【徹底分析】ジョアン・フェリックスはアーセナルにとって素晴らしい補強になるだろう
2019年に113m£という超高額の移籍金でベンフィカからアトレティコ・マドリードへと移籍したジョアン・フェリックスだが、シメオネ体制のアトレティコに完全に適応したとはいえず、どうやら1月に新たな活躍の舞台を模索しているようだ。
彼は次の移籍先を慎重に選ぶ必要があるが、アトレティコでは絶対的な立場を勝ち取れていないとはいえそのポテンシャルに疑いの余地はなく、多くのクラブがフェリックス獲得に興味を示している。
アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、PSGからの興味が報じられており、彼は近いうちにキャリアを軌道をより上向けるために新天地を目指すことになるかもしれない。
フェリックスの強み①華麗なボールタッチとパス
フェリックスは判断スピードの速さと華麗な足さばきを兼ね備えており、魔法のような一瞬を作り出し、試合を変えることができる。ボール保持時にチームにとって大きな武器となる選手だ。
彼の技術とチャンス創出力は素晴らしく、ファイナルサードで違いを作ることができる。どちらかというとトップ下での起用を好むタイプだが、サイドやゼロトップ的にストライカーとしてもプレイできる。ポジションがどこであろうと、ボールを持った際には相手にとって非常に大きな脅威となる選手だ。
敏捷性とボディバランスの良さを生かして一人で相手陣を破ることができる選手でもあり、速度変化や華麗なフェイントも得意だ。
周囲の状況を把握する能力が高いため、フェリックスはパスを受ける時点ですでに、次の一歩に向けた最適な姿勢を作ることができる。そして、同時にターンから相手をかわすことができるか、それともどちらか特定の方向に向けてファーストタッチでボールをコントロールし、一旦ボールを持つべきかの判断を適切に下すことができるのだ。
重心の低さとボールコントロールの巧みさは相手を引き付けてスペースを作るだけではなく、ファウルを得るのにも役に立つ。
上に述べたこれらの素質に加え、超人的な視野と意外性のあるパス能力も備えているため、彼の攻撃面での脅威はより増す。チームメイトの動きを見ながらどのタイミングでチャンスを生み出すパスを放てばよいかをフェリックスは把握しており、彼は相手陣を崩すのが非常にうまい。
ラインブレイクパス、裏へのスルーパス、ロブスルーパス、サイドからのクロスや、グラウンダーでのカットバック、おしゃれなヒールパスやフリック、ダイレクトでの壁パスとパスの種類を問わず、フェリックスはどんな状況でもその状況に適したパスを持ち合わせている。
ミドルサードからファイナルサードへのボール前進も得意としつつ、ファイナルサードで決定的なパスを出すことができるのがフェリックスの最大の強みの一つだと言えるだろう。
フェリックスの強み②得点力
だが、彼はドリブルでボールを持ちあがれ、チャンス創出ができるだけの選手ではない。彼は1対1からやアクロバティックな形でクロスに合わせたり、中長距離からのシュートで得点を挙げることもできる。
彼は遠距離からのシュートにも自信を持っており、これに相手は警戒する必要がある。
フェリクスの強み③中盤に下りるタイミングの良さとスペースを見つけ出す嗅覚
また、フェリックスは動きも上手いし、特にスペースが開いた瞬間にそれに反応するのがとても素早い。彼は試合展開を読んでリンクマンとしてパスの受け手になってくれる。
フェリックスは常にスキャニングで回りを見ることを怠らず、微妙にポジションを調節ながら空いたスペースを狙っており、中盤に下りていくときの判断が上手いため、これにより数的優位が生まれ、チームはボールをスムーズに前に運ぶのを手助けしてくれる。
また、同じように裏のスペースを見つけ出すとそこに向かって走るランも得意としており、常に相手DFは神出鬼没のフェリックスの動きにどのゾーンで誰が彼をマークすればいいのか悩まされることとなる。
まとめ
リーグは違うが、スタッツで見るとフェリックスの数字はジェズスに少し近いものがある。ボックス内でのボールタッチ数はジェズスの方がかなり多いが、ボール前進ではフェリックスに分がある。
アトレティコでは思うような活躍が見せられていないが、フェリックスは全てのプレイを高い水準でこなせるアタッカーだ。よりボールを保持する時間が長く、自由が与えられるチームに場を移せば素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるだろう。
自身のプレイに関してフェリックスは以前アスレチックのインタビューで『もちろん責任は忘れてはいけないが、出来る限り楽しむようにしているよ。僕のプレイを見る人にも楽しんでほしいんだ。ビッグゲームこそなの市まなくちゃね。僕の能力を見せるチャンスでもある。カカやクリスティアーノ、メッシ、ネイマールのプレイを見るのは楽しいね。彼らのドリブルが好きだし、皆ボールと一緒に楽しんでいるみたいだ。こういった選手が僕がサッカーを見るのが好きだった理由でもある。だから僕は相手DFを突破しようとするんだ。ファンも楽しんでくれるしね』と語っていた。
クオリティにあふれる若手FW、ジョアン・フェリックスの獲得レースをどのクラブが制するのかは非常に興味深いところだ。
フェリックス自身にとって重要なのは、彼が最も輝ける環境を備えたクラブを選ぶことだろう。
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コメント一覧
元々ジェズスのリプレースのはずが買取opつけてローン代で譲歩を引き出す、いざとなればうっちゃれる
でも余計ややこしくなってないかい
たしかウーデゴー2.8mデニススアレスが2m、さすがに半年5~6m程度
仮にまとまってもユナイテッドがメンツのためだけにおそらく乗り出す
アルテタはウーデゴージェズスも一時のエジルも
不安を理解し特性を理解し起用法を確立させてハードワークに注力させてキャリアに注力させるのは上手い
メンデスがカネだけじゃない選手のために判断して動くかにもよる
おそらくダブルタッチはおまけみたいなもの
フィジカルレベルもある、ヘディングも上手い、ゴール前のダイレクトプレーも上手い、ロングカウンターもお手の物
カレを見れば誰もが期待をする
ただジェズスほどのインテンシティは感じない
むしろ指摘の通り正しいポジション正しい選択を理解するあまりプレーが待ちになりがち試合に消えがち
ジェズスにも言えるかもしれないが
能力が高く何でも出来るあまりにギリギリの局面で正攻法になりがちで読まれやすい
メッシやロナウドは相手を殺すプレー以外は捨ててるといっていい
ケガ含めてアーセナルにとって勝手がいいのはローンですかね、、