メスト・エジル インタビュー 移籍と給与カットに関する要旨まとめ

インタビューエジル

本日、Athleticのデイビッド・オーンスティンによる衝撃的ともいえる内容のエジルのインタビューが公開された。

一応普段は流石に有料サブスクリプションの記事であるAthleticはツイッターでもブログでも極力訳さないように心掛けているのだけれど、今回はあまりに話題になりすぎて、いろいろなアカウントやメディアで公の場で目に触れるような形で拡散されまくっているので、今回だけはご容赦願いたい。オーンスティンさん、ごめんな。

要点をまとめるだけで、全訳をするわけではないので、気になった方はぜひ1週間フリートライアル期間もあるし、Athleticと契約してみてほしい。オーンスティン氏だけではなく、もとガーディアンのエイミー・ローレンスさん、そして以前はよくお世話になっていたarsebastのメンバーで僕のイチ押しのジェームズ・マクニコラスさんも優良な記事をよく書いている。

移籍などに関して

・いつアーセナルを去るかを決めるのは自分で、他人にとやかく言われることではない。

・2,3年ではなく4年契約を結んだのだからそれは尊重されるべきだろう。

・アーセナルとロンドンを愛しており、タフな時期が続いているが、移籍するつもりはない

・娘が生まれて睡眠不足になったりもしたが、それは自然なことだし、今は彼女のおかげで昔よりやる気があると感じる

・怪我はしていないし、フィットしておりアルテタの元でプレイする準備はできている。

・監督の決断は尊重するが、自分がプレイするかどうかはピッチ上での結果で判断されるべきだと思う。試合で酷いパフォーマンスを見せた結果外されるなら理解もできるが、プレミアリーグ再開後はそのチャンスすら与えられなかった。

・もし選手が移籍を望んでいても、クラブが許可しなければ彼らはクラブに留まることになる。同じようにクラブが放出を望んでも、選手が望まないなら受け入れるべきだ。僕は移籍を望んでいない。

・2018年に契約延長を行わずフリーで移籍していれば今より良い待遇の良いオファーを得られていただろう。だがアーセナルにコミットすることを決めた。ミケルも自分のクオリティは知っているし、調子を整えて彼が必要としたときに準備が出来ているよう全力を尽くすだけだ。

給与カットに関して

・プレミアリーグ選手協会が給与支払い先送りは受け入れても良いが削減は拒否するよう推奨しており、当初は拒否したアーセナルのファーストチームの面々だったが、アルテタの介入後、彼らは12.5%の給与カットを受けいれた。(これはインタビュワーのオーンスティン氏の文章)

・選手としてクラブのために何かしたいのは当然で、支払い先送り、そして状況が明確になった時点での給与カットなら受け入れるつもりだった。

・だが、なぜ必要なのか、そのお金が何に使われるかの説明も十分にないまま早く決断するように言われ、大きなプレッシャーをかけられた。

・このような重要なことはじっくりと考えるべきだとおもったし、プロセスが拙速すぎた。

・特に若手たちにとってこのようなやり方をするのはフェアではないと思う。

・だから給与削減は拒否した。

・僕のことを知っているなら僕がドイツやトルコなどでどれくらいチャリティに寄付しているかを知っているだろう。

・ほかにも給与カットを拒否した選手はいたはずだが、なぜか僕の名前だけがメディアに出た。サポーターたちの注意を僕に向けようという作戦だったのだろうか。

・もしかすると、給与カットを拒否したのが出場機会に影響を与えたのかもしれない。わからないが。だが、僕は自分が正しいと思うことに立ち上がることをためらいはしない。そして、今でも自分は正しかったと思う。

後略

この後エジルはウイグルやブラックライブズマター運動、そしてムスリムへの弾圧に関して話を続けている。

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Posted by gern3137