【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑 25 ガブリエル・マルティネッリ

選手紹介

マルティネッリのプロフィール

・本名: ガブリエウ・テオドロ・マルティネッリ・シウヴァ
・年齢: 18
・国籍: ブラジル/イタリア
・身長: 180cm
・FIFAレーティング: 74(ポテンシャル88)
・アーセナル加入: 2019
・Transfermarkt算出の市場価値: 25M

・豆知識: エミ・マルティネスを兄のように慕っている

マルティネッリの長所・魅力

・天性の決定力

・オーバメヤンを彷彿とさせるオフザボールの動き

・守備の献身性

・若いのにプロフェッショナルな姿勢

・勝負強さ

・笑顔が素敵

マルティネッリの特徴・プレースタイル

ブラジルから移籍したばかりで、今季当初は完全に無名の存在だったが、今季大ブレイクを果たしたマルティネッリ。ブカヨ・サカと並んでアーセナルで、どころか今ヨーロッパで最も注目されている18歳の一人だろう。

昨季はブラジル4部のイトゥアーノでプレイしており、今季はユースチームに帯同、状況に応じてレンタルに出されたりするのだろう、といった感じで期待の若手枠かと思っていたら、カップ戦で即座に結果を残すと、プレミアリーグでも14試合に既に出場、全コンペティション26試合10ゴール4アシストでチーム内得点ランキング2位、という衝撃のデビューシーズンとなった。

他の若手と比べて際立っているのはその落ち着きというのか、"場違い感"のなさで、既にプレシーズンの時点で、ファーストチームの面々と混じっても良い意味で"普通に"プレイできていた。

これは恐らく、4部とはいえ海千山千のしたたかな大人たちを相手に既に数年のプレイ経験があるおかげなのだろう。やはり、いくら技術が高くとも、ヨーロッパのユースチームで育った10代のエリートたちとの戦いと、試合に生活がかかり、怪我の可能性すらあるようなハードタックルもためらわないような大人たちとの試合はまた雰囲気が異なるはずだ。

また、もともとはフットサル出身のため、狭い場所でのプレイすることも多く、かつブラジル4部という整備されていないピッチでプレイしていたおかげで高い技術力が磨かれたのだろう。

とはいっても、高い技術を持つ、というのは今や必要最低限の条件みたいなもので、そんな選手はアーセナルユースを見渡せばごろごろ転がっている。

マルティネッリを特別な選手にしているのはやはり、得点の可能性が高いエリアを直感的に察知しそこへ走りこむことが出来る能力と、訪れたチャンスをきちんと決めきることのできる天性の決定力だ。

ファーストチームデビュー戦での2得点も衝撃だったが、さらにインパクトがあったのがスタンダール・リエージュ相手の二得点で、1点目は角度のない所に走りこんでヘディングで斜めからねじ込むようなゴール、そして2点目はボールがこぼれてきたところをラカゼットを彷彿とさせる華麗なフットワークでシュートコースとスペースを作り出すと冷静にゴール隅に沈めて見せた。

ミドルシュートもすでに決めているし、既に伝説となりつつあるチェルシー戦でのロングカウンターから独力で決めたゴールなど、この年齢で既に、ワールドクラスのストライカー顔負けの多彩なゴールパターンと、アウェイのスタンフォードブリッジでも動じず冷静に得点できる勝負強さを併せ持っているのだから末恐ろしい。

また、個人的に今までのアーセナルの若手ストライカーと一味違うな、と思うのが既にヘディングで多く点を決めている点で、圧倒的というほどではないものの、スピード、体の強さ、空中戦、スタミナと既にプレミアリーグでも十分通用するレベルのフィジカルを備えている。

まだ年齢的にフィジカルの強化も期待できると思うので、今後さらに鍛え上げていけばどうなるのか非常に楽しみだ。

もちろん、まだデビューシーズンでブレイクを果たしただけであり、10代の選手に過剰な期待は禁物なのはアーセナルファンならよくわかっているに違いないが、それでも期待せざるを得ない何かがマルティネッリにはある。

先日のインタビューではアーセナルでCL優勝して多くのタイトルを勝ち取りたい、というアーセナルファンのハートをがっちりつかんで離さないコメントもインタビューで出していた。

マルティネッリは新時代のアーセナルの象徴になれるのか、ロンドンでどれほどの高みに上り詰めることが出来るのか、忍耐強く彼の今後を見守りたい。

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Posted by gern3137