ペペがザハよりも良い獲得だと言い切れる3つの理由
サッカーの試合がない状況というのは面白いもので、エメリのインタビューをきっかけに、アーセナルファンは蒸し返しても仕方がない『ペペとザハどちらを獲得すべきだったか』という議論をまたしてもはじめてしまった。
ザハはずっとアーセナル移籍が噂されており、パレスが法外な移籍金を設定するまでは悪くない獲得に思えた。結局ガナーズはザハではなくペペを獲得することを選択したわけだが、今回はペペの獲得の方がより理に適っているという3つの理由を挙げてみたいと思う。
(これに特に大きな意味があるとも思えないが、もうブンデスリーガを見るのも飽きてしまったことだし。)
年齢
もちろん、本当は上げようと思えばペペを獲得すべきだった理由を15個あげることもできるのだが、長くなりすぎるので3つに絞った。中でも最も重要なファクターの一つが年齢だ。
今のアーセナルは変革期にあり、将来に向けたチーム作りの途中だ。したがって、キャリアのピークにある27歳の選手よりも、より将来性がある24歳を狙うのは妥当だろう。
ザハが30台となり、キャリアの終盤を迎える数年後にアーセナルでペペはピークを迎えることが出来る。
ペペの方が結果を残している
簡単な算数の時間だ。
確かに、ザハは素晴らしいプレイを見せることがあり、だからこそこの議論は白熱するのだろう。だが、それはペペも同じことだ。
今季はペペのプレミアリーグデビューシーズンであるにもかかわらず、既に数字に残る活躍という意味では、ザハが最も好調だったシーズン以上の結果を残している。
ザハが最も良い成績を残したのは2016/17シーズンのことで、7ゴール9アシストを挙げ、3000分出場して189分あたり1ゴール又はアシストを記録したことになる。
これは、クリスタル・パレスの選手としては確かに素晴らしい成績だ。
だが、今季批判されることが多いペペだが、プレミアリーグで4ゴール6アシストを記録しており、彼は今季1500分しか出場していない。159分あたり1ゴール又はアシスト、ヨーロッパリーグまで含めれば135分あたり1ゴール又はアシストということになる。
これは実際のところ、イングランド1年目の成績としてはとても良い。そして、今季に限った成績を見ても、2500分以上出場していながらザハは3ゴール3アシストしか出来ていないのだ。これは4試合に一度程度しか点につながるプレイが出来ていないということになる。
もちろん、ザハはプレイするチームの影響があるなどといった言い訳を考えることが出来るが、シンプルに数字が違いすぎる。
アーセナルの選手を全力でサポートしよう
昨夏の時点で、ペペとザハ両方の獲得の噂が出た際に、ファンが熱く議論を戦わせるのは理解できることだった。サッカーファンというのは、選手獲得の噂が上がった選手に対してあれこれ言うのを楽しむものだからだ。
だが今や今季ももう終わりかけで、ザハと比べてペペは、などといった議論はされるべきではないだろう。
理由は簡単、既にペペはアーセナルの一員で、我々のクラブを前に進める存在だからだ。数字がそれを証明している。しかも、イングランド1年目で3人の監督を経験し、しかも、そのうちの一人には高く評価されていなかった。
したがって、ザハがパレスでザハなりの問題を抱えているのは事実だが、ペペもまた、アーセナルで不利となる条件は山ほどあったのだ。そして、今季の順位を見ればパレスはガナーズと勝ち点4しか差はなく、特にザハの方がそこまで不利な条件だったとは言えない。
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