選手採点 アーセナル vs アストン・ヴィラ(H) プレミアリーグ 2021/2022 第9節
選手採点
毎週これやって欲しい!
GK
ラムズデール: 7
失点場面に関しては相手のシュートが素晴らしすぎたのでラムズデールは責められない。いつも通り、彼のボール配給はアーセナルの攻撃の鍵となった。
また、セレブレーションは全力で、そして失点場面は守備陣に対しての怒りを露わにしたりと、最近は冷静で大人びたタイプが続いていたアーセナルのGKとしては最近あまり見なかったタイプだが、彼がチームにもたらすプラスの影響は大きい。
DF
冨安: 7
非常にエネルギッシュなプレイを披露。逆サイドのタヴァレスとはまた違った形で攻撃で良い場面を何度か演出した。
守備に関してはいつも通り、我々が慣れ親しんだ通りのソリッドな姿で、空中戦勝率100%、8度のボール回収を記録。
ホワイト: 8
皆素晴らしかったので順位をつけるのは難しいが、ベン・ホワイトが今日の守備陣のMVPだったといって良いのではないだろうか。
試合を通して冷静で、何度か素晴らしいブロックを見せたのに加え、持ち味であるボールの持ち上がりも見せた。
ガブリエル: 8
安定感抜群のパフォーマンス。今季はずっと一貫して素晴らしい活躍を見せており、ホワイトとガブリエルのコンビがアーセナルの絶対的な最終ラインのスタメンとして定着してくれたのは非常に頼もしい。
タヴァレス: 8
ティアニーの負傷に伴い先発となったタヴァレスだったが、圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームがティアニーの不在の影響を感じさせなかった、というのが何よりの賛辞だろう。
サイドバックながらシュート3本を放ち、クロスもチーム2位の4本を記録。試合の最終盤まで攻撃のチャンスと見るや全力疾走で駆け上がり、前線でボールを持てば常にシュートのチャンスを窺っているかと思いきや、より良いポジションに見方が居ればパスもためらわない、ベテランも顔負けの前線での落ち着きも披露。
高いドリブル突破力と逆足の精度を備えているため相手のDFにとっては非常に対応が難しく、アストン・ヴィラ守備陣を混乱に陥れた。
ひいき目込みかもしれないが、彼の裏への走り込みは何かオーラがあるというか、出し手がランに引っ張られ、出さざるを得ないような雰囲気を感じた。
また、プレシーズンの印象とは裏腹に、攻守両面で規律のあるプレイが出来るところも披露。まだ何とも言えないが、このレベルのパフォーマンスを継続して見せられるのであれば、ティアニーもうかうかしていられないだろう。もしかするとアーセナルはポルトガルからとんでもない原石を大バーゲンで獲得したのかもしれない。
MF
パーティ: 8
全体的に良いパフォーマンスだったのに加え、ついにプレミアリーグ初ゴールをゲット。あれだけミドルシュートを打っておきながら、結果的にコーナーからの得点で、しかもその後アーセナルのセットプレーのメインウェポンのようになっていたのは少し面白かった。
代表戦では非常に高い得点力を見せている選手でもあり、今後これをきっかけにイングランドでも得点力が開花するだろうか。
ロコンガ: 7
ジャカ不在に伴って、若干不安な様子もあったアーセナルの中盤だったが、この試合に関しては全くそれを感じさせなかった。ジャカの長期的な将来のことなども考えると、ロコンガ-パーティのペアが機能してくれるとアーセナルにとっては非常に大きいはずだ。
ボール保持時も安定感があったし、8度のボール回収8も記録。
スミスロウ: 9 マンオブザマッチ
もともと最近のアーセナルの攻撃に必要不可欠な選手がスミスロウであることはアーセナルファンの意見の一致をみるところではあっただろうと思うが、今日の試合では得点も上げて見せ、直近の5試合で3ゴール2アシストと、課題だった得点に直結する活躍を継続して見せられている。
ついに本格的に世界最高峰のMFへの階段を上りつつあるか。
自身の得点のシーンでは、自らインターセプトで起点となったのも頼もしい。
サカ: 7
この試合でのサカのパフォーマンスを評価するのは少し難しい。チャンス創出という意味では素晴らしかったし、やはり右サイドでプレイしたほうがはるかに良いプレイが見せられているのは間違いない。
シュート4本放ち、チャンスに顔を出すという意味でも素晴らしかったものの、特にタヴァレスからのボールは完全に決定機だっただけに、決め切れなかったのは悔しさも残った。得点に関しては一歩先にスミスロウが結果を出しつつあり、今後彼に続けるだろうか。
FW
ラカゼット: 8
最近は途中出場から良いプレイを見せており、満を持しての先発復帰となったが、現スカッドでは他の選手にないものをもたらせるのは明らかだ。
PKを得たのや献身的な前線からのプレスや、下りてきてのリンクアッププレイに加え、精神的にもチームに与えた影響は大きいように感じられる。
プレイの質というよりは契約状況との兼ね合いで一時期は完全に戦力外のような様相を呈していただけに、それでも準備を怠らず、久々の機会でチームのためのプレイを見せる、プロフェッショナルな姿勢には脱帽だ。
オーバメヤン: 8
ラカゼットが得たPKのキッカーを任された。エミ・マルティネスは最近やたらPKを止めているのに加え、元チームメイトということもあり、若干嫌な予感があり、それが的中してしまったものの、冷静にリバウンドを叩きこんで事なきを得た。
トッテナム戦でのプレイを彷彿とさせる素晴らしいフリックからスミスロウの得点も演出。一時期はラカゼットとの共存は難しいのではないかと見る向きもあったが、今日の二人の様子を見るに、そんなことはなさそうだ。
交代選手
ウーデゴール: 7
結果的に今日の試合では先発落ちということになったわけだが、ここまでの試合への出場分数的に、やはり後半勢いを少し落としたラカゼットに代わって登場。
何本か良いパスもあり、やはり前で違いを作れるというのを見せた。
(ナイルズとマルティネッリは出場時間が短いため採点なし)
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Posted by gern3137
ディスカッション
コメント一覧
タヴァレス愛がスゴイです、、
トーマスのロールスロイスキャラで、ミドルがぜんぜん入らないのが個人的にはツボです
ラカにリスペクト!
自分たちで相手を動かしていきたいんだから
テンション上げなきゃ
前節みたいに
早い時間帯に先制するとチョイチョイ低調になる
必要性にかられないとパフォーマンスが落ちる
でも無理強いはできない
ベンゲルは
パスアンドムーヴに自由な自己表現のっけて
自然にエネルギーはわき出た
結果シーズン通すと安定した
型にはめてる分受け身に陥りやすい
そこがポイントになる
受け身になるのか加勢にいくのか中途半端がよくない
必要に応じて試合をコントロールできるような
柔軟性が次の段階
納得の評価。タバレスの活躍に10番ラカの適用。ティアニーロールやウーデゴーの必要性に一定の回答を得たと思う。ただしヴィラが酷すぎた。そこを加味すると例えどんなシステムでもうまくいった気がして、成功なのかなんとも言えない感じ