【徹底分析】アーセナルはパトリック・シックの獲得を目指すべきである 後編
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守備面
ストライカーにはつきものではあるが、パトリック・シックの守備時のプレイを収めた動画はほとんどない。実際の所、ワイスカウトのライブラリーを全て見てみても、フルマッチ動画以外でシックの守備の動画は1本もなかった。
わかっていることとしては、彼がボールを奪おうとするとき、タックルに飛び込んでいくことはあまりしない、という点くらいだ。彼はそれよりもより忍耐強くスペースを消そうとし、ボールを奪うのに適したタイミングをうかがうことが多い。
彼は自身のフィジカルを活かして有利に守備を行うことも出来る。
パトリック・シックのスタッツ
xGで見ると、今季のシックは9.5を遥かに上回る16得点を挙げており、ここまで44本のシュート(うち19本が枠内)を記録している。
シュート一本当たりのxGは0.216となっているが、このような上振れは長期的に見て維持できるものではないだろう。
だが、昨季以前のデータを見てもシックは一貫してxGを少し上回る程度の実得点を挙げているので、今季ほどではないにせよある程度の決定力は期待して良いはずだ。
アーセナルはFWに前からのプレスを要求するタイプのチームであり、シックのプレス数の少なさに懸念を感じるアーセナルファンもいるかもしれない(90分当たり8.19、うち成功は2.19)。
だがこれはシック自身というよりもレバークーゼンの戦術に理由がある可能性がある。彼がライプツィヒにローンに出ていたシーズンは今よりもはるかに高い数字を記録していた(90分当たり15.93、うち成功は2.49)からだ。
総合的に見て、データはシックが彼が多くの強みを備えた効果的なストライカーでアリ、アーセナルに貢献できる選手であるということを示している。
まとめ
エドゥとアルテタは欧州の人気銘柄ではなく、少し意外な選手に注目することで賢い選手獲得を行うことが出来ると証明して見せた。
プレミアリーグでの経験が既にあるドミニク・カルバート=ルインの方が安心かもしれないし、誰もが注目しているビッグネームはヴラホヴィッチだ。しかし、この2人の移籍金はかなり高額になるだろう。
一方パトリック・シックはレバークーゼン移籍して以降自身の評判を確立し、オーバメヤンとラカゼットの両方の素質を備えたオールラウンドなストライカー、というアーセナルの求める選手像とも合致している。
彼の獲得はよりスマートで良いものに感じられるし、もしアーセナルに移籍してくれば、今のチームで輝いてくれるに違いない。
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ディスカッション
コメント一覧
Xgがーじゃなくて試合見ろよと。心配しなくてもジョナサン・デイビット取るから。コメントとして残しておこうっと。
噂上がったなかではクルゼフスキなんかおもしろいかなと
若くてデカくて安くて動けて器用で走れて守れて左利きで安ければいいんじゃないでしょうか