選手採点 アーセナルvsブライトン(A)【プレミアリーグ 2020-2021 第16節】

選手採点

GK

レノ: 7

ブライトンがそこまで脅威となる攻撃が出来なかったこともあって、セーブを連発、というほどではなかったものの、訪れた機会には丁寧に対応、怪しい所はなかった。

DF

ベジェリン: 6

前半は低調なパフォーマンスに終わるかとも危惧されたが、結果的には特に守備面でタックル2、インターセプト2、シュートブロック2、クリア2とバランスの良いスタッツを記録。

試合終盤で右サイドを駆け上がっていったがチームメイトはお疲れだったのか、誰も上がってきてくれず、画面内で6,7対1くらいになっていて

『誰かサポート!サポート来てくれ!それか中に・・・あ、コーナーフラッグの方に出来るだけドリブルして時間稼ぐ感じのやつですか、了解っす。』みたいに方向調整していった場面は個人的に笑った。

ホールディング: 7

将来的にチームにとって絶対的な存在になれるか、と言われるとそこまではわからないが、ルイス、ソクラティス、ムスタフィ、と経験を積んだCBの退団が既定路線となる中で、若手から中堅側にいい感じにシフトしており、頼りになる存在となりつつあるのは嬉しい限り。

マリ: 6

ガブリエルがコロナで欠場となる中、2番手の左CBを任せるに足る選手であることを示しつつある。プレミアリーグどころか欧州一部リーグでの経験が非常に少ないことを考えれば十分の活躍ではないだろうか。

長身を生かした空中戦と、機動力はないながらもギリギリのブロックやタックルなど、なんとなくキャラクターも明らかになってきた。

ティアニー: 7

Mr. 一貫性。今季フィールドプレイヤーでは誰よりも試合に出ている男。2020年最後の試合も半袖で会場入りした。

守備だけでなく、今日の試合でも2つのチャンスを創出と攻守両面で活躍。唯一の懸念は怪我で、休ませたいときの代役をどうすればいいのか心もとない点くらいか。

MF

ジャカ: 6

引いて守ってくる相手にジャカとエルネニーでは如何とも・・・という4年くらい前から言われている課題を露呈。

悪かったわけではないが、やはりモダンなCMFとしては短所がはっきりしすぎているというか、万能性を欠く感が否めない。

エルネニー: 6

今季序盤の好調モードは完全に終わり、いつもの姿に戻ってしまいつつある。しいて言うのであれば、周りのスタンダードに引っ張られるタイプのような気がするので、パーティが復帰してくれば、コンビを組ませたときによりポテンシャルの天井が高そうなのはむしろジャカよりエルネニーか。

スミス=ロウ: 8

今日に関しては、決定的な活躍をした、というわけではなかったが、ロウがチームに加わって明らかに何かが変わりつつある。

エネルギー、スペースでボールを受ける能力、そして、ボールを持った際に前に進めようという意志やドリブルを仕掛けることも厭わない姿勢などは、見ていて非常に清々しいものがある。

FW

マルティネッリ: 6

スミス=ロウと同じく数字に残る貢献を残したわけではないが、こちらもゴールへの意識の高さと獰猛なプレスがチームに好影響を与えているのは間違いない。

チームがよりボールを前に進めることが出来れば、より活きる場面も増えるだろう。

サカ: 8

天才、神童、怪物。サカを形容する言葉は大方言い尽くされてしまったが、素晴らしい形での得点を演出、またしても10代の選手がアーセナルを引っ張った。

怪我かとひやひやさせられたが、その後スタンドで元気そうだったので、そこまで重傷ではなくなにより。

これは別にサカが心配することではないのだが、クラブ史上最高額の移籍金でやってきた選手は、30代でプレミアリーグのライバルから即戦力として高給でやってきた選手を凌駕する活躍をユース上がりの若手が見せているというのはスカッド作りという意味では結構切ないものがある。

オーバメヤン: 6

前半は割と残念だったものの、後半は改善、ただし、ラカゼットが結果を残していることもあり、アルテタとしては中々難しい選手選考を強いられることになりそうだ。

ゴールを背にしたプレイは出来ないわけではないが好まず、降りてきてのビルドアップも得意ではない、ということで生かすためにはこの試合で一本あった決定機のように最後の場面にオーバメヤンに走りこませる、ということになるのだろう。

相手のCBと駆けっこのようになったがスピードでぶっちぎれなかった場面は若干不安を感じさせた。

交代選手

ラカゼット: 7

過密日程という事もあってベンチからのスタートとなったが、登場したとたんに光の速さで得点を決めて見せた。

あの場面でニアを抜きに行くという技ありのシュートで、今季序盤までの彼だったらここで決めきれていただろうか、と現在の調子の良さを感じさせた。

現在のシステムであれば、ワントップとしてはオーバメヤンよりも適任と言えそうだが、かといってオーバメヤンを左に回すと今度はマルティネッリとかち合ってしまうし、ということで、どういう形に収束していくのかは興味深い。

(セバージョス、ナイルズは出場時間が短いため採点なし)

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Posted by gern3137