ウーデゴール獲得のチャンスがあるのであればアーセナルは全力で動くべきである

分析arseblog,海外記事

今月の初めにウーデゴールはコメントを発表し、アーセナルへの移籍はもうなくなったのではないかと思われた。このコメントと前後して、カルロ・アンチェロッティがウーデゴールにレアル・マドリードでの出場機会を保証したとも報じられていた。

だが、最近はウーデゴールのレアル・マドリードでの将来はそこまでバラ色ではないかもしれない、という報道も出始めている。

彼がチームで孤立しているようだ、といううわさもあれば、既に代理人にアーセナル移籍を実現させるよう指示を出したという噂すらある。

これらにどの程度の信ぴょう性があるかはわからないが、火のない所に煙は立たぬとはよくいったものだ。とはいえ、移籍には多くの思惑が絡むので、やはり真相を知るのは難しい

選手の代理人側が、アーセナルでの方がより中心的な役割を担えると感じこれらの情報をリークしているのだろうか?あるいは移籍市場の資金が欲しいレアル・マドリードが売却を進めたくてこのような話をしているのか?

もしかするとその両方かもしれないし、あるいは、そもそもそんな噂は事実ではないのかもしれない。だがこれが興味深い状況であることには変わりない。なぜなら、アーセナルはここまでずっとウーデゴール獲得は可能性がある取引だと考えてきた節があるからだ。

アーセナルはエミ・ブエンディア獲得を何が何でも実現させなくては、と考えていたわけではなかったようだが、今アーセナル移籍がうわさされている選手の移籍金を考えれば、ブエンディア獲得にも金銭面でヴィラと張り合える条件を提示できたはずだ。

もちろん単にブエンディア自身がアストンヴィラ行きを望んでいたという可能性もあり、それであれば仕方ないが、どちらかというとアーセナルはウーデゴールが本命のように見えた。

アルテタはウーデゴールへの称賛を隠そうとはせず、彼のクオリティと人格をほめたたえていた。この獲得が可能であれば、アルテタがGOサインを出すことは間違いないだろう。

実際のところ、これに関しては私も賛成だ。確かにアーセナルでのローンの後半は最初の数か月ほどの輝きはなかったが、彼は代表選で負った足首のケガに苦戦しているように見えた。

アーセナルを立て直した立役者としてスミスロウがスポットライトを浴びることが多く、もちろんそれも当然だとは思うが、ウーデゴールの存在もまた、非常にポジティブな点だったのは見逃せない。

私が思うに、ウーデゴール獲得の大きな利点は2つある。

彼は既にアーセナルになれており、チームメイトと監督を知っている。プレミアリーグでの適応の問題もない。

そして、彼がいればチームのチャンス創出の重荷をすべてスミスロウが背負う必要はなくなる。今後彼が継続してプレイできれば何ができるかというのは十分に示されていたと思う。

そして、言うまでもないことだが、彼の22歳という年齢はこの夏のアーセナルの獲得方針とも合致する。

レアル・マドリードは金銭面でかなり苦境に陥っており、移籍金もそこまで破格のものにはならなさそうだ。ただのローンではだめだが、ローン+買取義務というのはありだろう。

ウーデゴールとマディソンの比較が行われているが、ウーデゴールはどちらかというとモダン仕様なクラシカルなトップ下の延長のような選手だが、マディソンはそうではない。そもそもマディソン自身が自分はトップ下ではないと語っている。

僕のポジションは8番だよ。トップ下だとは思われたくないね。今季一回でもトップ下でプレイしたことがあったとは思わないよ。

マディソンは良い選手だが、レスターの補強のうまさを考えると、彼らに60m£以上という額を渡すのはかなり危険に思える。

したがって、私にはウーデゴールの方が、チームに必要な攻撃的MFとしてよいチョイスに思える。もちろん、実際に獲得可能となったらマディソンを拒絶すべきだとまでは思わないが、レアル・マドリードの金銭状況とウーデゴール自身の(報道が事実であれば)ノースロンドンへの帰還の意志を考えると、こちらの方が実現可能性が高そうに見える。

重要な点は、アーセナルはクラブの立ち位置と評判に関して現実を見る必要があるということだ。

市場には多くの素晴らしい選手がいるだろう。だが、我々には欧州コンペティション出場権はない。それにもかかわらず、もしウーデゴールのような選手がアーセナルに加わりたいと考えてくれるのであれば、彼より優れた選手をアーセナルが惹きつけられる可能性はかなり低いだろう。

私はウーデゴールが好きだし、明日にでも彼を獲得するべきだと思う。なので彼を過小評価するつもりはないが、我々より上位にいるクラブよりも、獲得できる選手の選択肢が少ないかもしれないという点は考慮に入れるべきだ。

既に述べた通り、我々にはスミスロウがいるし、サカの合流もそこまで遅れはしないだろう。サカが中央でプレイできる可能性もある。

したがって、アーセナルは攻撃的MFの獲得を移籍市場最終盤まで待つ余裕があるはずだ。もちろんそれにはある程度のリスクがあるが、クラブが終盤まで待てばウーデゴール獲得のチャンスがあると考えるのであれば、それは冒す価値のあるリスクであるように思える。

ただし、もちろんどれだけ成算があるかというと難しいところで、レアル・マドリードの状況とウーデゴール自身の気持ちを考慮してもまだそこまで見込みの薄い賭けではあるかもしれない。

だが、ロングシュートは必ずしも客席に飛んでいくとは限らない。時々それはゴールネットに突き刺さるのだ。

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Posted by gern3137