アーセナルがこの夏まだ選手獲得できていない内部事情

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まだ移籍市場は始まったばかりとは言え、新戦力獲得へのアーセナルの動き出しは、ファンが望んでいたほどには素早くない。

ウナイ・エメリの一年目は痛みと共にCLレベルのクラブになるにはどれほど改革の必要性があるかを明確に思い知らせてくれた。そのためには限られたお金をうまく使い、チームをヨウ化する必要がある。だが、シーズン終了からしばらくたっているにもかかわらず今のところ誰もアーセナルは獲得できていない。

もちろんまだパニックになるような状況ではないし、これに関しては簡単に説明がつく。そもそも、国際移籍が解禁されるのは、6/11なのだ。

だが、アーセナルは移籍市場での動きが遅いクラブとして長年知られてきたのも事実で、優柔不断さのせいで何度もチャンスを逃してきた。この原因は、ベンゲルが大金を支払うのに慎重だからだとされてきたが、彼が去ったにもかかわらず、未だにこの問題は続いており、原因はそれだけではなかったようだ。。

決定プロセスの問題

アーセナルフロントに近い筋がもらしたところによると、現在のアーセナルはフロント内での合意形成が非常に遅いそうだ。

ベンゲルの絶対的な権力がなくなった代わりに多くの専門家から順番に話を聞き、それらの情報に基づいて結論を下すのが通例となっている。

だが、アーセナルとやり取りをしたことのある代理人やクラブによると、自クラブの選手の契約交渉の時ですら、何週間も全く連絡が来なかったりすることがあるそうだ。

監督のウナイ・エメリ、サッカー長のサンジェイ、臨時スカウト長カジガオ、交渉担当のファーミーといった面々の多様な意見を反映しなければならないことで、決断を下すのに時間がかかりすぎているのかもしれない。

もちろん、できるだけ多くの専門家の意見を反映させるというのは筋が通った話だが、現在のアーセナルではリーダーシップをとりたがる人材が多すぎるという意見もある。

これがどのような問題を抱えているかはすでに明らかになっており、元リクルート長のミスリンタートは、サンジェイが徐々にエメリへの影響を増していく一方で自分の意見が十分に重んじられていないと感じていた。

その顕著な例がカラスコで、クラブはスアレスをバルセロナから獲得することを決断した。

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今移籍市場でも、勢力ごとに臨むターゲットは割れているようだ。エメリはムニエを望んでいるようだが、フロント陣はベジェリンのバックアップにお金をかけるのは得策ではないと考えているらしい。

とはいえ、もちろんアーセナルの現体制が失敗すると決まっているわけではない。例えば昨夏、ゲンドゥージの獲得には全員が賛成しており、彼の獲得は成功だったといえるだろう。

ターゲットの選定

アーセナルはすでに、どこが強化が必要なポジションなのかは明確にしている。ウイング、CMF、CB、そして左サイドバックだ。だが、このポジション内での適役を未だに考慮している状態なのだ。

例えば、カラスコには長い間興味を持っているようだが、最近になって、ボーンマスのフレイザーへの興味も強めているようだ。

同じように、数えきれないほど多くのCBが検討されている。エメリはダコナムを視察に行っていたし、ウィリアム・サリバにも今季何度かアーセナルはスカウトを送り込んでいる。

予算が限られているせいで、アーセナルはターゲット全員を非常に慎重に観察しているというのが現状だろう。チームに本当に適した人材であるというのを確認するのは非常に時間のかかるプロセスなのだ。

金銭面でのバランス管理

45M程度とされる限られた予算だが、これは選手の売却によって増額させることが出来る。

ラムジー、チェフ、ウェルベック、リヒトシュタイナーの四人がフリーで去るが、後者二人に関しては、ここ18か月間で急増した給与増額を抑えるために契約延長したいことをアーセナル側が決断した。

ムスタフィやエルネニー、ジェンキンソン、ムヒタリアンやオスピナといった選手たちもこの夏アーセナルを去るかもしれず、もしかすると、エジルでさえも放出されるかもしれない。

アーセナルの選手獲得のために売却が必要不可欠なわけではないが、これらの選手の動向がこの夏の予算にも影響を与えるので、これを見極めるのにも時間がかかっている、ということもあるだろう。

(Source:
https://www.football.london/arsenal-fc/transfer-news/inside-story-arsenal-yet-make-16404911 )

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