契約延長するべきか、それとも放出するべきか 後編
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ソクラティス・パパスタソプーロス
アーセナルがドルトムントか2018年にソクラティスを獲得した際には、アーセナルファンはこれは良い獲得だと思っていた。彼を一言で表すならば野人で、このようなタイプのDFはアーセナルに長いこと欠けていた。
しかし、彼自身にとっては不運なことに、アーセナル加入のタイミングが悪すぎた。エメリが到着し、後ろからボールをつなぐことを志向するようになったからだ。
ソクラティスはボール扱いの上手いCBとはかけ離れた存在で、当然ながら苦戦した。プレミアリーグのテンポにはついていくことができており、悪くないパフォーマンスも何度か見せたが、圧倒的な活躍の記憶はほとんどない。
ソクラティスはアーセナルで一試合当たり0.7度ドリブル突破され、空中戦勝率は62%だ。CBのスタッツというのは信用ならないこともおおいが、これは彼をよく表しているように思える。
悪くない、だが、チームを救うようなDFではない。アルテタは既に数多くのオプションがあり、報道ではもう一人引き入れようとしているらしい。ソクラティスの力はもう必要とならないだろう。
ソクラティス自身もスカイのインタビューで、プレイできないのに単に契約だけを続けるつもりはないと語っていた。恐らくムスタフィに続いて移籍リストいりすることになり、妥当なオファーが届けば売却されるだろう。
結論: 夏に売却すべき
オーバメヤン
この選手については紹介の必要もないだろう。アーセナルでの78試合で既に50ゴールを挙げており、アシストとゴールの後継は73だ。
ここ3シーズン連続でオーバメヤンは得点期待値以上の得点を挙げており、まさに天性のストライカーだ。アーセナルは彼を絶対に放出してはならない。
チームのためならポジション外でプレイすることも厭わず、PKを譲ることもある。ロッカールームでの影響力も強く、間違いなく現アーセナルのベストな選手だ。
オーバメヤンが契約延長に値する活躍を見せているかどうか、という議論には意味がないが、むしろアーセナルがオーバメヤンを説得できるかの方が問題だ。
ヨーロッパのエリートクラブたちがオーバメヤンを狙っており、彼が移籍を選んだとしても誰も責めることはできないだろう。
これはどちらかというとオーバメヤン側のチョイスの問題だ。
・アーセナルに残り、チームのキャプテン、そしてレジェンドになるか
・CL上位を競うクラブでキャリアの最後を終えるかだ。
結論: 出来るのであれば保持
ダビド・ルイス
ダビド・ルイスの獲得はアーセナルファンにとってはそこまで受けが良くなかった。だが、結果的には彼の大成功だったと言えそうだ。
アルテタ就任以前はがっかりなパフォーマンスだったが、今年に入ってからは良いパフォーマンスを続けている。ルイスはリーダーに生まれ変わり、サカやマルティネッリといった若手に良い影響を与えている。
ピッチ上でも檄や指示を飛ばし、彼のボールさばきの自信とロングパスの精度のおかげで、アーセナルのビルドアップはよりダイナミックになっている。パレスととエヴァートン相手のオーバメヤンのゴールの貢献がその証明だ。
ルイスの去就に関しては簡単だろう。既に33だがまだまだ一線級で戦えるDFであり、現スカッドの誰にもない能力を備えている。もちろん、来年も毎週のようにスタメンを続けられるかの補償はないが、それでもベンチ要員や散発的なスタメン要因としてチームにとどめるべきだ。
チームメイトに彼のようなキャラクターが与える影響も軽視すべきではない。彼の存在は非常にポジティブであるようだ。
報道では1年の契約延長がオファーされると言われているが、それも頷ける。
結論: 保持すべき
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