【アーセナルの夏のターゲット】アクセル・ディサシ スカウティングレポート
サリバが夏にアーセナルに加わることはもう決定しているが、18歳の選手がアーセナルの守備の綻びを全て解決してくれると期待するのはやりすぎだろう。
また、この夏アーセナルが比較的移籍金の安い若手に目を向けるのも当然の流れであり、完成品というよりも新たなタレントを呼び寄せようとするはずだ。
その流れはルーカス・トレイラ、マッテオ・ゲンドゥージ、マルティネッリ、ティアニー、ペペといった選手獲得に既に現れている。
この数週間の報道によると、アーセナルがここに加える可能性のある若手の一人が、アクセル・ディサシで、強い興味を持っているらしい。
ディサシのここまでのキャリア
ディサシはパリ近郊に生まれ、2014年に16歳でパリFCに加わった。その2年後にランスに加わり、そこでトップチームデビューを果たすことになる。
その次の17/18シーズンには、2部のランスで11試合に先発し、チームの昇格の手助けした。したがって、その翌年はより出場機会が得られるだろうと期待したものの、リーグアンでは4試合しか出場できず、その期待は裏切られることとなった。
だが今季ついにディサシはランスでスタメンの常連入りすることとなる。エンゲルスがアストン・ヴィラに移籍したのに伴って、その後任に収まったのだ。
そして、今や彼はリーグトップレベルの守備を誇るランスの守備陣の一員だ。この2シーズンで彼はピッチ内外で素晴らしい成長を見せた。ランスはリーグワン6位でシーズンを終え、28試合で21失点しかしていない。これは、27試合で24失点のPSGをも上回る数字だ。
PSGも相手も含め、ランスはなんと今季11度のクリーンシートを記録している。
ディサシの強みと弱み
ディサシは3月に22歳になったばかりで、188cm身長がある。彼にはトップレベルのCBになれる素質がすべて備わっているように見える。
とても力強く、ボール保持時も落ち着きを失わない。現状のフランスの若手DFの中では最もオールラウンドな選手の一人だ。そろそろ、もう一レベルステップアップする準備は整ったに違いない。
・守備範囲の広さ
・サッカーIQの高さ
・体を使ってボールを守る上手さ
なども備えている。
タックル成功率も66%と非常に高い。例えば、アーセナルかにゅが決まっているサリバのリーグアンでのタックル成功率は47%だ。タックル以外のボール奪取もうまく、一試合当たり平均して10回のボール奪取を記録している。
また、後ろからつなぐサッカーにも対応できる技術も持ち合わせている。パス成功率は84%で、これはサリバの88%には少し劣るものの、もう一人のリーグアンのアーセナルのCBターゲットとされるガブリエル・マガリャンイスの82%を上回っている。
また、今季のクリア数とブロック数は一試合平均してそれぞれ3.6回と1.0回で、これまたアーセナルのターゲットであるウパメカノ(アーセナルのターゲットの数は非常に多い)の3.2と0.7という記録を上回る。空中戦勝率は62%だ。
とはいえ、彼はまだ粗削りな選手でもある。ここまでランスでは31試合の出場経験があるだけで、トップレベルでの経験が多いとは言えない。また、少しボールを持ちすぎることがあり、その結果、パスのだし先を誤ることもある。
そして、これは不必要なファウルにつながることも多い。
移籍金に関して言うと、残り契約が一年となっており、今のところランスとの契約延長の話も出ていないディサシは15m£程度での獲得が可能なようだ。
source: https://www.gunnerstown.com/arsenal/2020/06/23/who-is-arsenal-target-axel-disasi-a-scouting-report/
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