アーセナル22/23シーズン選手採点 MF編その2
マルティン・ウーデゴール: 10
約10年前に欧州サッカー界を神童として騒がせながら、レアル・マドリードでは輝ききれなかったウーデゴールだが、今季のプレミアリーグでの活躍はついにその頃にファンが想像した通りのものに近づきつつあると言っていいだろう。
昨季の時点でアーセナルの攻撃の中心としての地位は確立していたものの、今季はキャプテンも任されながら、その得点力を開花させた。
シュートにより積極的になったのに加えてそのミドルシュートの精度は目を瞠るものがあり、結果的にマルティネッリと並んでチームトップタイとなる15得点を記録した。オープンプレイからの得点数はMFとしてはジェラードやランパードといった往年の名手たちを上回り、昨季のデブライネと並んでプレミアリーグ史上最多タイという偉業だった。
もちろん同時に8アシストも記録し、随所に意外性あふれるお洒落なプレイも見せながら、チャンス創出も行っている。
アーセナルファン投票によるシーズンMVPにも選出。
🥇 First place in our Player of the Season vote…
— Arsenal (@Arsenal) June 9, 2023
🇳🇴 Martin Odegaard 🇳🇴
🏟 45 games
⚽ 15 goals
🤝 7 assists
What a campaign from our captain ❤️
今季のウーデゴールはxGを実得点が大きく上回っていたため、どれだけこれが継続できるかは少々不透明ではあるが、一方でミドルシュートを決められるのであれば安定して得点を稼ぐことも可能だろう。
来季は2桁得点2桁アシストにも期待できるだろうか。
ファビオ・ビエイラ: 5
イングランド1年目となったシーズンは途中交代も多いながらプレミアリーグ22試合に出場、そもそもポルトガルリーグでもそこまで試合経験豊富とは言えない若手としては及第点、といったシーズンだろうか。
散発的にポテンシャルは見せるながらも、一発の仕事が出来ない際には完全に試合から消えがち、というMFなのにストライカーのようなプレイスタイルなのは個人的には興味深かった。
プレミアリーグでの1年を終え、来季どれだけのパフォーマンスを見せられるかがアーセナルでのキャリアの分水嶺となるかもしれない。
エミール・スミスロウ: 4
昨季はそこまで出場機会は伸びなかったながらもチームの重要な一員として機能し、多くの得点を記録しただけに、今季は悔しいシーズンとなった。
前半は怪我に悩まされ、怪我から復帰後もついにチームでのポジションを掴み切れなかった。昨季左サイドで出場機会を分け合ったマルティネッリが好調だったというのもあるが、アーセナルは冬にトロサールも獲得しており、スミスロウが左サイドでプレイする所は中々イメージしづらくなってしまっている。
夏の放出なども一時期は噂されたが、報道によればクラブはスミスロウを戦力として計算していると告げたそうなので、来季が彼にとっての正念場となることだろう。
🥇 First place in our Player of the Season vote…
— Arsenal (@Arsenal) June 9, 2023
🇳🇴 Martin Odegaard 🇳🇴
🏟 45 games
⚽ 15 goals
🤝 7 assists
What a campaign from our captain ❤️
けがなしでフルシーズンプレイする所を見てみたい、と同時にアルテタがスミスロウのポジションをどう考えているかも興味深い所だ。
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