あなたがアーセナルファンになるべき3つの理由 2020年版

語ってみた

確か以前、まだアーセン・ベンゲル監督時代にアーセナルファンになるべき3つの理由、のような記事を書いたと記憶しているのだけど、そこから時は流れ、エメリ、フレディ、アルテタと監督は変わりCL出場権を争っていた時代から打って変わって気づけばアーセナルは11位に沈んでいる。

だが、こんな時でもアーセナルは魅力的なチームで、今回は2020年にもアーセナルファンになるべき理由を3つ挙げてみた。

アルテタのもと上昇気流に乗る

いきなりで申し訳ないが、"上昇気流に乗る"というのは少し大げさかもしれないのだけれど笑 今アーセナルは11位で、これからさらに下がっていって降格争いに参戦するという可能性は非常に低い、という仮定を受け入れてもらえるのであれば、アーセナルはもう下がるところまで下がっているので、これからは上がっていくばかりだ。

まだ結果には反映されていないが、エメリ時代の終盤、またスタッフ不足の中ユングベリが暫定監督をつとめていた時期あたりが体感的にはどん底で、そこから比べると、少しずつチームが上向いているのを感じることができる。

次の項で説明する通り、チームには才能ある若手があふれているし、なんといっても監督のアルテタがプレミアリーグ最年少、まだ30代の若手監督だ。

ベンゲルの時代が終わり、ファーガソンの時代が終わり、モウリーニョの時代が終わり、ペップの時代が終わり(もちろんあくまでプレミアに関して言えば、ということではあるが)、今はクロップの時代の様相を呈しているが、やがて次世代の監督たちが彼の後継者の座を求めて争い始めるだろう。

まあもちろん、単なるアーセナルファンのひいき目に過ぎないかもしれないが、サッカー界でアルテタの評価は非常に高く、次世代の世界監督レースの有力候補の一人だ。

とはいってもまだ粗削りな部分や課題もあるため、若手選手、若手監督が研鑽を積むアーセナルというクラブは、"育てる"ことや、"育つ過程"を楽しめる方にとっては非常に魅力的なチームだ。

アルテタがマルティネッリ、サカといった次世代のスーパースターたちを育て上げ、希代の名将への道を歩み始め、アーセナルにかつてのアーセン・ベンゲル時代の栄光を取り戻す。

想像するだけでは垂涎ものの未来の可能性だ。

アーセナルファンでない人には"お前は何を寝ぼけたことを言っているんだ"と言われてしまうかもしれないが、信じてほしい、あなたもこちら側に渡ってくれば理解できる!なのでアーセナルファンになろう!笑

有望な若手が盛りだくさん

有望な若手であふれんばかりのアーセナル、の図。

恐らく今回の3つの理由の中で特に一番のアピールポイントとなるのがこの、現在尋常ではない数の将来有望な若手がアーセナルには在籍しているという点だろう。

アーセン・ベンゲルの監督就任以来、昔から若手の育成に定評があるアーセナルだが、その遺産は今も引き継がれている、どころかCL出場権を逃し続け、経営がひっ迫気味のためよりその傾向は強まっている。

今のチームの23歳以下の選手で、既に欧州のトップレベルでコンスタントにプレイ経験がある選手だけでも、昨季マインツホッフェンハイムでフィルミーノに並ぶ10代の選手としての最多得点記録タイを記録したネルソン、エジルの後継者として評価を高めつつあるウィロック、アルテタのもと復活し攻守にソリッドなナイルズ、セルティックのリーグ優勝の原動力となり、驚異のクロス精度を誇るティアニー、弱冠二十歳ながら、既にアーセナルでプレミアリーグに50試合以上の出場しているゲンドゥージ、チーム内アシストランキングトップのサカと非常に豪華な面々がそろっている。

また、中でも特に今季のマルティネッリの活躍は目を見張るものがあり、彼はハーランドやサンチョらと並んで、世界で最も将来を嘱望される10代の選手といっていいだろう。

ここに加えてチームに合流したとたんにサンティティエンヌの守備を劇的に改善させている、ヨーロッパで最も市場価値の高い18歳の一人であるサリバも来年からアーセナルでプレイすることが決まっている。

そして、ローンで修業中のスミス=ロウやマヴロパノス、ジョン=ジュールズ、オセイ=トゥトゥといった面々もいるし、エンケティアもトップチームに合流している。彼らの多くはアーセナルのユース育ちで、幼少期からチームにいる面々というのも心強い点だ。

