選手採点 アーセナル vs ボーンマス(FA杯) by Andrew Dowdeswell
選手採点
若武者たちの躍動!
GK エミリアーノ・マルティネス: 6
セットプレーからパンチングに失敗し、失点物のチャンスを招いた場面を除けばそこまで仕事は多くなかった。ボール保持時には素早くボールを動かしていた。
DF ベジェリン: 6.5
非常にソリッドなパフォーマンス。サカが逆サイドで高い位置をとることが多かったため、より守備的な役割を果たした。ボールを良く動かし、守備で特に問題はなく、キャプテンとしてチームを率いた。特別なパフォーマンスではないが、役割をきちんと果たした。
ソクラティス: 6.5
ボール保持時に何本かの不正確なパスから危ない場面があった。アーセナルがボールを前に進めるのにムスタフィに頼らざるを得なかったことからもそれがわかる。
だが、特に後半は守備で良いプレイをみせ、5回空中戦で勝利した。セットピースやクロス対応は良かった。
ムスタフィ: 7
全体を通してソリッドで、パスの精度も高かった。特に前へのパスは試合に大きなインパクトを与え、何本もサカへ素晴らしいパスを通していたし、ラインを切り裂くウィロックやエンケティアへのパスも見せた。希望が持てるパフォーマンス。
サカ: 9
マンオブザマッチ。26分間の間に1ゴール1アシストを記録。彼が得点アシスト両方を記録した試合は3度目だ。得点場面のシュートは素晴らしく、アシストもピンポイントのクロスだった。
総合的なプレイもそれに負けず劣らず素晴らしく、特にマルティネッリとの連携は可能性を感じさせ、守備も安定していた。クルザワ?誰だそれは?
MF ジャカ: 7.5
ミケル・アルテタがジャカのために用意した、左サイドバックと中盤のハイブリッドの役目はジャカにとって完璧だ。より多くボール保持時に時間が得られるし、中盤ほど彼の敏捷性の欠如が欠点として目立たない。
サカが輝くための守備の基台を作り上げ、90%以上のパス成功率を記録。守備でも危ういところはなかった。
ゲンドゥージ: 8.5
アーセナルに加わって以来最高のパフォーマンスのうちの一つだった。ほとんど単独で中盤を担当し、試合の主役となった。前半に8度のボール奪取を記録、パス成功率も90%越えで、プレイをシャープに司った。ボーンマスファンを煽りさえした。素晴らしい試合で、才能を感じさせた。
ウィロック: 7
最初の60分間は非常にシャープだった。ゴールに背を向けた状態でも常にボールを要求し、ボーンマスDFを交わしてペナルティエリアに侵入した。
アーセナルの両ゴールでカギとなる役割を果たした。後半は疲れが見えたが、再びエネルギーに満ちたウィロックが見られたのは大きなポジティブだ。
FW ペペ: 6
典型的なペペらしいパフォーマンスだった。時折スピードとスキル、ボディバランスと敏捷さを活かして素晴らしい瞬間も見せたものの、結果としてファイナルサードでは輝けなかった。
ボールロストもチーム最多で、少し普段よりも一対一を仕掛けるのをためらっているようだった。とはいえ、才能は垣間見える。
マルティネッリ: 6.5
決定的な瞬間が来るまで息を潜めていることが多い普段のマルティネッリのパフォーマンスとは違い、サカと連携しながら左サイドで生き生きとプレイした。特に後半は左サイドがアーセナルの攻撃の中心だった。
ペペに次いで多い数のボールロストを記録し、これに関しては改善の余地はあるが、まだ彼は18才であり、将来は明るい。
エンケティア: 7
やはり彼は得点の仕方を知っている。だが、それ以外にも、ゴールに背を向けた状態でのポストプレイも素晴らしかった。ボーンマスDFをピン止めしてパスを受けると、ウィロックにボールを預けてペナルティエリアへと走り出した。
試合を通してエンケティアへのボールの供給はあまり多くなかったが、ハードワークをし、裏へ走り、プレスをかけ続けた。.
交代選手 ホールディング: 4
大苦戦。ボーンマスの得点シーンではマーカーを見失い、ソクラティスの後ろでカバーすることに失敗した。何度か中盤へのボールでパスミスもし、ムスタフィとの違いは明らかだった。本調子ではなく、自信も失っているように見える。
セバージョス: 7
ボーンマスのサイドバックの裏を突く美しいパスを二度見せた。中盤で何度か相手をかわすお洒落なタッチも見せた。日程が立て込んできた際には、エジルの代役となりうるかもしれない。
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Posted by gern3137
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コメント一覧
ホールディングはきちんとマークしていた。フェアに一生懸命に。失点シーンは拍手しようと思ったくらい。大事なのは一対一で負けることを受け入れる事。イングリッシュフットボールの未来はここから始まる。