オンライン上の著名アーセナルファンらによるアーセナルオーナー、スタン・クロエンケ氏への声明全訳
我々アーセナルファンはこの10年間にわたってチームのパフォーマンスが低下するのをフラストレーションと共に見守ってきた。スタン・クロエンケがアーセナルの株式を買い始めた際には、我々はクラブ史上初のCL決勝を戦っていた。だが、今我々は3年連続でヨーロッパリーグを戦おうとしている。
ピッチ外でも、ファンは重きを置かれず、声は届かず、たいして価値がないものであるかのように扱われている。この悲しい事実は、スタン・クロエンケが、一言も感謝や理解の言葉もなく、少数のアーセナルファンが所有していた残りの株式を強制的に買い取った出来事が象徴している、
アーセナルは今大きな分岐点を迎えていると感じられる。クラブは変わらなくてはならない。
我々署名人がスタン・クロエンケに臨むのは、アーセナルに再び活力を取り戻す意味のあるアクションだ。
まずクラブの経営陣、そしてフロントを強化する必要があるし、アーセナルをかつてのように、ファンが属していると感じられる場所に戻す必要がある。
改革は優れたリーダーシップから始まるべきだ。かつて、アーセナル買収の際の声明でスタン・クロエンケは
『KSEの野望は、このクラブが常にプレミアリーグとチャンピオンズリーグ優勝への挑戦を続けることである』
と述べた。
だが、これがどのようにして達成されるのか、ほとんど示されていない。むしろ、オーナーの『私はトロフィーを獲得するためにアーセナルを買ったわけではない』という発言に象徴されるように、我々のクラブは投資の道具にされている。
アーセナルのようなクラブがこのような消極的な姿勢で運営されるのは非常に残念だ。我々は全員、明確な目的意識と方向性を見たいと思っている。手始めに、KSEは責任の所在や運営方針をより明確にし、クラブがどのようにしてトロフィー獲得を目指しているのかを説明すべきである。
もしスタン・クロエンケがロンドンに居られないのであれば、自身で選ぶ代理人がこの目的に適った人材であるよう気を配らなければならない。新しく、よりダイナミックな人材の任命が必須だ。
より中立な目線を持ち、オーナーに対してチェックアンドバランスの機能を果たせるディレクターが必要だ。理想的には、現代のサッカークラブに必要なサッカー面と経営両方の知識があり、”アーセナルDNA”を兼ね備えた人材が望ましい。
アーセナルは近年投資を行っているが、彼らの選手獲得と給与の分配は一貫性にかけ、明確なプランが欠如している。より有能な経営陣によってこれらの問題は対処されなくてはならない。
試合の日も、エミレーツスタジアムは魂の抜けた場所のようだ。雰囲気は悪く、ほとんどすべての試合で空席が目立つ。もしこれらの問題にアーセナルが本気で対処する気があるのであれば、より有効なチケット分配システムに投資するべきであるし、安全にスタンディングで応援が出来るエリアなども設けるべきだ。アーセナルは『常に一歩先へ。』をスローガンとして掲げているが、これに実際の行動が伴う所を見てみたいものだ。
最後に、現在イングランドのサッカー界の伝統、そしてヨーロッパサッカーはヨーロッパスーパーリーグ構想のせいで危機に瀕している。
この構想は、ヨーロッパの人気クラブ同士の試合を毎年保証したいいわゆるエリートクラブの強欲さによって生まれた。そうすれば、5位やそれ以下の順位になっても困らないからだ。
アーセナルとこれに含まれる他のクラブは、単により放映権料とチケット代を得るためだけの無駄なグループステージの試合をファンは望んでいないことを理解しなくてはならない。これはヨーロッパサッカーのフランチャイズ化とでもいうべきものだ。
アーセナルサポーターは真剣にクラブのことを考えている。クラブのオーナー、そして経営陣も同じようにアーセナルのことを気にかけていると聞けることを望んでいるし、それを行動で示してくれるよう期待している。その最初の機会はディレクターとフットボール長が招かれたサポーターと話をする7/25で、この際に今回の問題について話題に上げるように求めたい。我々は興味を持って見守っている。
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今回の声明ですが、こちらのページから名前とメールアドレスを入力して署名することが出来ます。メールアドレス宛にValidate your signatureというメールが送られてくるので、そのメール内のValidate my signatureというボタンをクリックしないと完了しませんので注意してください。
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