【アーセナルユースの期待株】オマリ・ハッチンソンとは?

分析海外記事

アーセナルファンのSNS上のコメントというのはネガティブなことも多いが、そんな彼らでさえ、皆ユースアカデミーの若手のハイライト動画を見るのはとてもエキサイティングなものだという点では意見が一致するだろう。

そのうちの一人が17歳のオマリ・ハッチンソンで、彼はプレミアリーグ2(アーセナルのU-23チームが参加しているリーグだ)で最も脅威となっている選手の一人だ。

彼はここまで3試合で2ゴール2アシストを記録しており、今季のファーストチーム帯同もあるかもしれない。

ハッチンソンはU-18で昨季素晴らしいシーズンを送り、今季からメルテザッカーがU-23に昇格させた。アーセナルU-23は昨季13チーム中10位という成績で、今季は彼にはよりタフな挑戦が待っている。

だが、ハッチンソンと同じようにパティーノとテイラー=ハートも昇格しており、ゴールにはオコンクォがおり、CBのレキクも加わったりと昨季とは違う顔ぶれがU-23には揃っている。今季すでに彼らはマンチェスター・ユナイテッドとスパーズを破っており好調だ。

ハッチンソンはユースだけではなく、既にトップチームのスコットランドのプレシーズンにも帯同していたし、ここまでのアカデミーでのパフォーマンスを見るに、トップチームデビューも遠くはないだろう。

ハッチンソンは中央で攻撃的なMFとしてプレイする選手だが、右人がれる傾向にあり、そういった意味ではサイドが逆である点を除けば少しスミスロウに似ているといえるかもしれない。

キド・テイラー=ハートが左に流れていくMFとしてプレイするU-23ではこの形は非常に効果的で、スパーズ戦で見せたように、この二人は非常に相性が良い。

だがむしろ、ハッチンソンがより目立っていたのは今季の第二節、クリスタル・パレス戦だろう。

ハッチンソンは15分も経たないうちに2点を決め、その後ビエレスとスワンソンが続いた。特に一点目は素晴らしい形でのゴールだった。

この前の試合でアーセナルはウエストハムに6-1でやられており、この試合では3-5-2が用いられ、ハッチンソンはFWとして起用されていたが、この次の試合で不調のコトレルに代わる形でハッチンソンを中盤に置き、そして空いたFWのポジションにテイラー=ハートを起用したことで流れが変わった。

ハッチンソンはハーフライン近くでボールを受けるとフェイントでパレスのDFをかわしながらボックスまでたどり着くと、最後のマーカーをかわしてゴール右隅に叩き込んだ。

カラバオ杯のウィンブルドン戦でハッチンソンやパティーノ、テイラー=ハートといった選手たちを起用するべきだ(現実的にはアルテタが彼らを起用する可能性はそこまで高くないとは思うが)という声も上がっているが、どちらにしろ、彼らの姿をトップチームで見られるのに時間がかからないだろう。

今の所チャーリー・パティーノがアーセナルファンの注目をさらっており、それは当然だが、我々はオマリ・ハッチンソンの名前も覚えてべきだ。

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Posted by gern3137