アーセナルのスカッドの刷新はまだ終わっていない 前編
アルテタ体制になって以降の移籍市場で、アーセナルは先発要員の選手たちをガラッと入れ替えた。
ホワイト、パーティ、ガブリエル、ウーデゴール、冨安健洋、ラムズデール(とウィリアン)らがチームに加わり、サカ、スミスロウ、オーバメヤン、ホールディング、マルティネッリはアルテタが監督になって以降に契約延長を行った選手たちだ。
そして、控え兼将来を見込んだ獲得として、タヴァレスとロコンガも加わった。
その一方で、ベジェリン、サリバ、トレイラ、ルナルソン、ネルソン、マヴロパノス、ゲンドゥージ、ウィロック、コラシナツ、マルティネス、ルイス、エジル、ムスタフィ、ソクラティス、ウィリアンといった選手たちが去った。
これはかなり大規模な変革で、重要性の度合いにばらつきはあるものの、コラシナツ、ルイス、ソクラティス、ムスタフィ、エジル、ウィリアンは皆キャリアのどこかではアーセナルの絶対的なスタメンを務めた選手たちだ。
また、マルティネスとウィロックもユース出身で、彼らを売却するというのは大きな決断だった。
今年の夏の移籍市場が閉まった後の初戦、ノリッジ戦でラムズデール、冨安、ウーデゴール、ホワイト、ガブリエル、ロコンガ、といった選手たちが全員先発した。
この日コンディションの問題でベンチに座っていたパーティの周囲の選手たちを見れば、次にアーセナルを去ることになるのが高そうな選手たちがわかる。
レノとラカゼットのアーセナルのキャリアも終わりに近づいているのは間違いなく、チェンバースも契約切れが迫っているが、恐らく新契約をオファーされることはないだろう。
パブロ・マリはコラシナツにポジションを奪われたくらいなので、彼も将来のプランに入っていないだろう。
そのコラシナツもノリッジ戦ではベンチにおらず、エルネニー、エンケティアも加えた3人が契約満了と共にクラブを去る可能性は非常に高い。
オーバメヤンも2023年で契約満了なので、ラカゼットとエンケティアが来夏いなくなる可能性が高いことを考えると、恐らく来夏アーセナルは彼の将来的な代役を獲得することになるのだろう。
アーセナルは恐らくセドリックにももしオファーがあれば受け入れるだろうし、私が数えた数が間違っていなければ、クラブには今季末で契約が切れる4人に加えて、2023に契約切れとなり、かつ延長の見込みがほとんどなさそうな選手が8人いる(レノ、ベジェリン、トレイラ、ナイルズ、セドリック、チェンバース、ネルソン、ゲンドゥージ)
2021年の夏は大幅な刷新が行われたように感じられたが、2022年の夏も、放出の可能性が高い選手の数を見るに、同じような大刷新が行われることだろう。
(後編に続きます)
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