来季もアーセナルに残るレンタル中の選手はだれか
現在アーセナルは、パブロ・マリ、ダニ・セバージョス、セドリック・ソアレスという3人のファーストチーム選手をレンタルで抱えている。
COVID-19の爆発的感染により、世界は色々と複雑な問題を抱えることになっており、サッカー界もその例外ではない。今のところ、短中期的に、サッカー界のカレンダーが今後どのような形になるのか全く予想もつかない。
もしかすると、2019/20シーズンが完全になかったことになる可能性すらもあるのだ。
だがその場合、アーセナルは3人のローン選手について、今判明している証拠から判断を下さなければならない。マリはここまで2試合しか出場しておらず、セドリックに至っては一試合も出場していない。
もし6月までにサッカーの試合が行われず、レンタル中の選手たちの今後についての決断をしなければならないとすれば、アーセナルはどのような決定をすべきだろうか?
それぞれケースは微妙に状況が違っていて、例えばセバージョスはアーセナルでの将来はないように思われたが、最近はスタメンに食い込んでいた。
セバージョスはハムストリングを痛めており、その後もアルテタから練習態度に関して疑問が呈されていた。
セバージョス自身が1月にレンタルを途中で解除し、違うクラブに移籍することを望んでいたほどだ。だがこれは実現せず、かつ練習態度に関しての監督の考えを変えさせることに成功した。
アルテタはチームによりボール扱いの上手い選手を増やす方向にシフトし、ドバイでのキャンプ以降、ムスタフィとマリがソクラティスより好まれ、同時にセバージョスがトレイラを差し置いてジャカのパートナーとして起用され始めた。
ウィンターブレイク以前はガナーズはボール回しに苦戦しており、バーンリー戦で0-0に終わったのが象徴的だった。
セバージョスはチームのパス回しにスピードと意図を注入するためにチームに起用され、かつ彼の守備と運動量も改善されている。
とはいえ、それでもトレイラの不在によりアーセナルが守備面でよりオープンになってしまったことは否めない。
突如としてガナーズはカウンターにさらされるようになり、守備面での脆弱性を抱えることなく攻撃力をいかにしてあげるかが、アルテタの目下の課題となっている。
セバージョスは完全移籍を勝ち取るのに十分なパフォーマンスを見せているといえるだろうか?
セバージョスのレンタル移籍には買取オプションが含まれておらず、当初から彼は最終的にはマドリードに戻ることが目標だということを隠していない。
ここでカギになってくるのがレアルマドリードの動向だ。 彼らは売却を渋るか、あるいは多額の移籍金を要求する可能性がある。もちろんこれは仮にセバージョス自身がロンドンに残るつもりがあったとして、の話だ。
私の個人的な意見では、アーセナルの中盤は再構築の必要があり、セバージョスはゲンドゥージと少しタイプが似ているため、巨額の移籍金を払ってまで獲得する必要はない、と思う。
彼は良い選手だが、恐らくアーセナルに必要なのはより得点化アシストを重ねられるタイプの選手だ。アーセナルの攻撃はFW陣に依存しすぎている。レアルが格安の移籍金を設定するのでない限り、アーセナルは他のオプションを探した方がよさそうだ。
マリに関しては、2試合しかアーセナルでプレイしていないが、もしこれ以上彼の能力を見極める機会がないのであれば、アーセナルは買取を行うのではないだろうか。
アーセナルは既に多くのCBを抱えているが、彼はアルテタのシステムにフィットするという前評判で獲得されてきた選手であり、ムスタフィとソクラティスは残り契約が一年となっており、夏に移籍する可能性が高い。
サリバがいきなりスタメンできる可能性は低いし、チェンバースがけがをしており、ホールディングがいまだに苦戦していることを考えると、マリは残るのではないだろうか。
セドリックに関しては、一試合もアーセナルでプレイしていないため状況は複雑だ。しかし、ナイルズはどうしてもサイドバックを務めたくないようで、ソアレスが夏にフリーとなることを考えると、右サイドバックの控えとして彼を獲得するのはクラブにとって魅力的なオプションに違いない。
アーセナルが選手獲得に費やせる資金は限られており、控え選手に大金を使う余裕はないからだ。
ソアレスは28歳で、フル代表レベルの選手であり、プレミアリーグの経験も豊富だ。恐らく、レンタル移籍の時点でマリと同じく、完全移籍で獲得するつもりだったのではないだろうか。
セドリック・ソアレスはクオリティが未知の選手ではないし、恐らく来季もアーセナルにとどまることになるだろう。
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スペインがいつまで存在出来るのか、誰にも分らない。サッカービジネスを考える場合、この事は考慮しないといけない状況になった。EUが無事なら巨大リーグ(プレミアへの対抗上)が誕生する。今私たちは歴史の転換点にいる。セバージョスの運命に私は同情を禁じ得ない(自業自得の側面はあるにしても)。ビジネスモデルも変わる。もっとシビアになり、代理人の出番は減る。選手たちも気ずいてる。