ウィリアム・サリバをめぐる状況
2019年の夏にアーセナルが獲得したウィリアム・サリバは、この時ヨーロッパで最も注目を集めるDFの一人だった。彼はトッテナムやユナイテッド、エヴァートンやアトレティコ・マドリードではなく、子供のころからファンだったというアーセナルを選択した。
だが今そのサリバは4番のユニフォームを渡されながら、スカッド入りすらさせてもらえず、実力不足とされているのはなぜなのか、そしていつになれば機会が与えられるのかも分からない日々が続いている。
特に、怪我をしていたパブロ・マリとチェンバースという二人のCBが選ばれたにもかかわらず、サリバがELのメンバー外となったのにはファンの間で困惑が広がった。
サリバは5月に家族との死別を経験しており、どんな人物にとってもこれは辛いことだが、彼の友人によると、サリバはこれに対してとても強い心の強さを示しているという。
我々(訳注: football london)の情報によると、サリバはなぜメンバー外なのか直接聞かせてもらっていないそうだ。アルテタは以前今年はサリバにとって"適応の年"だとコメントしていた。
サリバのアーセナルでのここまで
- 2019年7月 アーセナル加入 サンテティエンヌへ再レンタル
- 2020年7月 アーセナルとサンテティエンヌがローン延長に合意できず、サリバはカップ戦決勝に出場できなかった。この際サンテティエンヌは、アーセナルが"スポーツ面金銭面で受け入れがたい条件を提示"したと非難。アーセナルはアーセナルの選手の福祉を犠牲にするつもりはなく、金銭面で損をするつもりもなかった"と応戦。
- 2020年10月 ペーパーワークの不備により、サリバのサンテティエンヌへの二度目のローンが破談
- 2020年10月 ヨーロッパリーグのスカッド登録漏れ
- 2020年10月 アルテタはサリバを外したことを後悔しているとコメント
- 2020年12月 アルテタが『スペースが出来、彼が準備できていると思ったタイミングで彼はプレイする』とコメント
- 2020年12月 サリバがゲンドゥージのインスタグラムに"監禁中"とジョークのコメント。
- 2020年12月 カラバオ杯シティ戦でメンバー外、その後の会見でアルテタが『1月にどうなるか様子を見よう』とコメント
ここまでサリバはU-23の試合でいくつか出場した程度だが今季前半のパフォーマンスが彼のメンバー外の理由だと、アーセナルのソースは語っている。
アルテタはサリバは良くなっている、と語るがサリバ自身は出場機会が全く得られていないことにフラストレーションをためているようだ。
ヨーロッパの多くのクラブがサリバの動向を注視しており、最近はPSVが獲得状況についてアーセナルに問い合わせたそうだ。
最終的に彼がどこにローンに出されるにしても、サリバはアーセナルのファーストチーム入りに足る選手だとしそこで証明してくれるだろう。
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