選手採点 アーセナル vs マンチェスター・シティ(A) プレミアリーグ 2021/2022 第3節

選手採点

絶望のワンダーウォール。

GK

レノ: 5

このような試合でGKをどう評価すればよいというのだろう。チームの方針の変更なのか、依然としてロングパス多めの傾向はあるが、何本か良いセーブを見せ、試合結果がこれ以上に悪くなるのを防いだ。ただ、一失点目の対応には疑問が残った。

DF

ティアニー: 5

戦い続けようという意思を見せた数少ない選手の一人。相変わらずチームの唯一の攻撃のオプションといった感じだった。

コラシナツ: 3

まさか2021年にマンチェスター・シティ相手のアウェイ戦でコラシナツがCBとして先発することになるとは、いったい誰が予想できただろう。

これはコラシナツ自身というよりもむしろフロント、監督の責任だと思うのだが、そもそも夏中移籍を目指して話を進めており、フェネルバフチェ移籍のために契約解除を求めて交渉していた選手がこのような重要度の試合でなぜ先発することになったのか、不可解だ。

ホールディング: 3

ボックス内での脅威に対処できず、ダビド・ルイスが居ないと3バックにしても守備力は上がらないということが分かった試合だった。

チェンバース: 3

1失点目の場面ではレノもクロス対応を行うべきだったかもしれないが、ギュンドアンに競り負けてしまった。

その後も地上空中を問わずマンチェスター・シティ攻撃陣に対応できなかった。

セドリック: 2

プレシーズンとシーズンの序盤を見る限り、右サイドバックとしてのアルテタの序列はかなり低そうだが、それにもかかわらず先発となり、アーセナルの苦境を示すと同時にその理由が明らかになってしまった。

タックル数・地上でのデュエル勝利・空中戦勝利・キーパス・クロス・ロングボールすべてゼロ、パス成功率44%というスタッツを記録した。

ベジェリンは移籍との兼ね合いかプレイする兆しがなく、チェンバースもクロス精度以外は右サイドバックとして十分な水準になく、ナイルズは中盤要員、となると本当にいよいよタヴァレス右サイドバック起用くらいしかオプションがなくてなってしまうが、移籍市場の残り期間で動きはあるだろうか。

MF

ジャカ: 2

いったい何をやっているのだ。何度も彼のリーダーとしてのクオリティ、チームメイトからの信頼は語られるが、真のリーダーはチームに苦境が陥っている際にチームメイトを数的不利な状態で置いて不必要なレッドカードでピッチを去ったりはしないものだ。

また、ジャカがこのようにプレッシャーのかかった場面でどういうプレイを見せるかは既に分かっているはずで、シティ相手にジャカ以外に中盤の守備をある程度得意とするような選手を置かないというアルテタの判断にも疑問が残る

ウーデゴール: 4

試合序盤には良いプレイも見せたが、10人になって以降は展開が一方的過ぎて見せ場は作れなかった。すでにベンチに下がっていたが、試合後にアウェイファンのセクションに感謝を表明するために歩いていく姿が見られた。

スミスロウ: 6

オーバメヤンは試合後にアーセナルとしての"誇り"をもってプレイしなくてはならないと語っていたが、今日のアーセナルで唯一その誇りを感じさせるようなプレイを見せた選手。

孤軍奮闘という言葉がぴったりで、試合後半に、マンチェスター・シティ守備陣に向かって果敢に立ち向かっていく姿は泣けた。

まだ21歳だが、アーセナルでプレイすることの重大さを誰よりもわかっているように見えた。彼を見て他のより年長の選手たちは何を思うのだろうか。

サカ: 4

この試合唯一のシュートを放ったが、それ以外は見せ場は作れず。退場者が出たこともあってハーフタイムにエルネニーと交代した。

FW

オーバメヤン: 3

特に何もできなかったが、プレイ面では責められない。彼に何かできるチャンスが訪れる前に試合は終わってしまった。オーバメヤンの呼びかけで選手たちが緊急ミーティングを開く、などといった報道も出ているが、ここから彼のアーセナルのキャプテンとしての真価が問われることになるだろう。

交代選手

エルネニー・ラカゼット・ナイルズ

このような状況で途中交代で出場した選手をどう評価すればよいのかは難しい。彼らが何か流れを変えられたというわけではないが、かといって彼らのせいで状況が悪化したというわけでもなかった。

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Posted by gern3137