アーセナルの夏の放出に関する考察 前編
今年の冬の移籍市場はアーセナルにとって忙しいものとなった。マルティン・ウーデゴールとマット・ライアンをローンで獲得し、エジルやソクラティス、ムスタフィといった選手たちの契約を解除、サリバやナイルズ、コラシナツ、ウィロックはローンで放出となった。
贅沢を言うのであれば、左サイドバックの控えを獲得できれば最高だったが(ウルブズ戦とヴィラ戦でアーセナルファンはティアニーの重要性を痛感したことだろう。ついでに言えば、有能な審判の重要性もだが)。セドリックが左サイドバックを務める事態が長期的には続かないことを願おう。
そうはいってももうすでに1月の移籍市場は終わった話で、アルテタは既に自身のプロジェクトに必要な選手をそろえるためのオーバーホールを計画しているだろう。
今回は少し気が早いが、夏の移籍を見据えて現在のチームの選手の契約状況などを考慮して夏の放出に関して考察していこう。
夏に契約切れとなる選手たち
現状では、
ダビド・ルイス
ダニ・セバージョス
ウーデゴール
バロガン
の4人の選手が次の夏でアーセナルとの契約が切れる。
ルイス
彼はマンチェスターシティ戦や昨季のFA杯決勝など、素晴らしいパフォーマンスを見せるときもあるが、同時にそれを軽率な判断やミスで無に帰してい住まうこともある選手だ。
総合的に見てルイスの獲得は悪くないものだったと思うが、この夏はお別れに最適な時間だろう。彼はもうすぐ34歳になるし、ガブリエルとパブロ・マリという左CBとの競争を制することが出来るとは思えない。
セバージョス
セバージョスは現在アーセナルで1.5年目だが、我々が当初期待したほどのプレイは見せられなかった、といってもアンフェアではないだろう。
彼は丁寧でハードワークが出来るが、才能あふれるプレイは散発的にしか見せられない。昨季のジャカとのパートナーシップは良かったが、今季はこの二人が先発する機会は少ない。
基本的にセバージョスはジャカ以外とはあまり良いプレイが見せられないようで、プレミアリーグで2人の中盤の一角を任せるにはフィジカル面で不安が残る。
そもそもローンで3年目というのはあり得ないし、セバージョス獲得に数十m£支払うのであれば、もっと有用な投資法があるだろう。
したがって、この夏で8番は空席になることになりそうだ。
ウーデゴール
セバージョスと同じく、彼もまたレアルマドリードから今期末までのローンでアーセナルにやってきた選手だ。現時点でまだ一試合も先発がないため、決定的な評価を下すことは難しい。
今年のローンが終わったーのちに、ウーデゴールが来夏2季目のローン、あるいは完全移籍でアーセナルに加わるかどうかは非常に興味深い。
ポテンシャルという意味では世界有数の選手の一人であり、もしかするとアーセナルは彼がそれを証明するための完璧なプラットフォームとなるかもしれない。
バロガン
ヘイルエンドの最新のスターだが、彼もまたこのままだと夏に契約切れになる。今季ずっと契約延長交渉は続いていたようで、モルデ戦でのゴールをきっかけにブレイクを果たすかと思われた。
だが、サカやマルティネッリとは異なり、彼はアーセナルを去ることになりそうだ。フリーの場合の契約ボーナスと、継続した出場機会をどこかのクラブがオファーすればバロガンはそれを断ることはないだろう。
アーセナルでも来季チャンスは訪れそうなだけに残念だが、選手自身がロンドンでポジション争いに参戦するつもりがないのであれば致し方ない。
移籍金の回収が見込める選手たち
さて、そろそろフリーではなくて実際にアーセナルにいくらかの資金をもたらせる可能性がある選手たちの話をしよう!
この冬エドゥはどんな手を使ってでも冬に選手を放出する姿勢を見せたが、逆に夏はアルテタがプラン外とした選手放出により得られる移籍金をどれだけ増やせるかがカギとなるだろう。
以下の選手は、アーセナルとの契約が残り一年となるか、あるいはアルテタから評価を受けているか不明だったり、過去に移籍の噂が出たりした選手たちだ。
ルナルソン
ルナルソンはマフレズのフリーキックをグローブの中で滑らせてし待って以来、多くのアーセナルファンからアーセナルでの将来がないものだと思われている。
ルナルソン獲得後にもアーセナルがダビド・ラーヤ獲得に動いていたのを見るに、ルナルソンは夏にアーセナルのナンバー2GKになることはなさそうだ。
個人的には彼を第3GKとして置いておいてもいいと思うが、恐らくローンののちに売却あるいは放出、というのが既定路線なのではなりだろうか。
メイトランド=ナイルズ
今季の初め、コミュニティシールドに記憶を戻してみると、彼はイングランドのチャンピオン相手にマンオブザマッチのパフォーマンスを見せ、その後すぐイングランド代表に選出された。
彼の評判は高まり、ウルブズが獲得を目指していたという話だったが、15m£程度しか支払うつもりはなかったらしい。
アーセナルのフォーメーションが3-4-3から4バックにシフトしたのに伴ってナイルズは大幅に序列を落とし、出場機会を求めてウエストブロムへのローンに出るまでになった。
もしかすると、昨夏の時点で売却に踏み切るべきだったかもしれないが、恐らくこの夏には売却されるようにだろう。いくらの値段が付くにしても、アカデミー卒の選手なので、いくらかクラブに利益をもたらしてくれるはずだ。
後編へ続きます
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コメント一覧
ダビドルイスは延長オファー出しそうですね。Independentだし。