があるだろう。
ラカゼット
彼はスカッドにとって価値のあるオプションであるとは言える。汚れ仕事もいとわず、ファウルを誘い、低い位置まで下りてのプレイも出来る。
ただし、彼のポストプレイは時折過大評価されているようにも感じる。彼のパス連携は悪くないが、素晴らしいというほどではない。
彼はターンがそこまで早くないし、時折技術的にラフな時もある。
ただ、ラカゼットの最大の問題点は得点が十分ではないという点だ。彼がチームにもたらせるものはあるが、彼をトップとして起用した場合、得点の責任がサカやスミスロウといった選手たちに重くのしかかることになる。
彼らは素晴らしい若手だが、マネやサラーのレベルにはまだない。したがって、オーバメヤンの代わりにラカゼットを起用すればそれで問題は解決、というわけにはいかないだろう。
エンケティア
ノー。
バログン
もう少し出場機会を与えるべきだという意見には一理あるかもしれないが、流石に即座にアーセナルの先発ストライカーになることを期待することはできない。
マルティネッリ
恐らくアーセナルファンの間で最も人気があるのがこのオプションだろう。先日も彼はハードワークをこなし、90分を走り切った。エヴァートン戦先発の可能性もあるだろう。
唯一の問題点-これは別に彼に対する批判ではないのだが-は、マルティネッリはストライカーではないという点だ。マンチェスター・ユナイテッド戦で輝いたプレイは外からのカットインやドリブル突破などだったし、自陣からの素晴らしいボールの持ち上がりを見せた最後の場面ではオーバメヤンに良いお膳立てをして見せた。
これらはストライカーのプレイではない。彼自身も以前サイドでのプレイの方をより好むとコメントしていた。
マルティネッリはある程度自由を与えられ、スペースを漂いながら、前方へ知的かつ勢いのあるランを行うことが得意だ。
これを行うためには、前線にもう一人フォーカルポイントとなってくれるような選手が必要だ。
我々はシティのような典型的な9番なしで機能するチームではない。
昨季ライプツィヒでティモ・ヴェルナーは28得点を挙げたが、彼は9番ではなかった。長身でボールをキープできるポールセンがワントップを務めていた。
懸念としては、マルティネッリをトップに起用すると孤立してしまう可能性が高く、かつ彼がサイドに流れると前線の中央に誰もいなくなってしまうという点だ。
まとめ
簡単な解決策は新たなストライカーを獲得することだ。試合によってはマルティネッリがストライカーとして輝ける場合もあるだろうが、毎試合彼をワントップとして先発させるのは難しいだろう。
オーバメヤンは年齢もあり、いずれはいくつかのチャンスを決めるだろうが、そのうちすぐにまた同じ問題に直面してしまう。
マルティネッリとラカゼットのツートップという案もあるにはあるが、あまり確信は持てない。結局、ラカゼットが低く下がるとマルティネッリから離れすぎてしまい、彼が孤立することになるだろうからだ。
もしラカゼットがもう少し高い位置で、それこそアレクシスとコンビを組んだ時のジルーのようにフォーカルポイントとなれるのであれば、この組み合わせはうまくいく可能性はある。
ラカゼットがアーセナルで機能するかどうかのカギを握っているのはパーティとウーデゴールだろう。
ロングボールを用いずに、FWが下りてこずとも中盤から前線にボールを届けられるようになる必要がある。
ウーデゴールのタックルは残念だったがいくつか良い場面もあったし、シュートも良かった。スミスロウのコンディション次第で、チームはウーデゴールに本来の調子を取り戻してもらう必要がある。
また、私としてはパーティを信頼しているし、絶対にもっとやれる選手だと思う。彼が調子を取り戻してくれることを願おう。
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コメント一覧
は?
ウーデゴーから前線に届けるというなら結局トップが孤立するんだが。ウーデゴーCMF起用は既に失敗してるし。
それにエンケティアがノーならバログンもノーだろ。ひどいねこいつ