【数字で見る】ベン・ホワイト

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アーセナルは昨日3人目の選手獲得となる、ベン・ホワイトのブライトンからの移籍を発表した。

タヴァレスとロコンガとは異なり、ホワイトは即座にファーストチーム入りが期待される選手だ。彼がどのような選手なのか見ていこう。

スタッツの説明をする前にまず注意すべき点は、ベン・ホワイトはブライトンでいくつか異なるポジションでプレイしており、それが影響を与えているということと、そもそも他のポジションと比べてCBはスタッツで測るのがが難しい点だ。

CBの仕事は相手の攻撃を未然に防ぐことなので、ボールを中心に起きた出来事を計測するイベントデータではその能力を測りづらい。

例えばCBが完璧なポジションにいたため、相手選手がボックス内へのパスを出すのをやめてしまった、という場合、彼はまさにCBの仕事を完璧に遂行しているといえるが、これはスタッツには表れない。

逆に、ポジショニングが悪くスライディングに行かざるを得ない、というCBがいた場合はタックル数1とカウントされるが、そもそもタックルに行かなくてはならなくなったのは自分自身のせい、ということになる。

高い精度のイベントデータは素晴らしいものだが、これは真っ暗なピッチでボールにだけスポットライトを当てて試合を観戦するようなもので、すべての情報をカバーできるわけではないので、他の要素から我々が推測する必要がある。

また同時に守備面のスタッツというのはチームの守備戦術に非常に影響を受けやすい。

守備面

以下の数字はポゼッション調整済みだ。%ランクは5大リーグのCBと比べての位置づけを意味しており、80であれば上位20%の数字、ということになる。

90分当たりのタックル成功数: 1.6 (%ランク 60)
90分当たりのタックル企図数 2.6 (%ランク 83)
被ドリブル突破率 38% (%ランク 6)

タックル数は如実にポジションの差が表れていて、ホワイトはCBとしてプレイしているときには45回のタックルにトライして17回ドリブル突破されている(この数字も%ランク38なのでそこまでよいわけではないが)のに比べ、その他のポジションの時には37度タックルにトライして16度ドリブル突破されている。

90分当たりのファウル数: 0.9 (%ランク 54)
90分当たりのインターセプト数 (%ランク 71)
90分当たりのパスブロック数: 0.8 (%ランク 89)
90分当たりのクリア数: 1.8 (%ランク 1)
90分当たりのシュートブロック数: 0.7 (%ランク 47)
90分当たりのボール回収数: 6 (%ランク 68)
90分当たりの空中戦勝利回数: 1.5 (%ランク30)
空中戦勝率: 51% (%ランク 13)

彼の守備の詳細な分析はほかの方に任せるとしても、スタッツを見る限りは、彼はかなり忙しくしているが、もう少しボール奪取に行くべき時とそうでないタイミングを見計らうべき選手のように見える。

ブライトン時代は彼のメインの仕事はボールを回収することではなく、また空中戦で相手をはじき返すことでもなかったようだ。

ブライトンのDFのタックル企図数
インターセプト
クリア
空中戦勝利回数

パス

90分当たりのパス数: 40.6 (%ランク 49)
パス成功率: 82.2 (成功期待率は79.7)
ロングパス企図数: 6.2 (うち2.8本成功)
90分当たりのファイナルサードへのパス: 35 (%ランク 73)
90分当たりのプログレッシブパス 2.8 (%ランク 76)

ホワイトのパス面のスタッツを見るとアーセナルが獲得を望んだ理由が見えてくる。パス数自体は平均的(これがアーセナルでどうなるかは興味深い)だが、全体の傾向として、より難しいパスにトライする傾向があり、そしてその成功率も平均的なCBと比べると高い。

ボールの持ち上がり

90分当たりのプログレッシブキャリー: 2.5 (%ランク 74)
90分当たりのファイナルサードへのドリブル侵入 1.0 (%ランク 95)
90分当たりのドリブル突破数 0.7 (%ランク 95) 成功率62%
90分当たりのボールロスト数: 0.9 (%ランク 14)

プログレッシブキャリーマップ

彼はボールをドリブルで持ち上がるスキルが高い選手だというのがわかるが、同時にこれらの多くは右サイドバックでプレイしいたときに行われたプレイでもある。彼がこれをアーセナルのCBとしてどこまで再現できるかは興味深い。

FINAL THOUGHTS

ベン・ホワイトは非常に高評価されているが、かなり粗削りな部分もある選手だ。

彼に関して好ましい点は、既にかなり多くの試合をプレイしているが、改善の余地はある一方で、若いCBにありがちな時折重大なミスを犯してしまうという傾向がないことだろう。

パスとドリブルでアーセナルのボール前進を大きく助けてくれるポテンシャルがある選手で、アスリート力もあるので右サイドバックあるいは右CMFの負担を減らし、より彼らが前線に上がって攻撃をサポートするのが楽になるはずだ。

したがって、直接的に攻撃に貢献するというよりも、他の選手がより多く攻撃に絡むことを助けてくれるような選手といえるかもしれない。

(データはOpta.StatsBomb FBrefによる)

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Posted by gern3137