【インタビュー】キーラン・ティアニー
英紙スコティッシュ・サンにキーラン・ティアニーの興味深いインタビューが掲載されていましたので、アーセナルとティアニー自身に関係のある部分を翻訳しました。
日本のタレントを見事に発掘したポステコグルー率いるセルティックが躍進しているが、チームメイトからはトミーと呼ばれているアーセナルの冨安健洋が日本人選手に関しては、キーラン・ティアニーにとってまるでウィキペディアのような存在となっているそうだ。
今でも古巣のセルティックを応援しているティアニーはクラブに新しい日本人選手が加わるたびに冨安に彼らについて聞いているという。
『Jリーグは普段は観ないからね、日本から来た選手についてはあまり詳しくなくて、いつもトミーに選手の情報を聞いているよ。前田はW杯でトミーとチームメイトだったしね。いつもトミーは彼らについてポジティブなことを教えてくれるからうれしいね。
もちろん、トミー自身も素晴らしい選手で素晴らしいチームメイトで友達でもある。トミーとはよく話すし、練習の間に一緒にセルティックの試合を観たりするね。トミーをセルティックファンにしようとしているよ!
トミーは一回子供の頃の俺が中村俊輔のスパイクをもらってる動画を見せてくれて、あれは面白かったな。ずいぶん前からあの動画のことは知っていたみたいだ。
中村はトミーの子供の頃のヒーローの一人だと言っていたけど、それは多くの日本人選手にとって言えるだろうね。』
また、ティアニーはキャリアのうちでどこでプレイすることになっても、スコットランドで育ったというアイデンティティは忘れることはない一方で、最近はより慣れてきたと感じているようだ。
『もちろんいつだって故郷は良いものだけど、最初の年と比べると大分落ち着いたね。もうアーセナルで4シーズン目だなんて信じられないよ。
アーセナルのようなクラブで100試合以上に出場できるなんてすばらしいことだし、これは皆に自慢できることさ。
ただ、俺はどちらかというと静かな生活を好むタイプだから、ロンドンの街に出かけたりということはあまりないね。
練習して、家に帰って休んで、家の近くで食事をして、というくらいかな。ただ、そういう生活が気に入ってるんだ、問題はないよ。
スーパースターになったように感じて調子に乗ったりすることはない、というのは昔から何も変わらないよ。そうやって育てられたし、そういったものへの憧れもない。そんな風になるのは家族に悪いしね。それがうちの家族のやり方ってやつさ。いつだって変わらないね。』
また、アーセナルではスターとなったティアニーだが、昔からの友人との関係性なども、特に変わりはないようだ。
『友達とはそこまで頻繁にサッカーの話はしないね。彼らが俺のパフォーマンスについて話したりとか、試合で起きたことについて話したりとか、そういったことは全くないよ
「何時にプレイステーションログインできる?」みたいなやりとりばかりだ。俺がプロサッカー選手になったからと言って何か扱いが変わったりとかもないな。今だって時々は言われたい放題だよ。』
また、ティアニーによると、スコットランド人選手としては史上最高額となった移籍金にも特にプレッシャーなどは感じていないそうだ。
『まあ、プレミアリーグの移籍金としてはそこまで大きな額ではないからね。もちろんスコットランド人としては最高額だけど、それにプレッシャーを感じることはないよ。誇りに思うだけさ。労働者階級の家庭に生まれ、セルティックのアカデミーで育って25m£の移籍金が付くようなサッカー選手になれたことは誇りに感じている。
もちろん、だからと言って自分の何かが変わるわけではないよ。ここまで来るにはハードワークが必要だったし、それは今後も同じさ。』
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