その下にはロビー・バートンやバロガンといったポテンシャルを感じる選手たちも控えており、凄まじい層の厚さだ。個人的には、17歳にしてU-23のレギュラーGKの座を勝ち取った、エストニアの神童カール・ハイン君にも期待している。

また、U-23には惜しくも入らないものの、ホールディングやトレイラもまだ24才であり、ここまで若手が充実しているチームというのも珍しいのではないだろうか。

若手だけにフラストレーションを感じさせるプレイを見せる日もあるだろうが、彼らの成長を見守りながら、良い日も悪い日も共に支え続ける、そんなファンライフも悪くないはずだ。

なにより、彼らがワールドクラスのタレントに花開くところを目撃することの喜びは、完成した選手ばかりのチームを応援することでは味わえない格別のものがある。

美しく攻撃的なサッカー(の予定)

これは将来の話、というか見ようによっては希望的観測、ということになってしまうのかもしれないのだけれど、やはり、アーセナルと言えば美しく攻撃的なサッカーである。

恐らくもしここまでついてきてくれた他チームのファンの方がいれば、今頃『お前らの攻撃的なサッカーはエメリになって終わったやんけ!アルテタ就任してもシュート数減ってるやんけ!』みたいな突っ込みを食らっていると思うのだけれど、落ち着いて少し聞いてほしい。

確かに、今の成績を見ればそれはその通りなのだけれど、ここで大事にしたいのはより広い視点での文化的なものやファンの姿勢に関してのことだ。

自分としても少しびっくりしたのだけれど、エメリがいわゆる保守的なサッカーを展開していた際、現地ファンから結構な音量での内容に関する批判が飛んでいたのである。

あれほどベンゲル監督時代にサッカーが美しくても結果が出なければ意味がない!と声高に叫んでいたファンがいたのを考えると少し滑稽ですらあるのだけれど、やはりベンゲル監督の遺産はかくも偉大なるかな、といった趣で、やはり20年間ベンゲルアーセナルを観てきた人にとっては、攻撃的なサッカーを求める気持ちは既にDNAレベルで刻まれているのである。

中には結果より内容、という若干本末転倒気味な見方さえあるようだった。そういった意味ではむしろクライフの姿勢と近いのではないかと感じられる。

もちろん、アルテタはベンゲル監督とペップ・グアルディオラの薫陶を受けた人材なので今後魅力的な攻撃サッカーを志向していくだろうということはほとんど疑いの余地はないのだけれど、恐らく今のアーセナルファンの様子を見るに、監督がだれになろうとアーセナルとしては攻撃的なサッカーこそがアイデンティティであり、そうでなければ、受け入れられないという姿勢が逆に、長期的な目線で見た際にアーセナルが常に魅力的なアタッキングフットボールを展開し続けることの保証になるのではないかと思うのだ。

今イングランドで最も魅力的なサッカーを展開しているのは、と聞かれれば恐らくマンチェスターシティとリバプール、ということになると思うのだが、彼らがマンチーニ、ヒューズ、ホジソン、ダルグリッシュといった監督のもとプレイしていたのはほんの10年足らず前のことだ。

そういった意味では、今後リバプールからクロップが、シティからペップが将来的に去った場合にしっかり守ってカウンターで一発、というチームに代わる可能性は大いにある(もちろん、それが悪いわけでは全くないし、そちらの方が美しいサッカーより効果的な可能性もある)が、アーセナルに関して言えば、アルテタはもちろん、フロントやコーチングチームにもメルテザッカー、エドゥ、ボールド、ユングベリらベンゲル監督の意志を継いだOBが数多く在籍しており、今後も最終目標として観客を楽しませるサッカーを掲げ続けていく可能性は非常に高いのではないかと思える。

ここまで読み切ったあなたはもうすでに立派なアーセナルファンになっているはずだ、全国で活発に観戦会などが開催されてるし、皆新しい同志を歓迎してくれるに違いない。

ためらう必要はない、さあ、4Mポンドでの名前の発音の仕方もわからない東欧の若手獲得のニュースに色めき立ち、選手獲得の際に何回払いなのだろうと思いを巡らせ、頑なにCBと守備的MFを獲得しないフロントに文句を言いながら、ユースに有望な若手がいるからその必要はない、と言い聞かせる赤白の世界に飛び込もう。

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Posted by gern3137