ラムジーの代役としてアーセナルが狙う4人のターゲット
来季のアーセナルのメンバーには、一人の選手が欠けることがもうすでに獲得している。この空席は目立つことになるだろう。ここ11年間で初めて、アーロン・ラムジーがいないのだから。
アーセナルがラムジーとの契約延長交渉から手を引いたのとは対照的に、ユベントスが破格の待遇をオファーし彼をゲットすることに成功した。
チームの重要なピースが欠けることが確定している以上、サンジェイ率いるフロント陣は彼の穴をこの夏埋めなくてはならない。
もちろんこれはラムジーと全く同じタイプの選手を獲得しなくてはならないという意味ではない。だが、MF不足に陥ることは間違いなく、理想的には、ラムジーと同じように、攻守両面で貢献できる選手が獲得できれば最高だろう。
本格的な交渉はまだこれからだろうが、既にいくつか名前が挙がっている選手たちがいる。今回は、その中から可能性がありそうな4人の選手たちに絞って、誰がラムジーの代役となるのにふさわしいのか分析していく。
ニコロ・バレラ
Embed from Getty Imagesこのカリアリ所属のMFは冬のチェルシー加入が報じられたが、出場機会の懸念から断念したという経緯がある。サッリが指揮をとっている間は恐らくチェルシー移籍はないだろう。
その間にアーセナルはバレラへの注目を強め、イタリア-フィンランド戦にスカウトを送り込んだと伝えられている。
もしこれが事実だとすれば、アーセナルのスカウトは感服したことだろう。彼はヴェラッティとジョルジーニョの隣で輝き、イタリアにリードをもたらす得点も決めて見せた。2本のキーパスと4つのタックルを記録し、ピッチの両側でインパクトを残せることも証明している。
バレラはカリアリでも同じように活躍を見せているが、33試合で1ゴール3アシストという数字は、彼がラムジーほど直接点に絡むことはないだろうということを示している。とはいえ、それでもアーセナルの中盤のオプションとしては申し分ない獲得になるだろう。
だが、そのようなクオリティは安くはない。最低でも40Mの移籍金はつくだろうといわれており、チェルシーのように他に興味を持つクラブがいることで、彼の値札はさらに吊り上がる可能性もある。もしそうなってしまえば、彼だけでアーセナルの予算のほとんどを食いつぶしてしまうかもしれない。
バレラを現実的な選択肢として考えるには、何人かの選手売却を行う必要があるかもしれないが、彼がエメリのチームに素晴らしいクオリティをもたらすことは間違いない。
クリストファー・ヌクンク
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アーセナルはヌクンクを1月に獲得することを望んでいたが、厳しい予算の制約のおかげで、非常に複雑なレンタル契約をPSGと交渉する必要があり、それは叶わなかった。だが、彼のことはエメリも高く評価しており、今もまだ彼の獲得を狙っているようだ。
誰を獲得するにせよ、エメリがチームに8番タイプの選手を加えたがっていることは間違いない。そういった意味ではヌクンクは最も適任で、彼は若くエネルギーにあふれ、ピッチの両側でチームを支えることが出来る。
昨シーズンエメリは試合の後半にヌクンクをベンチから出場させることが多く、中央又はサイドから、彼のエネルギーを試合終盤に活用しようとした。
アーセナルのヌクンク獲得が失敗に終わって以来、PSGのトゥヘルはよりヌクンクを起用するようになっており、2月以来彼は5試合もフル出場を果たしている。
だが、それでもPSGはクロースやンドンベレへの興味が報じられており、ヌクンクを売却するつもりはあるようだと噂されている。もちろん安い買い物とはならず、少なくとも25Mはアーセナルは彼の獲得のために支払う必要があるだろう。
だがそれでも、この4人の中でアーセナル加入の可能性が最も高そうなのはヌクンクに思える。
ジョー・アリボ
Embed from Getty Imagesもしヌクンクとバレラが高すぎるということであれば、より近くに、粗削りではあるものの魅力的なオプションもある。それが、チャールトンのMFアリボだ。
彼はフリーで獲得が可能で、移籍金がかからない。アリボはヴィエラに例えられることもある選手で、エメリがラムジーにのぞんだようなダイナミックさをもたらしてくれるだろう。
彼はイングランド3部の最も有望な若手の一人としての地位を勝ち取り、チャールトンでは今季7得点も挙げている。
チャールトンはまだ契約延長の望みを捨てていないようだが、多くはチャールトンが2部に昇格できるかにかかっているようだ。もしチャールトンが昇格すれば彼は契約延長を決断するかもしれない。もし昇格が果たせなければ、アーセナルを含めた多くのクラブが彼の獲得に動くだろう。
デニス・プラート
Embed from Getty Images実は、プラートは現アーセナルのとある選手の元チームメイトだ。実は、トレイラ獲得が報じられる以前に、トレイラではなくプラートとアーセナルが獲得交渉を開始したとの報道がされていた。
最終的にクラブはトレイラとゲンドゥージを獲得することに決め、確かにこれは素晴らしいビジネスだったといえる。だが、イタリア方面の噂によると、まだガナーズはプラートに興味を持っているようだ。
今季セリエAで1試合当たり1.8のタックル数と1.1のインターセプトを記録しており、彼は守備的なMFとしてジャカ、ゲンドゥージ、あるいはトレイラの隣でプレイできる。そして、彼はトップ下としての素質も備えている。
24歳のこの選手は昨夏22Mの契約解除条項が存在すると報じられており、11月に契約延長したものの、この数字がそこまで大きく上がったということはないだろう。したがって、彼もまた比較的お手ごろなオプションの一人と言える。
(Source:
https://www.football.london/arsenal-fc/arsenal-transfer-news-praet-ramsey-16022919 )
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