arseblog氏によるブレントフォード戦振り返り

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当然開幕戦でブレントフォードに敗北を喫するというのはアーセナルのプランにはなかったはずだが、今にして思えば既にプレミアリーグに今年乗り込んできたブレントフォード躍進の兆しは見られており、アーセナルは彼らを手助けしてしまった。

オーバメヤンとラカゼット欠場というニュースがアーセナルファンをそこまで不安にさせなかったというのが今のチーム状況を物語っている。

むしろその逆で、ミケル・アルテタが今までとは違うことにトライしなくてはならないことを好意的に見る向きすらあった。

サカのコンディションは100%ではなく、左にマルティネッリ、そしてバログンが中央でプレミアリーグ先発デビューを果たすことになった。新加入のベン・ホワイトとアルベール・サンビ・ロコンガもいきなりのデビューとなった。

先発メンバー表はファンに好意的に受け止められたが、試合が始まってみれば、実際に行われるサッカーはそう簡単にはいかないことが明らかだった。

バログンはポテンシャルがあるとは思うが、より経験豊富な相手DFたちに簡単に抑え込まれてしまい、今後もプレミアリーグでやっていくのであれば、これは早めに改善する必要がある。

マルティネッリはうまく試合に入れず、中でプレイする時間が多く(恐らく指示によるものだろう)、キーラン・ティアニーへのスペースを作ったが、彼がオーバーラップした際にサポートすることはあまりできなかった。

ロコンガのパフォーマンスは期待が持てるもので、機動力があり、常にパスを受けようと顔を出していた。ホワイトに関しては、イヴァン・トニー相手の空中戦初戦でこそ勝利したものの、7度の空中戦で3勝しかおさめられず、勝率は50%を切った。

この点は改善の余地があり、ブレントフォードのストライカーにやられてしまった、少し不吉なデビュー戦となった。

いくつか希望の持てるようなプレイをアーセナルも見せたが、そのほとんどはエミール・スミスロウからのもので、攻撃で何かを起こそうとしているのは(左にボールを回してティアニーを活用するという戦術を除けば)彼一人のように見えた。

試合を通して、アーセナルのプランはただスミスロウが良いプレイを見せ、相手をかわし、ボールを前に進めてくれるよう願うことなのか?と感じられた。20歳の方に乗せるには大きな重荷だ。

ブレントフォードの得点は一見ラインを割ったかに見えたボールが帰ってきて、チェンバースがカノスにやられて、強烈なシュートがニアポストに突き刺さったものだった。

現状のアーセナルのGKを巡る状況が問題であることは間違いなく、レノは何度か良いセーブも見せたものの、彼のボール配給は過去よりも悪くなっているようにすら感じられ、2失点目が示した通り、相手チームはレノのことを弱点だととらえ、そこを狙ってきているようだ。

ロングスローが中に入れられ、レノはブレントフォードの選手に捕まえらえれてしまった。あれは絶対にファウルだったと思う。だが同時に、GK側の残念なプレイでもあったと思う。この2つが両立しないというわけではない。

我々はボールを跳ねさせ、ブレントフォードはそれを押し込んだ。

赤と白のストライプのチームがアーセナルの淡白な守備を突破してロングスローから得点する過去の場面がフラッシュバックをしたのは私一人ではないだろう。まるでストークシティとの対戦をほうふつとさせた。

この時点で、ベンチにチームを助けられるような選手はおらず、この結果になることは必然に感じられた。

試合後にアルテタはアーセナルの最大の課題は得点力不足だとコメントしたが、同時にアルテタが2人のストライカーをベンチに下げ、ウイングと攻撃的を投入したのも事実だ。

もちろん主力ストライカー2人が欠場という状況が大きく影響を与えたのは事実だが、ビハインドの状況でFWの二人を下げるというのは少し直感に反して感じられた。

スタッツを見ると、昨夜アーセナルは22本のシュートを記録し、これはアルテタ体制下で最多だったらしい。だが、これこそまさに首をかしげたくなってしまうようなスタッツの典型で、アーセナルが昨季リーグ3位の守備を見せていた、というスタッツと同じように、かなり我々の感覚との乖離がある。

ベンチから投入されたサカは良いプレイを見せ、彼とスミスロウ、そしてティアニーとロコンガがこの試合で輝いた4人の選手といっていいだろう。

それ以外の選手に希望を抱くのは難しかった。

アーセナルのプレイの多くの部分が今までと全く変わっていないように感じられた。だが、そもそも同じメンバーで違った結果を期待するのはどれだけ現実的なのだろうか?

カラム・チェンバースがファーストチョイスの右サイドバックであるというのは今のアーセナルのこのポジションにおける苦境を表している。

私は彼が好きだし、悪くない、誠実な選手だと思う。だが、サイドバックというのはチームにとって非常に重要なポジションだ。

そして、なんとベジェリン、セドリック、ナイルズがベンチにいたにもかかわらず、アルテタがチェンバースに変えて投入することを選んだのは新加入の左サイドバック、ヌノ・タヴァレスだった。

そして、いつも通りジャカが中盤でプレイしキャプテンを務め、パブロ・マリはプレミアリーグでプレイできるレベルにはないのではないかと思わせつつあり、レノは相手のハードなチャージに弱い。

そして、昨季と同じようにインスピレーションにかけ、予測が簡単で、そのため対処するのも簡単なサッカーをアーセナルは展開している。

もしかすると、オーバメヤンとラカゼットが居れば何か変わっていたのかもしれないが、私にはこの2人の存在がチームにそこまで大きな変化をもたらしたか確信が持てない。

恐らくパーティが中盤に、そして左CBにガブリエルが居れば、これらの問題のいくつかは良くなるだろう。

だがまずチャンス創出が大きな問題で、ウーデゴールの帰還が現実味を増しつつあり、これに関しては好意的にとらえている。昨日の試合で得点とチャンス創出ができる選手が足りないのは明らかで、それに対する手が打たれているということだからだ。

だが一方で、選手自身やチーム編成の問題だけではなく、そもそもの監督の指示に問題もあるのではないかという思いはぬぐえない。

もちろん決まったパターンの攻撃があるというのは良いことだと思うが、即興性や選手の自由を発揮できる環境がなければ選手は行き詰まってしまう。

相手チームはアーセナルのやり方を研究して対策を立ててくるわけで、それとは違うスパーク-スミスロウが昨夜見せようとしたもの-がなければ苦戦してしまうのは必然だ。

開幕戦を終えた後にこのような憂鬱な気持ちになって今季を迎えなければいけないというのはタフなものだが、ブレントフォードはこの試合に向けてすばらしい準備をし、彼らのゲームプランが機能したことは認めざるを得ない。90分を終えて、どちらが勝利に値したチームだったかは明らかだ。

この後チェルシー戦が控えており、アーセナルがチェルシー戦でこれまでとは違った戦い方を見せるかはわからない。新加入選手は来るかもしれないが、アプローチはどうだろうか。昨季我々は彼らにダブルを喫している。

開幕戦の敗北を受けて、ホーム初戦にかかるプレッシャーは更に大きなものとなった。

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Posted by gern3137