アーセナル22/23選手紹介兼シーズンプレビュー 監督: ミケル・アルテタ

選手紹介

今季のプレミアリーグも開幕目前!ということで、選手紹介兼シーズンプレビューです。まずは監督から!アーセナルのチーム全体についても少しだけ触れています。


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2011~2016年にかけてはアーセナルに選手として在籍し、キャプテンまで務めた。もともとはバルセロナのアカデミー出身で、引退後は盟友ペップ・グアルディオラの下でアシスタントコーチを務めたのちに、アーセン・ベンゲル後に監督を務めたウナイ・エメリが成績不振に伴って解任された跡を継ぐ形で2019/20シーズン途中でアーセナルの監督に就任。

現在まだ40歳と若く、プレミアリーグの監督としてはずっと最年少となっている(最近はパーカー、ランパード、ジェラードなどほぼ同世代と言ってもいい監督も増えているが)。

就任後は2年連続でアーセナルは8位となってしまうなど、若手監督、かつクラブ再生という大仕事だからある程度時間が必要とは言っても一体いつまで待てば良いのだ、などといった懐疑的な声が上がることもあったが、昨季はあと一歩CL出場権獲得のために必要な4位にこそ届かなかったものの、明らかにチームのパフォーマンスには改善の兆しが見られ、リーグ5位とアーセナルを立て直すことに成功。契約延長も勝ち取った。

この夏に関してはジェズスとジンチェンコを古巣のシティからアーセナルに呼び寄せたりと選手獲得でもコネクションを活かしており、そろそろ実質的にアルテタの望むサッカーを行うために必要なスカッドはほぼそろったと言っていいだろう。

これはアルテタがキャプテンを務めていた時代から言えることだが、素晴らしいリーダーシップを持ちながらも、かなり厳格な人物、かつ信頼される相手からは信頼されるし、合わない相手とはとことん合わない、というタイプの様で、監督就任後も選手からの信頼は非常に篤い一方で、かなりの数の選手たちが構想外になりクラブに去った。

この選手のマネージメント手法には賛否両論あるものの、やはりこれも最終的には結果が全て、ということになるだろう。

態度面の問題でメンバー外、クラブを放出となったオーバメヤンの後継キャプテンとして今季指名したのはマルティン・ウーデゴール、派手に周囲を引っ張るタイプではないものの、冷静で戦術眼を持った模範的なプロフェッショナル、とほんの少し選手時代のアルテタを感じさせるし、人選に監督のキャラクターも現れているように感じられる。

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昨季のパフォーマンスにこの夏の補強、特に新エースストライカージェズスの上積みがあれば、今季は十分4位が狙えるはずだ。逆に言えば、今季CL出場権を勝ち取れなければ、去就が取りざたされることになる可能性はある。

夏の補強は順調に進んでおり、サリバの復帰、もあり昨季の一番の課題で合った選手層の薄さも解消されている。プレシーズンではジャカが良いプレイを見せており、もしこのまま補強がなかったとしても、中盤もそこまで問題はなさそうだ。

もともとアーセナル監督就任当初からナイルズをサイドバックで起用して見たり、冨安を獲得したりと、基本的にはサイドバックに中に入る動きを求めることが多いアルテタだが、今季は、左サイドでも中に入ってMFのようにプレイできるジンチェンコが加入しており、これを受けて何かチームの戦術に変化があるだろうか。

前線にもタレントが揃っているし、アルテタが今チームに在籍している選手たちをどのように起用するかは非常に楽しみだ。

今季の監督としてのアルテタの懸念点を強いてあげるとするのであれば、交代策だろうか。そもそも選手が揃っていなかったということもあるだろうが、昨季のアーセナルは一度ビハインドになってしまうと試合をひっくり返すことが全くできなかったし、アルテタは交代の仕方に関してはまだ成長の余地を感じさせた。

今季からは5人交代が可能となるため、より交代の重要性や出来ることは増えるはずだが、それがどう影響してくるかは注視したい。

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Posted by gern3137