アーセナルの夏の放出に関する考察 後編

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ベジェリン

ファッションやスローイン、不調に関してファンの不満を聞くことが多くなっているベジェリンだが、最初に彼が出てきたとき私は彼の大ファンだった。

いつもチェルシー戦で輝く傾向にあるのもアーセナルの選手にふさわしいと思う。

もちろん、この夏のアーセナルの補強の優先課題は他にあるため、ベジェリンを手元に残すべきだと思う人も多いだろう。

だが一方で、ベジェリンはもし売却するとなればなかなかの移籍金が付きそうな選手の一人で、まだ彼の市場価値が高いうちに、チーム全体のことを考えると売却に踏み切るべきではないだろうか。

今季のアーセナルの失点は右サイドから生まれることも多く、ベジェリンは技術面守備面で万能ともいえない。

個人的には、ホームグロウンでもあることを考えると、30m£程度で売却できればクラブにとっては成功だといえるだろう。

チェンバース

最近はチェンバースは完全に忘れ去られた存在だ。ACLの怪我から復帰してもほとんど試合出場がない。そして、フラムとミドルズブラでのローンは成功したが、アーセナルでは守備陣の絶対的な一員だったことはない。

チェンバースは悪くない選手だとは思うが、アーセナルは現状このポジションに多くの選手を抱えている。来期はサリバがローンから帰ってくるし、アルテタの中でホールディングの評価はかなり高いようだ。

残り契約が一年となっていることも考えると、クラブはこの夏チェンバース獲得に支払った大金の一部でも取り返そうとするのではないだろうか。10m£程度がつけば悪くないほうだろう。

コラシナツ

シャルケに夏までのローンに出ているが、彼がアルテタが好むタイプの選手ではないことは明らかだ。昨夏既に移籍に近づいていたが、給与の折り合いがつかずレバークーゼン行きは破談になったようだ。

コラシナツに関しては特に複雑な要素はなく、契約が残り一年となるこの夏に売却となるのは間違いないだろう。アーセナルが要求できる移籍金は5-6m£程度だろうか。

ゲンドゥージ

判断を下すのが最も難しい選手だ。一部のアーセナルファンのお気に入りだが、一方で彼を悪役扱いする者もいる。

その才能に関しては疑いの余地がなく、恐らく今のアーセナルでボールを前に運ぶ能力に関してはトーマス・パーティ以外に彼を上回るものがいないだろう。

だが問題なのは態度の面だ。

多くのファンがこのようなタレントを売れば後悔することになると考えているようだが、私としては、態度面だけではなくポジショニングに不安があり、かつ得点やアシストが期待できるわけではないMFをそれなりの値段で売れるのであればためらう理由はないと思う。

アーセナルが彼の獲得に払った額は非常に少額だが、もしアルテタがゲンドゥージの将来はクラブにないと考えるのであれば、30m£を上回るような額で売却するのも難しくはないだろう。

トレイラ

獲得した時の期待を下回ったという意味ではトレイラもセバージョスに似ている。もともとは、まさに我々が必要としてたボール奪取が得意で、低い位置に留まることを厭わないMFだった。一時点ではジャカとのコンビは非常に可能性を感じさせ、何度かマンオブザマッチ級の活躍を見せた。

だが、エメリが彼をより前の位置で起用し始めて以降彼の弱点は露出するようになってしまった。

私は、パーティの控えとしてトレイラを残すのは悪くない考えだと思う。一方で、冬にも多くのクラブが彼の獲得に興味を示していたため、売却すればそれなりの移籍金も見込めるだろう。

アルテタが求めるMF像とは異なるようだし、20m£程度でのイタリアへの移籍が現実的だろうか。

エルネニー

エルネニーはあくまでローテーション要員であり、今後もそれ以上の立場になることはないだろう。ポジティブな性格で、選手間でも人気のようだが、アーセナルはこの夏に断固とした決断を下す必要がある。

ローテーション要員であれば、ウィロックとミゲル・アズィースあたりの若手で務まるはずだ。パーティとコンビを組んで素晴らしいパフォーマンスを見せたユナイテッド戦を除けば今季の彼の活躍を思い出すのは難しく、残り契約も1年となる夏には5m£程度での売却を目指すべきだ。

ウィリアン

ウィリアンに関しては特に移籍の噂は出ていないし、1年前に加わった選手に移籍の噂がないのは当然だ。だが不運なことに、恐らくアーセナルファンはこの夏に誰か買い手が現れてくれたら、と願っているだろう。

デビューしたフラム戦を除けば、常にぱっとせず、ボールを失ったり思ったようなチャンス創出が出来なかったり、というのはまだ理解できるが、そもそも努力を怠り、基本的なこともできていないようでは批判を受けるのも当然だ。

ウィリアンに関してはエドゥの真価が試されることになる。彼はブラジル代表の友人をフリーで獲得するというのが非常に高価な過ちだったということを認め、売却できるだろうか?それともこの冬に行ったように最終的に戦力外の末に契約解除、という過ちを繰り返すのだろうか?

とはいえ、もしこの夏の移籍が実現すれば私はハッピーだが、非常に驚くことだろう。ウィリアンの獲得によりリース・ネルソンのキャリアも完全に止まってしまっており、私としては契約解除してでもウィリアンを放出し、このことは忘れてしまうのが一番だと思うが、恐らくまだこの状況はこれからも続くことだろう・・・

ラカゼット

現在のチーム内得点王であり、サカ、スミス=ロウ、マルティネッリのお父さん的存在とでもいうのか、彼らを輝かせることが出来る存在。

もちろんスタッツや分析はラカゼットが良い選手だということを示しているが、究極的には、50m£出ラカゼットを獲得した6か月後に60m£でオーバメヤンを獲得するとなれば、これに関しては疑問が呈されなくてはならない。

獲得した時からわかっていたことではあるが、ラカゼットはそこまでフィジカルに秀でてはいない。守備の献身性と、右足の決定力、悪くはないポストプレイを備えているが、50m£を支払うのであれば毎シーズン20ゴールを決めてくれるようなストライカーを期待してしまうのも仕方がないだろう。

好きな選手だが、契約が残り一年となるので売却に踏み切り、クラブはより機動性のあるストライカーの獲得を目指すべきだろう。25m£程度の移籍金は期待できるだろうか。

エンケティア

我々はエンケティアが性格の良い若者で、ゴールに近い位置での嗅覚が優れていることに関しては意見が一致するだろう。

だが、仮にラカゼットが去るとしたら、彼がその後釜に収まり、オーバメヤンの競争相手となれるだろうか?

私としてはそうは思えない。エンケティアはもう少しFWとしてのオールラウンドな能力を磨く必要がある。アーセナルにはチームメイトを活用し、裏へ走り、そして多彩な形のストライカーが必要だが、エディーはこれを備えていない。

彼はハードワークをこなしてくれるが、アーセナルのワントップは荷が重すぎる。

冬にウエストハムへの移籍の噂もあったし、恐らく彼自身がより多くの出場機会を求めて移籍を希望するだろう。彼は15-20m£程度で移籍し、マルティネッリが第3ストライカーになるのではないだろうか。

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Posted by gern3137