夏の移籍市場間近!移籍用語徹底解説!

オリジナル, 英語/豆知識

プレミアリーグがついに終了し、こちらの振り返りも行っていきたいところではありますが、リーグ終了ということはつまり夏に向けての動きが本格化するということでもあります。

アーセナルはまだELを残していますが、他のクラブはもうオフに突入する時期であり、そうなれば移籍交渉が行われ始めることでしょう。今の時点でまだそこまで信ぴょう性がありそうな具体的な噂は出ていませんので(マルティネッリを除く)まずは序章ということで、選手の移籍の仕組みやそれに伴う用語の解説を行っていきます。

個人合意(選手と移籍先クラブとの合意)

移籍の話でよく飛び交うのが個人合意、という単語ですが、これはagreement with the playerあたりの訳語で、大体の場合、選手獲得を狙っている側のクラブとターゲットの選手間での、入団の意志や入団後の待遇についての合意を意味します。

もちろんいろいろなケースがありますが、クラブどうこう以前に選手が移籍するつもりがなければ何も始まりませんので、基本的にはクラブ間の合意よりも個人合意のほうが先に得られることが多いです。

その逆のパターンとしては親クラブが選手に君を売却したいと思っていることを告げ、こういったクラブが興味を示しているんだがどうだね?という話を持ち掛けるということもありますが、基本的に獲得がうわさされる人気銘柄的な選手はまず個人合意から入ることが多いようです。

ただ、逆に言えば、個人合意は移籍が実現するかどうかはそこまで強い関連性がない、とも言えます。ステップアップを望んでいる選手であれば、例えばアーセナルからのオファーを断る理由は特にないので、比較的簡単に選手からの合意は得られます。したがって、問題はアーセナルが選手の親クラブとの交渉をいかにまとめるか、ということになってくるので、個人合意=移籍間近ではないので注意が必要です。

クラブ間合意

逆に、こちらが報道されたら移籍間近といってもいいのがクラブ間合意です。移籍金についての交渉さえまとまれば後はスムーズにいくことが多く、(仮にまだ同意していなかったとしても)選手を説得するのはクラブほど困難ではないですし、あとはメディカルでケガなどを抱えていることが明らかになったりしない限りは、移籍が実現することが多いです。

契約解除条項(Release Clause)

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その際に大きな役割を果たすことがあるのが契約解除条項で、予め選手とクラブとの契約内に存在することがある条項で、獲得を希望する側のクラブが一定額の違約金を払えば、現クラブとの契約を解除する、と前もって定めておくためのものです。

この条項額に達しない場合でも交渉次第でクラブ側が了承すれば移籍は可能なので、どちらかというとこれは将来のステップアップを希望する選手に有利に働く制度ですね。

ただ、最近は契約の形態も色々と複雑化しており、7月の特定の一週間のみ発動する契約解除条項、などといった限定的な条項もあるようですし、アーセナルがスアレスの契約に4000万£を超える移籍金であれば契約解除できるという条項があると思い込んでいたため4000万1£でオファーを出したが実際にはそんな条項はなくリバプールを激怒させてしまった、といった事件もあったように情報をしっかりとつかむのも現代フットボールの仕事の一部のようです。

エア記事に騙されるな!記事に良くつかわれる用語集

ここからは(いつものことではありますが)独断と偏見にしか基づいていない解説になりますのでその点はご了承ください。笑

興味を持っている(interested)/考慮している(considering)

基本的にゴシップ紙は事実ではなくても派手な見出しを作らなければなりませんので、そんなときに大助かりなのがこういった用語です。当然ながら具体的なアクションは何もいりませんし、頭の中のことは誰にもわかりませんので、とりあえず興味を持っている/考慮していることにしておけば嘘にはならないわけです。

いくつも”アーセナルが興味を持っている”系の記事は出るかと思いますが基本的にはこれらはまだスタート地点くらいなので、移籍の実現可能性とはほとんど関係ないと言い切ってもいいのではないかと思います笑

望んでいる(would like)

こちらは主に選手側の視点で使われる言葉で、A would like a move to Arsenal(Aはアーセナルへの移籍を望んでいる)のような形で使われます。

ただ、基本的にはこちらも上の興味を持っていると同じレベルの話で、実際に交渉が何も始まっていなくとも、選手が移籍を望むのは自由ですので、こちらもあまり現実的な可能性とは関係がありません。

喜んでいる(flattered)

こちらもちょくちょく使われる言葉で、同じく具体的な話は何も進行していない場合は多いのですが、選手がクラブが興味を抱いているという報道を受けて喜んでいる、という話ですね。

先日はラカゼットがバルサが興味かという報道を受けて喜んでいる、という話が出ていました。とはいえもちろん選手の気持ちと移籍の話が進んでいるかどうかはあまり可能性がありませんので、”もし”実際に具体的な交渉に進展すれば選手と移籍先候補のクラブは合意位に至る可能性が高い、くらいにとらえておくのがよさそうですy

計画している(plan)/見据えている(eye)

planは実際の動きまでまだ時期がある段階、例えば今のような時点でよく使われる言葉で、またeyeは訳すのが難しいのですが、見ている、つまり視野に入れている、意味合い的には考慮している/検討しているなどとそこまで違いはない、しいて言うのであれば若干前向き、くらいでしょうか。

他の語と同じようにセンセーショナルな見出し用に良くつかわれる語なので、実際の状況がどうあれこれだけでは信ぴょう性の判断は難しいといえます。

じゃあ実際に移籍が起きそうな場合はどんな報道がされるの?

基本的には飛ばし記事と同じように興味、などから始まって、そこから(選手とクラブではなく)”クラブ間で”すでに交渉中、あるいはそれがさらに進んで、交渉の進んだ段階/最終段階などという話が出始めたらこの時点で初めて大分現実味が出てきたな、という感じですかね。

もちろんそこから交渉がまとまらない可能性も大いにありますが、実際に交渉中という話が複数メディアで出てきたら割と信頼していいのではないかと思います。

そしてそこからclose to agreeing(合意間近)、reached an agreement(合意に達した)などと続いて、最終的にはBBCあたりが報じ始めて公式!という流れになることが大体の場合は多いかな、という印象ですね。

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