アーセナルにこの夏望む5つのこと

分析James Mcnicholas

アーセナルファンにとって、夏に起こってほしいことを5つに絞るのは非常に大変だ。2018/19シーズンの終盤は散々で、チームは改革の必要があるが、オーナーはそのために資金を出してくれるつもりはないようだ。幾つもの課題があるが、順に挙げていこう

新しいCB

アーセナルファンは毎年夏が来るたびに『誰か新しい選手がきてこのガタガタの守備を引き締めてくれ』と祈っている。エメリの到着と共にこの日々は終わるかと思われた。だが、代わりにチームは51失点した。アーセン・ベンゲルの最後のシーズンと全く同じだ。

リバプールのファン・ダイクを見れば、ひとりのCBがいかにチームを変えてしまうほどの影響力を持ちうるかが分かる。サンティティエンヌのサリバへの興味が噂されており、確かに彼は将来的には素晴らしい獲得になるかもしれないが、彼を1年サンティティエンヌに残す予定であるというのは非常に心配だ。

現在のアーセナルの最高のCBであるコシェルニーは9月には34歳になり、昨季後半のような頻度で使い続けることは出来ない。アーセナルにはこの夏守備陣の補強が必要なのだ。

新しい左サイドバック

新しいCBの隣には新しい左サイドバックが並ぶべきだ。エメリは昨季、信頼して任せられる左サイドバックがいなかったために3-5-2を用いることを強いられた。

モンレアルはサイドバックをこなせるためのフィジカルがもうないし、コラシナツは敏捷性と守備意識に欠ける。アーセナルはティアニーにオファーを出しているようだが、これは良い獲得となるだろう。もしガナーズがコラシナツを良い値段で売ることが出来れば、もしかするとティアニーの移籍金をほぼまるまる捻出することが出来るかもしれない。

ウイング

チェンバレン、ウォルコット、サンチェスの3人を失って以来、アーセナルはサイドでドリブルをしたり、ダイレクトなプレーが出来る選手を欠いている。ネルソン、ロウ、アミ―チの3人には期待が持てるが、彼らの実績を考えると、もう一人くらいより経験のある選手をサイドに置いておきたい。

現在噂になっているのはウィルフレッド・ザハだ。もちろん彼が加わればアーセナルの攻撃は大いに改善されるだろうが、あまりに高額過ぎるように思える。恐らく、アーセナルの限られた資金は攻撃陣よりも守備陣に多く費やすべきではないだろうか。

メスト・エジルの放出

多くのファンから愛され、そして多くのファンに不満に思われる。エジルはベンゲル監督から最もファンの意見を割る存在としてのポジションを引き継いでしまった。確かに好調な日には素晴らしい輝きを見せるが、最近はそれが訪れる頻度が非常に少なくなりつつある。

問題は、彼がダントツでクラブ最高額の給与を得ているということだ。エジルは今のところ、自身がエメリのプランに含まれているかどうかに関わらず、この給料を受け取り続けることに満足しているようだ。

だが、アーセナル側にはコンスタントに活躍できない選手にそこまでの給与を払い続ける余裕はない。買い手を見つけるのは大変だろうが、多少妥協してでもアーセナルはエジル売却に動くべきだ。

将来への展望

ここ最近のアーセナルからは、目指す方向性やプランが全く見えてこない。スタジアムの借金を返済していたベンゲルの時代には、成績が悪くても、それが長期的なプロジェクトの一環だとわかっているからこそファンは希望を持って待ち続けることが出来た。

クラブが慧眼スカウトのスヴェン・ミスリンタートを採用した際には、クラブがヨーロッパ有数のタレント養成機関になるに違いないとファンは興奮した。だが、彼は昨季半ばに去り、アーセナルの成功への戦略はどのようなものなのかについて疑問符を残した。

近々、元インビンシブルズの一員であるエドゥが次期テクニカルディレクターに就任する。彼の仕事の一つはアーセナルのアイデンティティと価値観を守ることだ。これは今のアーセナルが切実に必要としているものなのだ。

(Source:
https://www.fourfourtwo.com/features/arsenal-summer-unai-emery-mesut-ozil-edu-defender-winger-transfer )

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Posted by gern3137