アーセナルを支える23人のクラブスタッフまとめ 前編
ウナイ・エメリの今季のタスクはシンプルだ。アーセナルをどんな方法ででもいいからCLに連れ戻すことだ。昨季は惜しくも逃したが、今季はその過ちを正そうと監督は思っていることだろう。
アーセナルは夏の移籍市場で良い立ち回りを見せ、今度は監督とピッチ上の選手たちがその成果を見せる番だ。今回はそれを達成するためのアーセナルのファーストチームのスタッフたち23人を紹介していこう。
監督: ウナイ・エメリ
セビージャで3度のヨーロッパリーグ優勝を成し遂げ、PSGでも指揮をとったこの男を紹介する必要ないだろう。
アーセン・ベンゲルの後継者として2018年にエミレーツに3年契約で連れてこられた。とはいえ、当時のトップはガジディスで、体制は一新しているので、サンジェイとエドゥを改めて自身が適任だと説得して見せる必要がある。
アシスタント: フアン・カルセド
Embed from Getty Imagesカルセドはエメリからの信頼が厚い副官で、アルメリア時代の2006年にエメリとは知り合った。
彼が選手としてプレイしていた時期には、アトレティコマドリードやニースといった7つのクラブでMFとしてプレイした。彼は、バレンシア、モスクワ、セビージャ、PSGと常にエメリと行動を共にしている。
エメリの自伝の著者によると、二人は『互いの心をよく知り、だが同時に常に新しいことを学ぼうとしている』のだそうだ。
アシスタント: フレディ・ユングベリ
Embed from Getty Images選手時代の実績のおかげで、アーセナルにユングベリがコーチとして帰還した際にはすでに人気があった。プレミアリーグを二度、FA杯を三度優勝し、インビンシブルの一員でもあり、コーチ陣の中でもロールモデルとされている。
引退以降ユングベリはアーセナルのU-9やU-15、そしてU-23の監督を務め、ヴォルフスブルクでのアシスタントコーチ経験もある。
エンケティアやウィロックといった選手たちを育てた実績が評価され、この夏トップチームのスタッフに昇格した。
コーチ: パブロ・ヴィラヌエヴァ
Embed from Getty Imagesヴィラヌエヴァもまた、長くエメリと共に仕事をしている一人で、セビージャ時代からずっとエメリが行く先々でコーチを務めている。
一度はコルドバで、Bチームの監督からの昇格という形で2013年に監督も務めたが、2014年にセビージャでエメリに加わり、それ以降は常にエメリのコーチングスタッフの一員となっている。
選手時代はレアルマドリードのユース出身で、その後5つのクラブをスペインで渡り歩いた。
GKコーチ: サル・ビッボ
Embed from Getty Imagesサル・ビッボは選手時代はシェフィールドやクローリー・タウンなどイングランドを旅してまわっていた。ノースロンドンにコーチとしてやってくる前はGKコーチをレディングで務め、エメリが監督に就任して以降もアーセナルに残留することとなった。
ファーストチームのGKの指導だけではなく、ユースチームのGKをトップチームに適応させるという仕事も担っている。
GKコーチ: ハビ・ガルシア
Embed from Getty Imagesハビ・ガルシアはグラナダで2013年までアシスタントを務めていたが、その後セビージャでエメリのGKコーチとなった。彼はPSGでもそのままGKコーチを務め、今も彼の最も信頼するコーチの一人となっている。
パフォーマンス長: シャド・フォーサイス
Embed from Getty Imagesフォーサイスは2014年にアーセナルに加わった。彼は、10年間ドイツ代表で仕事をしており、W杯優勝時のコーチ陣の一人でもあった。その前は、アメリカのオリンピックセンターでの経歴を持つ。
彼はエミレーツで医療面、フィジカル、そしてコンディションを総合的に統括する仕事を与えられている。.ガジディスと共にミランへの引き抜きの噂もあったが、残留することとなった。
メディカル長: ギャリー・オドリスコール
Embed from Getty Imagesオドリスコールは2009年にアーセナルに加わり、2017年に現在の地位に昇格した。彼は以前はアイルランドのラグビーチームのチームドクターを務めたベテランだ。
最近は新加入選手のメディカルや、ケガに関するコメントをしたりとファンの前に姿を現す機会も増えている。
スポーツサイエンティスト: トム・アレン
Embed from Getty Imagesトム・アレンはアーセナルに2017年にアストン・ヴィラから移籍している。
彼はバーミンガム大学のスポーツ運動科学科を卒業後、インターン生としてヴィラに加わった。そしてその後スタフォードシャー大学で大学院にも行っている。.
彼は今はアーセナルでいかに怪我を抑え、かつピッチ上での競争力を高められるか分析する立場にある。
(明日の後編に続きます)
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